松下洸平、本人役オファーに衝撃「ラヴィット!」パートは「ちょっとやり過ぎました」裏話語る<潜入捜査官 松下洸平>
2023.08.23 22:41
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俳優の松下洸平が23日、都内で開催された民放公式テレビ配信サービスTVer初のオリジナルドラマ「潜入捜査官 松下洸平」(9月配信予定)メディア向け披露試写会に出席。“本人役”を演じることへの思いなどを明かした。
松下洸平、本人役のオファーに驚き「すごく衝撃的なタイトルだなと思った」
松下が本人を演じる本作は、在京民放5局が制作協力として参画し、各局の人気バラエティ番組が局の垣根を超えて1つのドラマに登場。松下は“実は警視庁の潜入捜査官で、とある大物俳優の疑惑解明のために任務として15年前から芸能界に潜入し捜査をしていた”という設定で繰り広げられるサスペンスコメディを描く。本人役へのオファーについて、松下は「びっくりしました。主演作は本作が映像では初めてになるので、そのタイトルがまさかの『潜入捜査官 松下洸平』だという、すごく衝撃的なタイトルだなと思ったんですけれど、こういった企画はそもそも誰もやったことがないものになるので、企画をうかがってすごくワクワクしましたね。どんなものになるんだろう?と思って」とコメント。
役作りをしたのか問われると「役作りはないです(笑)」としつつ、「もとはといえば警察官であるので。芸能界での仕事もすべて潜入捜査の一環ということで。普段の自分とは違う部分も、もちろんありました」と吐露。
「バラエティ番組にも今回は民放5局に出させていただいたんですけれども、楽しみながら参加させていただきつつも、任務もちゃんとあるので」と続け、「普段レギュラーで出ていらっしゃるバラエティの皆さんの邪魔にならないように、こっそりずっと芝居をしていました」と笑顔で明かした。
松下洸平“1回止めた”シーンとは?「カッコ良すぎませんか?」
そして、完成した本編を見た感想に話が及ぶと、松下は「佐藤浩市さんがカッコ良すぎませんか?」と笑顔を見せ、佐藤が初めて登場するシーンについて「1回止めましたもんね。かっこいいぜ!と思って」と発言。「たくさんのことを教えていただきましたし。本作で浩市さんも浩市さん役で出ていらっしゃいますけれども、本当に映像の中の浩市さんのまま。本当に優しい」と話し、「ふっと何かを相談したくなってしまうような。すごく大きな器で受け止めてくださいましたし。実際にお芝居をしながらも、目を見て芝居していると、言葉はなくとももらえるものがたくさんあったので、すごく貴重な経験をさせていただきました」と振り返った。
その後も、改めて佐藤との共演に話が及ぶと「このドラマ内で喋っていたようなことを、実際にも空き時間とかにいろいろ話をさせてもらいました。映画の話とか。これまで過酷だった現場の話とか、いろいろ貴重なお話を伺いました」とコメント。
「浩市さんがこの企画にすごく前のめりで、楽しんでやってくださったのが、とても救いだったなと思いますし。この作品が本気であるということ、ちゃんと面白いものを作りたいんだっていう我々の意思が、浩市さんの存在によって、すごく後押ししてくださいましたし。やっぱり浩市さんが出てくると、ちゃんとした作品なんだっていう(笑)。ごめんなさい。間違えました(笑)」と佐藤の存在に感謝した。
そして「とにかく浩市さんの存在に本当に助けていただきましたし、音楽の話もさせていただいたり。浩市さんもご自身でバンドをやられていたりするので。そういう話もしました」とも語った松下。
「またいつか共演できるように頑張らなきゃなと思いました」と大先輩から刺激を受けた様子だった。
松下洸平「ラヴィット!」パートは「ちょっとやり過ぎました」
さらに、本作が他のドラマと異なる面について聞かれた松下は「ドラマパートに関しては、本当に普段のドラマ撮影と変わらず。特に、最終話の浩市さんとの2人のシーンなんかは、すごく丁寧に撮らせていただきましたし。携わってくださっているスタッフの皆さんも、超一流のドラマや映画を撮られている方ばっかりなので、いつものドラマの現場という印象でした」と回想。「バラエティの方に関しては、さっきも言ったようにものすごく手探りでした(笑)。どれくらい攻めるべきか。『ラヴィット!』はちょっとやり過ぎましたけども(笑)」と続け、「『池の水』であったり『脱力タイムズ』とかは、監督と事前にどうします?って相談して。どれくらい攻めます?っていうので、結構ぎりぎりまで粘って考えました」と語った。
また、「『脱力タイムズ』は時間がないという設定。早く収録を終わらせて打ち上げに行きたいっていう設定だったので、実は内ポケットにずっと時計を仕込んでいたんですよ。時計を本編でもちらちら何回か見るっていう。出の30秒くらい前に思いついて『誰か時計持ってないですか?』って言って作ったり。その辺は普段のバラエティの撮影とは全く違う雰囲気だったので、ドキドキしました」と舞台裏を明かした。
松下洸平、今作への起用理由を分析
今回の役に選ばれた要因について考えを問われた松下は「普通なので。僕が(笑)。普通なので、今回の企画をやるにあたり『最も普通そうな俳優』が選ばれたんだろうなっていう(笑)。この設定自体、すごくトリッキーな企画ではあるんですけど、ある種適任かなとは思いました」と笑顔を見せた。各局のバラエティ番組の協力がある作品であることを踏まえて、今後のバラエティ出演に向けて変化があるかと聞かれた松下は「僕自身はそんなに変わらないとは思うんですけれどもも、これが配信されてからは、ちょっと支障が出ますよね。『こいつ、またやってんじゃないか』っていう」と返答。
「ちょっと変なリアクションをしようものなら『シーズン2か?』みたいな匂いになりかねないので、そこはドキドキはしているんですけれども(笑)。この先も、一応ドラマも舞台もいろいろありますから、疑った目でご覧にならないでほしいなっていうのはありますけど、僕自身は何も変わらずこれまで通りやりたいなと思っています」と語っていた。
松下洸平、ナインティナインとの掛け合いは「すごく楽しかった」
さらに質疑応答で、劇中のバラエティ番組におけるアドリブ的な掛け合いについて質問を受けた松下は「ナイナイ(ナインティナイン)さんは、本当に台本がないので、アドリブでっていう風にお伝えして。ナイナイさんお2人で、ああいうコントじゃないですけど、なさって、笑いを作ってくださるっていう映像自体が、すごくレアだと思うんです」と回答。「あの間に挟まれながらも『今ものすごく貴重な経験をさせてもらっているな』と思って、ドキドキしましたし、あれもオンエアでは2分~3分くらいでしたけども、あれも15分くらいやってくださって。本当に楽しい時間だった」と振り返り、「それこそディレクターズカット版みたいな形で」とより長い尺の映像化を希望。「機会があれば、全編ご覧になっていただく機会がないかなと思って。それくらいすごく楽しかったです」と白い歯を見せた。(modelpress編集部)
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