新月9出演の古川雄輝、話題作へ抜擢続く「やらずに後悔する方が嫌」 プライベートを紐解くQ&Aも<モデルプレスインタビュー>
2015.10.05 17:00
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女優の石原さとみと俳優の山下智久が共演するフジテレビ系10月期新月9ドラマ「5→9~私に恋したお坊さん~」に出演することが決定した、俳優の古川雄輝。ドラマ「イタズラなKiss」の“入江くん”役で注目を集め、カリスマ的人気コミックの映画化作品「ライチ☆光クラブ」、日韓合作の主演映画「風の色」、SF映画「太陽」など話題作の公開が控える彼は、ブレイク目前の27歳。モデルプレスでは、古川にインタビューを実施し、役者業へかける想いやプライベートな質問までたっぷりと語ってもらった。
“超ハイスペック”な逆輸入俳優・古川雄輝
「リッチマン、プアウーマン」以来、自身2度目の月9出演となる「5→9~私に恋したお坊さん~」は、モテ期到来の主人公・桜庭潤子(石原)とイケメン僧侶・星川高嶺(山下)のラブコメディー。古川演じるエリート商社マン・三嶋聡は、潤子の幼馴染で、星川と彼女の恋に深く関わっていく役どころ。一方、「ライチ☆光クラブ」では、才気とカリスマ性を備えた「帝王」ゼラ役を、さらに「風の色」では主人公とドッペルゲンガーの一人二役に挑戦する。幅広い演技力を武器に活躍の場を広げている古川は、元々2010年開催のホリプロ創業50周年新人発掘オーディション「キャンパスター★H50withメンズノンノ」で演技力を評価され審査員特別賞を受賞。180cmの長身や抜群のルックスだけなく、帰国子女で慶応義塾大学卒、在学中にはダンスサークルの代表務め、ミスター慶応にも輝いた“超ハイスペック”な経歴の持ち主。
「イタズラなKiss」の影響を受け、中国版ツイッターWeiboのフォロワー数が140万人超え、さらに現地では「男神(=「憧れの男性」という意味)」と呼ばれるほどの人気を誇っている。その熱狂ぶりから“逆輸入俳優”として、日本でも本格ブレイクに向け一直線だ。
▼人気の秘密&素顔に迫ったインタビューはこちら
http://mdpr.jp/interview/1524362
話題作に続々出演…同世代は「ライバル」シビアな価値観から見える“本気”
― 新月9ドラマ「5→9~私に恋したお坊さん~」への出演が決定しましたね。古川:はい、エリートサラリーマン役ということで出演させていただきます。社会人役はこれまであまりなく学生役が多いので、似合っていればいいな…と。
― 「ライチ☆光クラブ」では14歳役ですよね。すごい振り幅です。
古川:いろんな役に挑戦できることは嬉しいです。今年から来年にかけて映画の公開が続くんですが、どれも今までやったことのない役です。20代のうちに、演じたことがない難しい役に挑戦していきたいなと思っているのでありがたいなと。特に、「ライチ☆光クラブ」のゼラは一番やってみたかったタイプの役なんです。
― やってみたかった役?
古川:ちょっと頭がおかしいというか狂気じみたような…。役柄としてもあまりないですし、なかなか巡ってこないチャンスなので、僕がやりたかった役No.1。オーディションのときから、この役をやりたいと希望していました。
― オーディションはどのような形で行われたのでしょうか?
古川:映画を撮る1年以上前に受けたんですが、台本をいただいて「やりたい役を言ってください」と言われ、その場で演じる…という流れでした。そのときにゼラ役を希望しました。1年くらい経って忘れてた頃、合格のお返事をいただきました(笑)。
― 念願ですね!古川さんが仰る通り、とても難しそうな役柄ですが…。
古川:そうなんですよね。自分でも難しい役だなと思っていたので、かなり研究しました。原作は漫画ですし、過去には舞台化もされているのでそれを参考に。でも、映画版のゼラを出せるようにって工夫もしながら。役が難しい分、結構台本と向き合う時間が長かったです。
― 具体的には、どんな方法で役作りを?
古川:漫画の世界観をそのまま映画化するときに、リアリティを持たせることが重要だと感じたんです。舞台だといいかもしれませんが、映像だと現実世界にいてもリアリティのあるナチュラルな存在でいなくちゃと。例えば、ゼラは漫画で観ると手の動きが独特で、日常生活じゃしないような仕草をするんです。それに、「バラが必要だ」とか普段は絶対言わないような台詞も多いので、それをどうリアルに見せるかってことを考えました。あと、徐々に狂気的になっていくキャラクターなので、そこにピークを持っていくために逆算しながら役作りしたり。練っていかないとできない役でした。最初から台本ができあがっている映画だからできる役作りです。
― それだけ難しい役だということですよね。その分、プレッシャーは感じましたか?
古川:プレッシャーはないですけど、野村周平さんや間宮祥太朗さんなど同世代の役者さんが多い現場だったので、負けないぞって気持ちは大きかったです。同世代といっても僕が1番年上なんですけど、活動し始めた時期が一緒なんですよね。なので、雑誌の特集でも一緒になることが多いですし。そういうみなさんと共演するということは楽しかったですが、その反面ライバル心のようなものは感じていました。
― なるほど。実際に現場はいかがでしたか?刺激を受けたとか…。
古川:それはないですね。勝手にですが、ライバルだと思っているので。今回、メインキャストとして同世代の俳優8人が出演していますが、その中の1人だけが生き残ることのできる世界だと思っています。その時は、敵として接していたので、撮影中にご飯に行くってこともあまりなかったです。もちろん、撮影が終了したら行きます!
