モデルプレスのインタビューに応じた早見あかり【モデルプレス】

早見あかりが“アイドル”から“女優”になった理由

2014.10.28 06:00

女優・早見あかり、19歳。本格的に演技を始めて3年余り…着実にステップアップする彼女にインタビューを行い、“女優業”にかける想いを語ってもらった。

  

早見あかりが“アイドル”から“女優”になった理由

「女優になりたいって明確に思い始めたのは、色々経験させてもらって、すごくそれが楽しいなって思えたから。がんばりたいなって思ったからなんです」――“女優・早見あかり”の人生は、彼女の中に生まれた、そんな感情からスタートした。

2011年アイドルから女優に転身して以降、映画、ドラマとコンスタントに出演していた早見だが、2014年はこれまで以上の出演ラッシュだった。映画『百瀬、こっちを向いて。』(2014年)で初主演、連続ドラマ『アゲイン!!』(2014年、毎日放送)、朝の連続テレビ小説『マッサン』(2014年後期放送中、NHK)と続き、10月21日よりスタートしたフジテレビ系連続ドラマ『すべてがFになる』(毎週火曜よる9時)では物語の重要な役どころを演じている。

演じることへの想い「全てが挑戦」

早見あかり、“人類のうちで最も神に近い”人間を演じる(C)フジテレビ
今回の役はおよそ300人の中からオーディションで選ばれたとあって、注目度は相当なもの。この役はひとつ、“女優・早見あかり”のターニングポイントとなるのではないか?…しかし、彼女は至って冷静だった。

「ひとつひとつの役が早見あかりの生きてきた人生とは全く違うものなので、その全てが挑戦です。今回の役が格段に難しかったというだけで、『マッサン』のすみれや『アゲイン!!』の団長への気持ちに違いはないです。ただ、今の私では『やれます!』って言い切れる自信がない役なので、その部分での違いはあるかもしれません。自分の中で準備万端ではない状況だったので、この役をやり切ることによって、何かひとつ自信になるんじゃないかなっていうのは思っています。とにかくやりきりたいですね」。

「実は、ずっと前から狂気じみてる役をやりたいって言い続けていたんです」。そう語る早見にとって今回の挑戦は、願ってもないチャンス。理由については、「こういう役って、お芝居でしかできないからです。私の中で、演技の楽しさっていうのはリアルでできないことをできること。女優ってお仕事をしていなければ、“早見あかり”っていうひとりの人間としてしか生きられなかったけど、お芝居することによってたくさんの人間になれる。そこが演技の楽しいところだと思うんです」と、無邪気に笑った。

「私変わってるんだって思うようになりました」

「私変わってるんだって思うようになりました」早見あかり
早見が演じているのは、“人類のうちで最も神に近い”と言われる天才プログラマー・真賀田四季(まがた・しき)。W主演の武井咲、綾野剛と深く関わっていくキーパーソンで、早見は1人3役という難しい役どころ。同作は現在、朝ドラと並行して撮影が行われているといい「役切り替えるってことが初めての経験なので、こんなに大変なことなのかって思いました」と少々苦戦気味だ。

2つの役を同時に演じる――売れっ子ならではの悩みだが、その忙しさをどのようにして乗り越えているのだろうか?

「忙しいときほど人に会います。家族だったり友達だったり自分が気を使わないで一緒にいられる相手といるようにしているんです。でも、誰かといても全くしゃべらないこともあるんです。たまに『しゃべるのがめんどくさいから話しかけないで』って言うと、母親に怒られます(笑)。なんでも極端なんです。毎日毎日人に会おうって思うときもあれば、会いたくない時期もあって、そうするとぱったり連絡をとらなくなる。なぜかは自分でも不明です(笑)。変わってるんだと思う」。

本人もそう語るように、素の早見は面白い。「昔は変わってないって思ってたんですけど、色んな人に変わってるねって言われるので、私変わってるんだって思うようになりました。例えばすごいトカゲが好きなのに、虫は嫌い。あと、海は好きなんですけど、砂が嫌いだから入らないし近寄らない。それから、雨はダメ。傘をさすのが苦手で、どんな風に持っても絶対全身が濡れるんです。人と感じるポイントが違うんだと思います」。

「人と違う」は女優にとって武器になり得る。彼女もまた、例外ではなさそうだ。

早見あかりが考える“夢を叶える秘訣”

女優として、ひとつひとつ経験を積み上げ成長していく早見。最後に、彼女から「夢を叶える秘訣」を教えてもらった。

「私自身、まさかこの年齢までこの業界にいて女優をやってるなんて、入りたてのときは全く想像もしてなかったんです。楽しいと思ってるからずっと続けていられるんですよ。楽しいと思ってるから次あれやりたい、これやりたいって思えるので、何事も楽しさを忘れないことが大事かなと思います。仕事であって仕事でない。何かひとつ叶えたい目標のため必死になることも大事だと思うんですけど、それと同時に楽しいって気持ちがなければ、叶えたところで何だったんだろうって感じちゃうかもしれない。だから私は、楽しみながら女優を続けたいと思います」。

まだ、何色にも染まらない“女優・早見あかり”。その真っ白な魅力こそ、輝きの秘密なのかもしれない。(modelpress編集部)

早見あかり プロフィール

早見あかり
生年月日:1995年3月17日
出生地:東京都
身長:165cm
血液型:A型

小学校卒業間近に、現在の事務所にスカウトされ芸能界入り。女優としてソロで活動している。『斉藤さん2』(2013年、日本テレビ系)で連続ドラマ初レギュラーを果たして以降、『アゲイン!!』(2014年、毎日放送)、連続テレビ小説『マッサン』(2014年後期、NHK)と活躍。さらに、映画『百瀬、こっちを向いて。』(2014年)では初主演を務めた。また、主演映画『忘れないと誓ったぼくがいた』が2015年に公開される。
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