元「Popteen」モデル寿るい、人気雑誌に電撃加入 恋愛観&モデル休業の苦悩を語る　モデルプレスインタビュー

「EDGE STYLE」専属入り、半年間のモデル休業の苦悩「ギャルをやめようと思った」

― 「EDGE STYLE」専属モデルおめでとうございます。現在はどんな心境ですか？

寿：めちゃくちゃ嬉しいです！専属雑誌が決まることだけでも嬉しいですし、またギャルとして活動していけることも楽しみです。

― 以前専属モデルを務めていた「KATY」休刊から約半年経ちましたが、その間モデルとしては活動していたのですか？

寿：ファッション誌には一切出てなかったです。

― そうなんですか！その期間はどんなことをしていたんですか？

寿：自分の方向性にずっと悩んでいました。「またギャル誌で、この先もずっとギャルでやっていくのか」と苦悩していましたね。一回ギャルをやめようとまで思いました。私自身、だんだんとナチュラル志向にもなってきて、ビューティ誌にいってギャルを一切やらないとか考えて、いろんな選択肢がありました、私の中に。

― でも再びギャル誌に行くことを決めた、その理由を教えて下さい。

寿：ファンの子たちが求めてくれている私って何なんだろうって考えた時に、ギャルの意見が多かったんですよ。「もう一度ギャルのるいちゃんがみたい」って声もあって、それが決め手になりました。求めてくれることに応えたい、だから今回「EDGE STYLE」の方に行かせて頂いたんです。

― 大きな苦悩を経ての決断だったんですね。でも、半年間も雑誌に出ていないとなると、撮影に向けての準備が大変じゃなかったですか？

寿：そうですね。スタイルアップのための筋トレやダイエットはもちろんですが、とにかくファッションの勉強をしました。また雑誌に出るからにはやっぱりトレンドを知っていたいし、「今どういうポージングが流行っているんだろう」「どんな撮り方が可愛いのかな」というのを、一から勉強し直しましたね。

― それが今回の撮影で活かされたんですね。

寿：編集の方に質問された時に、すぐ答えられないとダメだと思うんです。「どういうのが好き？」「どういうふうに撮りたい？」っていうのにちゃんと自分の考えが伝えられるように準備しました。なので、撮影のためのネタづくりはたくさんしましたね。

― 不安はなかったんですか？

寿：もちろんありました。今までとはまた雑誌が違うので、「EDGE STYLE」の色をちゃんと出せるかなって不安でしたね。強くて、エロくて、セクシーなテイストだと思うので、そこをどうやって出せるかと考えました。

― 今後、「EDGE STYLE」ではどんな自分を出していきたいですか？

寿：私、“女性らしさ”って言葉が好きなんですよ。セクシーで露出の多い服もあるけど、私はやりすぎない抜け感のあるチラ見せ系が、女性らしくてイイと思うんです。なので、可愛くてセクシーだけじゃない、凛とした“女性らしさ”を出していけるといいですね。それはメイクでゴテゴテに盛るというよりも、内側から出るものだと思うんです。なので、撮影の時はナチュラルメイクで臨んでいます。

― 素敵なお考えですね。では、ご自身が考える「私しかもっていないもの」って何かありますか？

寿：背の小さいところですね。以前はコンプレックスでもあったんですけど、今は武器だと考えています。150cmなんですけど、「そんな私でも、こういうコーディネートをすれば女性らしくなれるよ」ということをガンガン伝えていきたいです。背が小さいことを悩んでる子たちと、一緒に成長できたらいいですね。

― 早くファンの方に見てもらいたいですね。

寿：めっちゃ楽しみです。みんなに「見てー」って言いたいです（笑）。

寿るいの恋愛観「本当にダメな男だった…」

― 言葉の端々から、一本芯の通った印象を受けますが、恋愛の方も何か譲れないものはありますか？

寿：ひとつの軸として、真面目な方が好きなんです。彼氏に出来るかどうかの基準は、その人を親に紹介できるかなんですよ。なので、割と職業を重要視しています。出会って一番最初に「仕事なにしているの？」って聞いちゃうかもしれないです。