― そういうシビアな世界である、と。同世代の俳優さんはライバル、ということですが、これまで影響を受けた役者の方はいらっしゃいますか?
古川:佐々木蔵之介さんに、すごく衝撃を受けました。共演させていただいたのは、僕が仕事をはじめたばかりの頃だったんですが、頭の回転が速くて「この台本をこう演じるんだ」って衝撃を。頭の速い役者さんってコミカルな演技も素晴らしいので、そういう風になりたいと思っています。あと、蔵之介さんはとにかく優しいんです。僕が悩んでいたらわざわざ「あのお芝居の正解はなんだったんだろうね」って話しかけてくれたこともありました。あの年代の方が、僕の年代にそうやって話しかけてくれるんだって感激しました。人柄も含めて、あんな役者さんになりたいと思っています。
単身NY、芸能界…転機を振り返る「やらずに後悔する方が嫌」
― とても素敵なエピソード、ありがとうございます。話は変わって、高校入学と同時にカナダから単身NYに渡ったということですが、そのタイミングで新しい環境に飛び込もうと思ったきっかけについて教えてください。古川:当時は、日本に帰りたくてしょうがなかったんです。なので、日本人がたくさんいる慶応大学の付属校を選んで、大学ではそのまま日本に戻りました。
― そういった理由が。親元を離れる怖さはなかったのでしょうか?
古川:それはあまり考えなかったですね。オーディションに受かって役者になろうって思ったときもそうでしたが、やらずに後悔する方が嫌なので。もちろん、最初は言葉の壁や人種差別など大変なこともたくさんありました。あとは、かなり日本化された学校だったので、上下関係も厳しかったですし。当時はすごく暗くて、授業中も一言もしゃべらないくらい。日本に来て少し明るくなりました(笑)。
― その最初の一歩を踏み出す勇気を持てない人も多いと思います。
古川:僕の場合は、行きたいか行きたいくないか…あまり深く考えてないんだと思います(笑)。大学に進学するときも、医学部を受験するか迷った時期があったんですが、最終的には行きたいと強く思った方を選びました。
― 自分の信じる道を突き進んできた結果が今に繋がっているんですね。そんな古川さんから、モデルプレス読者に夢を叶えるアドバイスをお願いします。
古川:諦めずに努力すること。途中で諦めてしまうと、夢は終わってしまいますから。例えば、自分でハードルをひとつ下げてみるのも手だと思います。「ここなら狙える」と自信を持ってがんばれるところを狙ってみる。ひとつ上を狙うと、自分が苦しくなったり大変になったりしますから、できることからチャレンジしてみるのがいいと思います。
― ありがとうございました。
【番外編】プライベートに迫るQ&Aをお届け。
Q.今日は私服だとお伺いしたのですが、コーディネートのポイントを教えてください。
古川:ジャケットとか綺麗めなブリティッシュなスタイルが好きなので、今日も好きなものを着ています。あとは、ハットとか革靴、セットアップスーツとかも好きです。最近はファンの方からいただくことも多いので、それを取り入れています。今日着ているシャツもそうです。
Q.好きな女性のタイプやファッションは?
古川:僕が結構子どもなので、精神的に自分よりも年上の女性です。あと、その人特有のオーラを持ってる人。実際の年齢は、上でも下でもどっちでもいいです。外見はとくにこだわりがないんですが、あまり綺麗過ぎると「僕じゃなくても…」ってなってしまいます(笑)。ファッションに関しても、これ!というのが特になくて…その人が好きな服を着ていてほしいです。
Q.告白はするタイプですか?
古川:しないです。完全に両想いだったらするかもしれませんが、相手が自分に興味なさそうだなって感じたらいかないです。
Q.現在、ドラマに映画と多忙な日々を送っているかと思いますが、そんな中で溜まってしまたストレスを解消する方法は?
古川:バラエティ番組を観ること。ドラマとか映画を観ると仕事のことを考えてしまうので、バラエティを。お笑いも好きですし笑うとストレス発散になります。
Q.そのスタイルを保つ秘訣は?
古川:…何もしてないですね。遺伝です(笑)。
Q.最後にモデルプレス読者にメッセージをお願います!
古川:これから控えている映画、そして月9とそれぞれ違う役柄を演じています。これまでとは違った一面を見せることができると思うので、ぜひ楽しみにしていてください。
(modelpress編集部)
古川雄輝 プロフィール
1987年12月18日生まれ。東京に生まれ、7歳でカナダ・トロントへ。以後11年間海外で育つ。高校入学と同時に単身アメリカ・NYへ。18歳で帰国し、慶應大学理工学部に入学。大学では制御理論を研究しエンジニアを目指す。2009年ミスター慶應に選ばれたことをきっかけに、2010年ホリプロ50周年を記念して開催された新人俳優発掘オーディション“キャンパスターH★50withメンズノンノ”にて演技力を高く評価され審査員特別賞を受賞。ドラマ「イタズラなKiss~Love in TOKYO」(2013年※シーズン2は2014年、フジテレビTWO)をはじめ、2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」、映画「潔く柔く」、2015年映画「脳内ポイズンベリー」などに出演。また、2015年冬には映画「ライチ☆光クラブ」、2016年には日韓合作の主演映画「風の色」、SF映画「太陽」の公開が控えている。今年の12月には「Yuki Furukawa Event 2015」と題したファンイベントを、12月22日に東京で、12月25日に大阪で開催する。
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