(左から時計回りに)玉城ティナ、望月歩、佐藤玲、田村健太郎、平山祐介、阿南敦子、コウメ太夫(提供写真)

玉城ティナ「社畜OLちえ丸日記」実写ドラマ化でコメディ挑戦 コウメ太夫ら“クセ強”キャスト発表

2023.01.16 10:00

モデルで女優の玉城ティナが、2月10日からHuluで独占配信スタートするショートドラマ『社畜OLちえ丸日記』(毎週金曜21時新エピソード更新、全15話)で主演を務めることが決定。キャストもあわせて発表された。


YouTube500万回以上再生で話題「社畜OLちえ丸」初エッセイ本を実写ドラマ化

原作は、チャンネル登録者数34.6万人(※2022年12月末時点)を超え社会人に絶大な支持を集めるYouTubeチャンネル「社畜OLちえ丸」が2022年に出版したエッセイ本『自己肯定感が低くて挫けそうな時、明日の自分のためにゆでたまごをつくる』(著者:ちえ丸/KADOKAWA刊)。

脚本は、NHK『これは経費で落ちません!』ほか、昨年NHKドラマ・BSプレミアム『しずかちゃんとパパ』で「第48回放送文化基金賞・テレビドラマ番組・優秀賞」「第38回ATPテレビグランプリ・ドラマ部門・優秀賞」をW受賞した、蛭田直美。“蛭田ワールド”全開の脚本で、主人公の社畜OL・築丸ちえ子(通称:ちえ丸)を玉城が演じ、笑えて泣けて、働く女子に元気と活力を与えるオフィスコメディドラマとなる。

玉城ティナ、めげない不屈のヒロインに「活力になってもらえるような作品になったら」

玉城が演じるのは、学生時代に動画で見たバリキャリ営業OLの生活スタイルに憧れを抱く新社会人のちえ丸。朝6時に起きて白湯を飲み、ヨガに行ってから早めに出勤。誰もいないオフィスでコーヒーを楽しむというオシャレルーティーンを夢見たちえ丸は、猛勉強&必死の就職活動の末に見事内定をつかんで、念願の営業部に配属。希望に胸を膨らませて出社したちえ丸だったが、そこで目にしたのは到底達成できそうにないノルマと何かにつけて怒鳴りつける鬼上司、早朝から深夜まで馬車馬のように働き続ける同僚たちの姿だったのだ。

理想とはかけ離れた現実に打ちのめされるちえ丸だったが、ポケットには常にお守り代わりの退職届を忍ばせ、「ノルマを達成できなくても死なないし」と自分を鼓舞し、ひたむきに、ちょいちょい図太く、時々落ち込みながらも明るく前向きに奮闘していく。つらい現状に嘆くだけではなく、不器用ながらも何ができるかを考え、人と自分の良いところもしっかりと見つめていくちえ丸の姿は、きっと見る全ての人々に力を与えてくれるはず。

玉城は2012年より雑誌「ViVi」専属モデルとして活躍し、女優としても映画『惡の華』や『グッバイ・クルエル・ワールド』などでは狂気をはらんだ女性像を魅せ、ドラマ『鉄オタ道子、2万キロ』では一転、鉄道を静かに深く愛する鉄オタ女子に。公開中の映画『恋のいばら』では元カノと“共犯”をしていびつな三角関係を築いていく役どころを熱演するなど、幅広い演技力を発揮してきた今最も旬な若手女優の1人。その玉城にとっても今回のちえ丸という役柄は新たな挑戦だったようで「『私にできるのかな!?』というのが最初の正直な印象でした」とコメント。

一方で「セリフは馴染みやすい会話が多く、撮影現場でも監督をはじめ皆さんが毎回リアクションを取ってくださるので、私もちえ丸というキャラクターを『どうしたら面白くなるかな?』と考えながら演じることができました」と語り、「ちえ丸は厳しい現実や高い壁があっても人のせいにせずに自分で乗り越えようとする、弱さよりも強さが際立つ女性。私とちえ丸では業種は違いますが、自分の選んだ道を自分なりに進んでいきたいと思う気持ちは似ているのかなと思いました。見てくださった方にとっての明日への小さな活力になってもらえるような作品になったら一番うれしいなと思っています」とアピールした。

コウメ太夫ら“クセ強”キャラクター陣集結

ちえ丸を迎え入れる営業部の人々も、かなりの個性派揃い。始業時間よりも早く出社したちえ丸に「遅い!」と怒鳴り、何が何でもノルマを達成させようとするパワハラ鬼上司を演じるのは、昨年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演し、ドラマ『DORONJO/ドロンジョ』でも主人公を徹底的に鍛え抜こうとする伯父役を怪演した実力派俳優の平山祐介

ちえ丸の後に営業部に入ってくる新入社員で対人恐怖症気味な藤木リョウ役を、2015年の映画『ソロモンの偽証』での怪演が話題になって以降、ドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』、連続テレビ小説『エール』、『17才の帝国』などで数多くの役を繊細に魅せてきた若手俳優の望月歩、ちえ丸の先輩で何かにつけてマウントを取ってくる三村理菜役を佐藤玲が務める。

また、爽やかキャラだが常に場の空気を読む日和見主義でもある営業部の風戸大翔役に田村健太郎、いつもにこやかで空気のような存在の癒しキャラの部長役にコウメ太夫、一見物腰柔らかだけど物言わぬオーラで苦言を呈すお局様の佐古山かずえ役に阿南敦子が扮するなど、バラエティー豊かなキャスト陣が脇を固めている。社会の荒波の象徴のような職場を生き抜いてきた猛者の先輩たちや同僚は、ちえ丸にどんな影響を与えるのか注目だ。(modelpress編集部)

築丸ちえ子(ちくまる・ちえこ)=ちえ丸役/玉城ティナコメント

ちえ丸は今までに演じたことのないキャラクターだったので、台本を読ませていただいた時は「私にできるのかな!?」というのが最初の正直な印象でした。ですがセリフは馴染みやすい会話が多く、撮影現場でも監督をはじめ皆さんが毎回リアクションを取ってくださるので、私もちえ丸というキャラクターを「どうしたら面白くなるかな?」と考えながら演じることができました。

ちえ丸は厳しい現実や高い壁があっても人のせいにせずに自分で乗り越えようとする、弱さよりも強さが際立つ女性。私とちえ丸では業種は違いますが、自分の選んだ道を自分なりに進んでいきたいと思う気持ちは似ているのかなと思いました。見てくださった方にとっての明日への小さな活力になってもらえるような作品になったら一番うれしいなと思っています。
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