深川麻衣、初の朝ドラ出演の心境は?「カチンコチンでした」撮影現場の印象も明かす<まんぷくインタビュー>
2019.02.15 08:15
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女優の安藤サクラがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『まんぷく』(NHK総合/月曜~土曜あさ8時)に出演している女優の深川麻衣が、初の朝ドラ出演が決まったときの心境や見どころ、撮影現場の印象などについて語った。
『まんぷく』は、インスタントラーメンをこの世に生み出した日清食品の創業者で実業家・安藤百福(ももふく)とその妻・仁子(まさこ)の半生をモデルに、戦前から高度経済成長時代にかけての大阪を懸命に生き抜く夫婦の成功物語。物語のヒロイン・福子を安藤が、実業家の夫・萬平を長谷川博己が演じている。
深川は香田家の次女・香田吉乃役。福子や萬平とは幼い頃から香田家で色々な思い出を共有しながら育ってきた。何事にも積極的な姉・タカに比べて、マイペースで落ち着いた性格。そのせいか、年頃になっても男性とのお付き合いはないが、周りほど本人は気にしていない。しかし、元たちばな塩業のあるメンバーとふとしたきっかけで出会い、複雑な恋模様が…!?
“朝ドラ”はいろいろな年代の方が見ていて、たくさんの人に愛されている番組。“いつか出演できたらいいな”という目標のひとつだったので、今回『まんぷく』で出演が叶ってすごくうれしいです。
― ご自身の役柄についての印象や、演じるうえで楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点など。
子役の吉乃ちゃんの映像を見て、兄弟げんかもするけれど、とても家族思いの女の子だなと感じました。笑顔も印象的だったので、その雰囲気を大切に演じたいと思っています。吉乃は、おっとりしている女の子ですが、好奇心旺盛。萬平さん(長谷川博己)のラーメン作りにもすごく興味を持っていて、自分から手伝いたいと言うし、芯はとても強い女の子だなと台本を読んで感じました。25歳で結婚していないのは当時としては遅くて、鈴さん(松坂慶子)にもいろいろ言われるけれど焦りはしない。自分のやりたいことや興味のあることがよくわかっている、意外としっかりした女の子です。会社で働くときのおしゃれは、克子お母さん(松下奈緒)から教わったのだろうなと想像しています。萬平さんのラーメンの麺づくりに興味がありすぎてデートをすっぽかすって、ちょっとひどいことをしているのですが(笑)、悪気はまったくありません。きっと、タカ姉ちゃん(岸井ゆきの)がいて、その下で、のびのびと育ててもらったのでしょうね。おっとりのんびりした女の子というのが軸ですが、たまに突拍子もないことを言うんです。お姉ちゃんが子供を産んだときも「子どもが子どもを産むみたい」なんて発言も(笑)。言うところは言う、そのギャップが魅力的な女の子だと思うので、吉乃のちょっとしたひとことに、ぜひ注目してほしいです。
好奇心旺盛なところは、私自身とすごく似ていますね。私もモノを作るのが好きだし、モノづくりをみることも好きです。手を動かして何かを作ることが好きで、集中しすぎたときは話しかけられているのに気づかないことも。のめりこんでいると、友達の声が聞こえなくなってしまうようで、後から「無視された」とか「全然聞いてなかったよ」と言われることが、たまにあります(笑)。絵を描くこともすごく好きなので、偶然ですがお父さんが絵描きの忠彦さん(要潤)なのでとてもうれしいです。
演じていて楽しいのは、香田家の家族団らんのシーン。晩ごはんや朝ごはんを食べながら何気ない会話をするのですが、出てくる言葉が楽しくて、ほっとできるんです。はじめてリハーサルに参加させていただいた時には、自分が思っていたより会話のテンポが速くておどろきました。私が想像していたよりもっとテンポをあげて演じないといけないな、と思いました。関西の家族ならではのスピード感やテンポで、(相手のセリフを)食う時は食ったりしますし、逆に鈴さんのようにちょっと間を空けて繋ぐ言葉が面白かったりして、そういった雰囲気がすごくいいなって思います。限られた時間の中でのやりとりなので、ほんとうに微妙な間やテンポがすごく大事だと感じていて、そういうところは意識して演じるようにしています。
吉乃の恋については、台本が届いたタイミングでいろいろなことを知っていくので、その行方はまだ私にもわかりません。「お父さんみたいな人が好き」と言ったり、同僚の女の子たちとの恋バナでは「無骨な人が好き」と言ったり、岡さん(中尾明慶)と森本さん(毎熊克哉)のことかな?と解釈できる含みを持たせた言い方で、今のところ思わせぶりですよね。待ち合わせをすっぽかされてしまった岡さんと森本さんがあまりにもかわいそうで「思い出してあげてっ!忘れてるよっ!」て、思いながら台本を読みました(笑)。岡さんも森本さんも、一見コワモテですが敬遠はしていません。吉乃は見た目で人を判断せず、中身をみている女性だと思います。恋愛についてもどんな選択をしていくのか、ぜひ見守ってほしいです。
― 収録に参加されてみて、現場の印象は?