― 例えばどんな職業ですか？

寿：親が「いいよ」と言ってくれる職業ですね。付き合ったことはないんですけど、理想は学校や病院の先生、弁護士さんなど、安定している方が一番です。

― そうなんですね。理想もけっこう高いんですか？

寿：そんなこともないんです。最低ラインは周りの女の子よりも低いですよ。ひとつ安定していれば、あとはもう手を繋げるだけで十分です。

― なるほど。では、真面目な男性がタイプになったきっかけがあれば、教えて下さい。

寿：きっかけは、以前付き合っていたフリーターの彼氏ですね。もう本当にダメな男で、ヒモ状態だったんです。何を頑張っていいのかわからなくて、女にハマっちゃったり、ギャンブリにハマっちゃったりと、とにかく責任感がなくて。それから、親にも心配かけちゃうような人は、恋愛対象じゃなくなりましたね。ちゃんと会社に認められて、責任感をもって社会に属している人が一番です。やっぱり現実を見ていない人はダメですよ。

― しっかりとした恋愛観を持っているんですね。ちなみに、どんなデートが好きですか？

寿：もう大分していないので、手をつないで一緒に歩く、そんな普通のデートがしたいですね。それで、コンビニなどで買ったソフトクリームを一緒に食べるんです（笑）。恋愛に刺激は求めていないので、一緒にいて落ち着ける、そんなデートがいいですね。

― でも大分してないとなると、「デートしたいなぁ」って思ったりもしますか？

寿：いつも思っていますよ（笑）。手をつないでデートしたいってめちゃくちゃ思っています。

スタイルキープ法 「毎日必ずやることが3つある」

― スタイルキープのために行っていることは何かありますか？

寿：毎日必ずやることが3つあるんです。ひとつは、ちゃんとお湯に浸かる。そして毎朝必ず体重計に乗る。あとは、裸で全身鏡の前に立つ、この3つですね。

― 効果を実感しますか？

寿：自分と向き合うことが大切だと思うんです。体型って、例えば冬だと隠れてるからいいやってなっちゃうけど、私はむしろ冬の方がやる気があります。みんなが手を抜いている隙にやろうって。春からいつでも脱いでもいいように準備をしています（笑）。

― では、スキンケアで意識していることがあれば、教えてください。

寿：最近、化粧水などを無添加・無香料で揃えるようにしています。雑誌に出ていない間、美容の勉強とかもしていて、最終的に無添加・無香料に行き着きました。すごく肌質が変わったんですよ。気の持ちようもあるかもしれないんですけど、添加物をカラダに入れていないので、触り心地も違うんです。

― そうなんですね。塗り方にも何かこだわりはありますか？

寿：ちゃんと頭に発信をしてから使うんです。「今、無添加・無香料の化粧水を使っています」「ちゃんと塗ると、朝綺麗になる」などの信号を脳に送ってから、やるようにしています。そのほうが身体が反応しやすくなるんですよね。

「全部プラスに変えちゃう」

― では最後に、モデルプレス読者に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。

寿：「考え方次第でいくらでも変わる」、です。嫌なことが起きても、全部プラスに変えちゃうんです。いかにマイナスをプラスに変えられるかによって、人生って大きく変わると思います。この業界の人達ってみんなとても輝いているので、その中でマイナスなことを言っても、誰も魅力を感じてくれないと思います。なので、自分からハッピーを届けられるようになることが、大切なんじゃないかと思います。

― ありがとうございました。

モデル休業の半年間は、舞台にも出演し女優としての活動も。舞台は「かなり刺激を受けた」と語り、そこで培われた新たな視野がモデル業にも活かされると、確信を持って口にした。「EDGE STYLE」という新たなステージに立つ寿るい。一皮むけた寿らしいギャル姿で、誌面を賑わせてくれることを期待せずにはいられない。（モデルプレス）

■寿るい（ことぶき・るい）
生年月日：1989年4月26日
出身地：千葉県
星座：おうし座
血液型：O型
身長：150cm
趣味・特技：買い物、書道五段

2009年から「Popteen」モデルとして活躍。2010年、中国で行われた上海万博に出席し「Popteen」モデル9名とともにギャル文化の広報を行った。2012年2月の同誌卒業後は、雑誌「KATY」で2013年4月の休刊まで、専属モデルとして活躍。その後2013年12月より雑誌「EDGE STYLE」専属モデルに加入した。モデル業だけでなく、舞台やバラエティ番組など幅広く活動しており、同世代のファッションアイコンとして支持を集めている。