月9デビューのくみっきー、撮影エピソード・女優としての目標を語る　モデルプレスインタビュー

くみっきーが登場するのは、雑誌のグラビア撮影シーン。朝日（山下）の専門学校時代の同級生が東京で活躍していることを説明するシーンで、くみっきーはモデル役で登場する。海辺の小さな写真館で働く朝日とは対照的に、元同級生は有名モデルと仕事をするなど大活躍中という状況を説得力をもって伝える重要なシーンだ。

― ドラマ初出演おめでとうございます。ドラマの撮影現場はいかがでしたか？

くみっきー：今まで私が経験してきた現場の中でも、一番ピリっとした緊張感がありました。やっぱり皆さんもとても集中されているし、新しい現場の雰囲気だなって感じでいい緊張感でした。

― ちなみに、今までドラマの出演は？

くみっきー：一度もないですね。はじめての経験でした。

― オファーが来た時はどんな心境でしたか？

くみっきー：信じられませんでした。はじめ「月9が決まったよ」って話が来た時、私に言っているのではないと思って「すごいなぁ」と聞き流していたんです。でも、「あれ？私？」って自分のことだとわかった瞬間は涙が出てきて、すぐにお母さんとお父さんに伝えました。まさか出られるとは思っていませんでしたね。

― どんな役柄を演じたのですか？

くみっきー：モデル役なので、まんま私ですね。くみっきーそのままですよ（笑）。「いつも通りに」って言われたので、素の私を出してきました。

― 演じる上で苦労したところはありましたか？

くみっきー：細かい動きが特に難しかったです。モデルから女優になるのは大変だと聞いていて、今までずっと瞬間的な画を撮ってきた分、流れるような自然な動きが苦手なんですよね。カメラの角度もすぐに変わってしまうし、階段を降りるだけのシーンでも、ひとつひとつの動作に気が抜けないですね。

― モデルの撮影とはまた違う難しさがありそうですね。

くみっきー：そうなんですよ。セリフも台本通りに準備して狙っちゃうと、不自然に感じになってしまうと思うんですね。あらゆる細かい部分に気を使わないといけないので、それを自然に出来る皆さんは「なんて天才なんだろう！」と感じましたね。

― 撮影してみて、ドラマに対する印象も変わりましたか？

くみっきー：そうですね。監督さんの頭にあるものがカタチにならない時は、一瞬のシーンでも納得するまで繰り返すので、やっぱりドラマって凄い、みんなの思いが詰まってるんだなって感じました。なので、これからドラマを観る時はひとつひとつのシーンを大切に見ていこうと思いました。

― 今後は女優の仕事にもチャレンジしていきたいですか？

くみっきー：挑戦したいですね。はじめは自分らしさを出せる役が出来たらいいなと思います。

― どんな役をやってみたいですか？

くみっきー：女子高生のギャル役をやってみたいんですよ。クラスの女の子の中にだいたいギャルの子がいるじゃないですか。その1人になりたいですね。

― 違和感なく出来そうですね。

くみっきー：ないですかね（笑）。学園ドラマに出たくて、ちょっとキュンキュンする感じとかすごく楽しそうだなって思います。あと、制服を着たいですね！

― 憧れや目標とする女優さんはいますか？

くみっきー：新垣結衣さんや綾瀬はるかさんに憧れますね。本人のキャラクターがしっかり出来上がってるし、やっぱり代わりになる方がいないじゃないですか。持ってるモノがすごいと思うので、撮影現場を見てみたいです。

― 夢は共演ですね！

くみっきー：出来たら凄いですね！もう心の中で興奮しっぱなしですよ、ずーっと。

― では、今回の経験を活かしてどんな活躍をしていきたいですか？

くみっきー：モデルの撮影でも、流れるような動作を意識したいですね。撮られる瞬間だけではなくて、不意な動きでも、カメラマンさんが撮りたいと思う瞬間を常に作っていられる、そんなモデルさんになっていきたいですね。

― ありがとうございました。

女優としての活動にも意欲を見せたくみっきー。周りを元気にする屈託のない笑顔を武器にオンエアをどう盛り上げてくれるのか楽しみだ。（モデルプレス）

■月9ドラマ「SUMMER NUDE」

海の家を舞台に繰り広げられる男女の三角関係を描いたラブストーリーで、主演の山下をはじめ、香里奈、戸田恵梨香、長澤まさみら華やかなキャストが共演。次回放送の第8話では、出演者たちが一歩踏み出すストーリーが展開される。

■舟山久美子（ふなやま・くみこ）プロフィール
愛称：くみっきー
出身地：東京都
生年月日：1991年4月29日
身長：155cm
血液型：O型

17歳の時に渋谷でスカウトされモデルデビュー。雑誌「Popteen」の専属モデルを務め、連続表紙起用は17回（2009年3月号～2010年7月号）、通算表紙起用は30回を記録。“ギャルの神様”として人気を集め、2012年は「シューズベストドレッサー賞」「ベストスタイリングアワード」モデル部門を受賞した。