家族のみなさんは面白い方たちばかりなのですが、岸井ゆきのちゃん以外は完全に「はじめまして」でした。一回目のリハーサルや初日の収録は、ものすごく緊張していて、もうほんとうにカチンコチンでした。「早く家族に馴染まなきゃ」と肩に力が入っていたのを、安藤サクラさんが察してくださって「出来上がっている中に入るのってすごく緊張するよね」と声をかけてくださいました。ほかのみなさんも話しかけてくださって、ほんとうに温かくて和気あいあいとした現場で、緊張がほぐれました。
岸井ゆきのちゃんとは別の作品で親友役を演じて、間隔を空けずに香田姉妹になったので、なんだか不思議な感じです。前回はゆっくり話せる時間がなかったけれど、今回は収録の前後などにいっぱいお話できていますし、今度一緒にご飯に行く約束もしていて、すごくうれしいです。岡役の中尾さんと森本役の毎熊さんは、男らしいワイルドな役を演じられていますけれど、実際はとてもやさしくて紳士的です。
大阪ことばでのお芝居がはじめてなので、聞いては口に出してみて準備していますが、独特のイントネーションがやはり難しいですね。「わたし」の後に、どんなことばがくるかで発音が上がったり下がったりするところに苦戦しています。ことば指導の先生がリハーサルを見ながらその都度修正してくださるので、演じやすい環境でチェレンジさせていただいています。それでも、本番直前に緊張して分からなくなった時は、関西ご出身の松下さんにちょこっと聞いたりしています。やさしく教えてくださるので心強いです。
― 放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
楽しいこと苦しいこと、今後もさまざまな展開がありますが、サクラさんの演じる福ちゃんの笑顔に背中を押してもらえるような、朝にぴったりな作品になっていると思います。それぞれの登場人物がどうなるかにも注目してほしいですし、吉乃のこれからの恋愛パートについても一緒に見守っていただけたらうれしいです。登場人物はみなさん個性豊かですが、物語は日常によりそっているので、女の子が見ても共感しやすいポイントがたくさんあると思います。タカちゃんと茂さん(瀬戸康史)夫婦の見ていてほほえましくなる感じや、吉乃の恋愛に対しての考え方もきっと共感していただけるのではないかなと思います。
(modelpress編集部)
深川は香田家の次女・香田吉乃役。福子や萬平とは幼い頃から香田家で色々な思い出を共有しながら育ってきた。何事にも積極的な姉・タカに比べて、マイペースで落ち着いた性格。そのせいか、年頃になっても男性とのお付き合いはないが、周りほど本人は気にしていない。しかし、元たちばな塩業のあるメンバーとふとしたきっかけで出会い、複雑な恋模様が…!?
深川麻衣、初の朝ドラ出演の心境は?見どころを語る
― 今回『まんぷく』に出演することが決まったときのお気持ちは?“朝ドラ”はいろいろな年代の方が見ていて、たくさんの人に愛されている番組。“いつか出演できたらいいな”という目標のひとつだったので、今回『まんぷく』で出演が叶ってすごくうれしいです。
― ご自身の役柄についての印象や、演じるうえで楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点など。
子役の吉乃ちゃんの映像を見て、兄弟げんかもするけれど、とても家族思いの女の子だなと感じました。笑顔も印象的だったので、その雰囲気を大切に演じたいと思っています。吉乃は、おっとりしている女の子ですが、好奇心旺盛。萬平さん(長谷川博己)のラーメン作りにもすごく興味を持っていて、自分から手伝いたいと言うし、芯はとても強い女の子だなと台本を読んで感じました。25歳で結婚していないのは当時としては遅くて、鈴さん(松坂慶子)にもいろいろ言われるけれど焦りはしない。自分のやりたいことや興味のあることがよくわかっている、意外としっかりした女の子です。会社で働くときのおしゃれは、克子お母さん(松下奈緒)から教わったのだろうなと想像しています。萬平さんのラーメンの麺づくりに興味がありすぎてデートをすっぽかすって、ちょっとひどいことをしているのですが(笑)、悪気はまったくありません。きっと、タカ姉ちゃん(岸井ゆきの)がいて、その下で、のびのびと育ててもらったのでしょうね。おっとりのんびりした女の子というのが軸ですが、たまに突拍子もないことを言うんです。お姉ちゃんが子供を産んだときも「子どもが子どもを産むみたい」なんて発言も(笑)。言うところは言う、そのギャップが魅力的な女の子だと思うので、吉乃のちょっとしたひとことに、ぜひ注目してほしいです。
