帰ってきた「フルハウス」にビッグネーム出演も？キャストが明かす人気の秘密とは　モデルプレスインタビュー

2016.12.13 07:00 views

世界中で愛されている人気テレビドラマ『フルハウス』のその後を描いた『フラーハウス』のシーズン2が、12月9日よりNETFLIXにて配信がスタートした。モデルプレスでは、主要キャストにインタビューを実施。今回は、ボブ・サゲットとデイブ・クーリエの「男性キャスト編」をお送りする。

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『フルハウス』メンバーが30年経て再集結

1987年から1995年にかけてアメリカで放送された『フルハウス』（全192話）は、妻を交通事故で亡くしたタナー家のダニー（ボブ）が、親友ジョーイ（デイブ）と義弟ジェシーを巻き込んで、10歳・5歳・生後9ヶ月の3人の娘を育てる物語。日本ではNHK教育テレビにて1993年から1997年にかけてのオンエアに加えて、2回の再放送も行われた。

そして、時を経て3人の娘たちが主人公になった『フラーハウス』シーズン1は、2016年2月より世界同時配信がスタート。『フルハウス』に出演した多くのキャストが約30年の時を経て同じ役として出演していることでも話題に。日本では、吹き替え版の声優陣もオリジナルキャストが集まった。

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再集結で想うこと「実家に帰ったきたかのよう」

― シーズン2の放送が始まった『フラーハウス』は、どんな作品になっていますか？

ボブ：『フルハウス』の精神がちゃんと受け継がれている作品になっています。私は孫がいるというキャラクターなのですが、実生活では私には29歳、27歳、24歳の娘がいます。3人のうち1人は彼氏がいるようですが、子どもはまだなので、おじいちゃんになっていません。『フラーハウス』で「おじいちゃん！」と呼ばれると、いつか俺もおじいちゃんになっていくことを思い知らされて、ギョッとしちゃいます。そうなったら、お小遣いをやろうと思っています（笑）。

デイブ：3人の娘たちのことは小さいころから知っているわけですが、才能豊かだし、立派な大人に成長してくれています。シーズン2は、人の出入りが激しくて、「みんなおいでよ！」という家庭になっています。

― 時を経て再び演じてみた感想をお願いします。

ボブ：『フラーハウス』では、『フルハウス』のセットを作り直したのですが、カメラがもっとたくさんの角度から撮れるように工夫されていますし、壁も作り替えたりして、なかなか良くなりました。ちなみに、以前犬がソファを食べてしまうシーンがありました。犬に食いちぎられた布で僕のジャケットを作るというエピソードなのですが、撮影に使ったジャケットは、実際に僕が持っています。あのソファはテレビの歴史の1部となっており、アイコン的な存在にもなっているので、あの布は高値で売れるのではないかな（笑）。

デイブ：『フラーハウス』の撮影が始まって、お馴染みの環境に入ったらすべてが馴染んできました。実家に帰ったきたかのような気分です。しばらくぶりの旧友に会うときも、話がぎこちなくなるのかなと思っていたのですが、昔の会話が続くような馴染み感がありました。

「フラーハウス」シーズン2より(C) Netflix. All Rights Reserved.

『フルハウス』『フラーハウス』が人気の秘密は？

― シリーズの人気の秘密は？

ボブ：登場人物たちがみんな善人なのですよ。登場人物たちにどんな要素があるかと言えば、愛なのですね。作品にも、愛がふんだんに盛り込まれています。僕は自分の声が嫌いなものですから、たまに音を消して見ています。それでも愛が伝わってきます。

デイブ：家族をテーマに描いているので世界中のどこでも共感されます。色々な形の家族がありますが、シリーズの根底に流れているのは“ラブの考え”で、作品から伝わってきます。もうひとつは、どんな形であれ、家族が結束するのに必要なものを提唱しているところではないでしょうか。

― 世界中で愛されていますよね。

ボブ：登場人物たちは悪口を言い合ったりはするのですが、お互いを憎しみ合うことはしません。北欧や日本、南米やヨーロッパから寄せられるコメントを見ていると、人が憎しみ合ったりすることをあまり見たくない人が、こういう番組に引き付けられているのではないかなと感じます。『フルハウス』、『フラーハウス』は、人の尊厳や、家族や、愛情を描いています。実生活で家族がいない人も「タナー家」の家族を見て楽しむことができますし、おじいちゃんも孫も色んな世代が一緒に楽しむことができます。

ビッグネームのサプライズも

― 最後に「フラーハウス」シーズン2の見所をお願いします。

ボブ：『フルハウス』では子どもだった3人が注目です。ターナー家の長女D.J.は、マットとスティーヴンという2人の男性の間で板ばさみになっていますが、どちらか1人を選ばなければならない局面に差し掛かります。（D.J.の妹の）ステファニーも恋をします。（D.J.の親友の）キミーと別れたはずの夫との間にも何かがありますよ。

デイブ：色々な人の出演があります。まだ名前は出せないのですが、ビッグネームのサプライズ出演もあります。ジョーイの奥さんと子どもも登場しますので、楽しみにしていてください。

― ありがとうございました。

（modelpress編集部）

Netflixオリジナルドラマ　『フラーハウス』作品概要

1987年から1995年にかけて8シーズン、全192話放映されたファミリードラマ『フルハウス』は、妻に先立たれたダニー・タナーが3人の娘たちを育てるために義理の弟ジェシーと親友のコメディアンのジョーイと繰り広げる笑いと感動の共同生活ドラマ。

『フラーハウス』は、妻に先立たれたダニー・タナーが、義理の弟ジェシーと親友のコメディアンのジョーイとともに3人の娘たちを育てるために奮闘するファミリードラマ『フルハウス』のその後を描いた作品。オリジナルでは幼かったタナー家の長女D.J.と次女ステファニー、そしてD.J.の親友キミーが大人の女性になり、男3人から女3人の子育て奮闘記へとなる。

出演者はオリジナルキャストが集結。舞台となるタナー宅も『フルハウス』で使われた家具を使用して完全復元された。

なお、シーズン2が、12月9日より全世界で同時配信スタート。