好奇心旺盛なところは、私自身とすごく似ていますね。私もモノを作るのが好きだし、モノづくりをみることも好きです。手を動かして何かを作ることが好きで、集中しすぎたときは話しかけられているのに気づかないことも。のめりこんでいると、友達の声が聞こえなくなってしまうようで、後から「無視された」とか「全然聞いてなかったよ」と言われることが、たまにあります(笑)。絵を描くこともすごく好きなので、偶然ですがお父さんが絵描きの忠彦さん(要潤)なのでとてもうれしいです。
演じていて楽しいのは、香田家の家族団らんのシーン。晩ごはんや朝ごはんを食べながら何気ない会話をするのですが、出てくる言葉が楽しくて、ほっとできるんです。はじめてリハーサルに参加させていただいた時には、自分が思っていたより会話のテンポが速くておどろきました。私が想像していたよりもっとテンポをあげて演じないといけないな、と思いました。関西の家族ならではのスピード感やテンポで、(相手のセリフを)食う時は食ったりしますし、逆に鈴さんのようにちょっと間を空けて繋ぐ言葉が面白かったりして、そういった雰囲気がすごくいいなって思います。限られた時間の中でのやりとりなので、ほんとうに微妙な間やテンポがすごく大事だと感じていて、そういうところは意識して演じるようにしています。
吉乃の恋については、台本が届いたタイミングでいろいろなことを知っていくので、その行方はまだ私にもわかりません。「お父さんみたいな人が好き」と言ったり、同僚の女の子たちとの恋バナでは「無骨な人が好き」と言ったり、岡さん(中尾明慶)と森本さん(毎熊克哉)のことかな?と解釈できる含みを持たせた言い方で、今のところ思わせぶりですよね。待ち合わせをすっぽかされてしまった岡さんと森本さんがあまりにもかわいそうで「思い出してあげてっ!忘れてるよっ!」て、思いながら台本を読みました(笑)。岡さんも森本さんも、一見コワモテですが敬遠はしていません。吉乃は見た目で人を判断せず、中身をみている女性だと思います。恋愛についてもどんな選択をしていくのか、ぜひ見守ってほしいです。
― 収録に参加されてみて、現場の印象は?
家族のみなさんは面白い方たちばかりなのですが、岸井ゆきのちゃん以外は完全に「はじめまして」でした。一回目のリハーサルや初日の収録は、ものすごく緊張していて、もうほんとうにカチンコチンでした。「早く家族に馴染まなきゃ」と肩に力が入っていたのを、安藤サクラさんが察してくださって「出来上がっている中に入るのってすごく緊張するよね」と声をかけてくださいました。ほかのみなさんも話しかけてくださって、ほんとうに温かくて和気あいあいとした現場で、緊張がほぐれました。
岸井ゆきのちゃんとは別の作品で親友役を演じて、間隔を空けずに香田姉妹になったので、なんだか不思議な感じです。前回はゆっくり話せる時間がなかったけれど、今回は収録の前後などにいっぱいお話できていますし、今度一緒にご飯に行く約束もしていて、すごくうれしいです。岡役の中尾さんと森本役の毎熊さんは、男らしいワイルドな役を演じられていますけれど、実際はとてもやさしくて紳士的です。
大阪ことばでのお芝居がはじめてなので、聞いては口に出してみて準備していますが、独特のイントネーションがやはり難しいですね。「わたし」の後に、どんなことばがくるかで発音が上がったり下がったりするところに苦戦しています。ことば指導の先生がリハーサルを見ながらその都度修正してくださるので、演じやすい環境でチェレンジさせていただいています。それでも、本番直前に緊張して分からなくなった時は、関西ご出身の松下さんにちょこっと聞いたりしています。やさしく教えてくださるので心強いです。
― 放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
楽しいこと苦しいこと、今後もさまざまな展開がありますが、サクラさんの演じる福ちゃんの笑顔に背中を押してもらえるような、朝にぴったりな作品になっていると思います。それぞれの登場人物がどうなるかにも注目してほしいですし、吉乃のこれからの恋愛パートについても一緒に見守っていただけたらうれしいです。登場人物はみなさん個性豊かですが、物語は日常によりそっているので、女の子が見ても共感しやすいポイントがたくさんあると思います。タカちゃんと茂さん(瀬戸康史)夫婦の見ていてほほえましくなる感じや、吉乃の恋愛に対しての考え方もきっと共感していただけるのではないかなと思います。
(modelpress編集部)
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