清原果耶(C)TBS

清原果耶、日韓共同制作で再び火曜ドラマの舞台へ “再共演”成田凌は「自然体で撮影に臨める空気を作ってくださる」【「初恋DOGs」インタビュー】

2025.06.30 12:00

女優の清原果耶が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『初恋DOGs』が、7月1日より放送スタート。インタビューでは、清原が花村愛子を演じるにあたって意識していることや、注目ポイントなどを語った。

  

清原果耶主演「初恋DOGs」

清原果耶(C)TBS
本作はTBSドラマチームと韓国の制作会社STUDIO DRAGONが初の共同制作をする、国境を越えた“こじらせ”大人3人のラブストーリー。愛を信じないクールな弁護士の主人公・愛子(清原)と、動物しか愛せない、こじらせ獣医・白崎快(成田凌)の“愛犬”同士が恋に落ちたことをきっかけにまさかの急接近。そんな2人の前に訳アリの韓国人御曹司のウ・ソハ(ナ・イヌ)が現れる。3人は次第に奇妙な縁が結んだ訳アリの三角関係に発展していく。

『ファイトソング』(2022年)以来、3年ぶりに2度目のTBS火曜ドラマの主演を務める清原にインタビュー。愛子を演じるにあたって意識していることや、注目ポイントなどを語ってもらった。

清原果耶、再び立つ火曜ドラマの舞台

― オファーを受けた時の感想を教えてください。

初めて民放で主演させていただいた『ファイトソング』ぶりに火曜ドラマ枠に戻ってこられたことも、とてもうれしかったですし、今の私なりに恩返しができたらいいな、という思いを持ちました。

― 脚本を読んでどのような感想を持ちましたか?

自分の気持ちに素直になれない大人たちの物語で、共感していただけるところも多いだろうなと感じました。私が演じる花村愛子も、不仲な両親を見て育った過去や悩みを抱えたキャラクターなので、そういう部分を丁寧に演じたいと思っています。またラブストーリーということで、撮影中にスタッフさんから「ここ、すごくキュンキュンする!」という声が飛んだりもするんです(笑)。そういう反応をキャッチしながら、「なるほど、こういうことが喜ばれるんだ!」と勉強しつつ撮影に臨んでいます。

“サクラファースト”で生きる愛子の魅力

清原果耶(C)TBS
― 愛子はどんな人物ですか?

離婚訴訟を専門にしている弁護士です。一見クールに見えますが、恋も愛も信じられない女の子で、少しこじらせている部分もあります。でも愛犬・サクラを飼うようになってからは、サクラのために日々を生きていると言っても過言ではないくらい“サクラファースト”の生活を送っていて。すごく愛らしい人だなと思います。彼女が愛を信じられなくなってしまった経緯がとても複雑なのですが、それがこの作品の重要な要素でもあると思うので、だからこそ丁寧に演じたいですし、愛子や周囲の人たちが恋や愛をポジティブに捉えて、成長していってくれたらいいなと思います。

また、私にとって初めての弁護士役。法廷のシーンや上司との会話の場面は特に緊張します。専門用語に苦戦しつつも、しっかりとご指導いただきながら挑んでいます。たくさん学ぶことがありますし、年齢を重ねた今だからこそ演じられる役だなと感じています。

― サクラとの関係性は築けていますか?

“サクラファースト”で生きている愛子を演じる上で、サクラとの関係は本当に大切です。サクラはとてもお利口さんで、私たちと一緒にお芝居をしてくれていて、言葉では言い表せないほど感謝しています。最初はお互いに緊張していましたが、最近ようやく、“撮影でオッケーが出たらおやつをくれる人”くらいには思ってもらえているかなと(笑)。クランクアップの時には「サクラの飼い主でした」と言えるくらいの関係性になっていたいなと思っています。

誰が欠けても撮影が成り立たない中で、みんなで声をかけ合いながら、サクラや(成田演じる快が飼っている)将軍にも助けてもらいつつ、それぞれがこの作品のために動いている。そういうチームの中にいられることがうれしいですし、私自身もこの現場の力になれたらと思っています。

― 成田さんとは再共演になりますが、どんな印象ですか?

以前とお変わりなく、優しい方です。久しぶりにご一緒しますが、自然体で撮影に臨める空気を作ってくださるので、とてもありがたいです。愛子もこじらせていますが、快もかなりこじらせているキャラクターなんですよね。だからこそ、人を通して自分の見方や価値観が変わっていく、すごく優しい物語だなと感じました。愛子と快は誰かを否定するのではなく、それぞれの価値観を大切にしながら視野が広がっていくような素敵な関係性です。

言葉を超えてつながる、撮影現場の温かさ

清原果耶(C)TBS
― ナ・イヌさんの印象を教えてください。

第一印象は、「背が高い!」でした(笑)。ポスター撮影で初めてお会いしたのですが、その時は、みんなで「どう呼び合おうか?」と話すくらいまで打ち解けることができました。撮影が始まってしばらくすると、成田さんがイヌさんに使いやすい日本語を教えて、私たちはイヌさんから韓国語を教えてもらうようになって。自然と交流が生まれています。

本当にイヌさんからは学ぶことが多いです。朝からいつも明るく元気に撮影現場に入ってきてくださるので、こちらも元気をもらえます。そういう姿勢も含めて、すごく勉強になるなと思っています。

― どんな韓国語を教わっていますか?

撮影現場で誰かが話している韓国語を聞いて、「今のどういう意味ですか?」と聞いたり、気になる言葉があったら「これが知りたい」とお願いして教えてもらっています。覚えた言葉は、使える場面がきた時に「今だ!」と思って使っています。私がよく使わせてもらっているのは、「完璧」という意味の「ワンビョカダ」と、「上手だね」という意味の「チャラネ」という褒め言葉です。

― 日韓合作の作品で、新鮮に感じることはありますか?

以前にも海外との合作に参加させていただいたことがあるのですが、改めて思うのは「言葉の壁」というものを、実際の撮影現場ではあまり感じないということ。私たちは役を演じていて、スタッフの皆さんも一緒に作品を作ってくださっていて、みんなで同じ方向を向いている。それだけで通じ合えるものがあると思います。もちろん細かいコミュニケーションも大事ですが、難しく考えすぎず、毎日楽しく撮影させていただいています。

撮影スタイルも日本と韓国で違うという話題が出たりしますが、ノ・ヨンソプ監督がとても丁寧に説明してくださるので安心感がありますし、お互いの強みを生かしながら作品を作れている気がします。

― 本作の注目ポイントはどこですか?

愛子、快、ソハ3人の関係性の変化はもちろん、愛子の職場である弁護士事務所や、快の動物病院での人間関係もとても魅力的です。思わずほほ笑んでしまうような心温まるシーンもあるので、楽しみにしていただきたいです。

今回、海沿いの街が舞台ということもあって、ロケーションもすごく素敵です。海沿いを歩いたりするのですが、景色がきれいな場所へ行くたびに、自然と気持ちも上がります。夏らしさを感じられる爽やかなシーンもたくさん詰まっているので、そこも楽しみにしていただけたらと思います。

― 最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。

恋や愛を信じられなかった大人たちが、人と出会い、ワンちゃんたちと過ごすことでどう変化し、成長していくのかが見どころになっていくと思います。愛子、快、ソハ3人それぞれの考え方や、これまで抱えてきた価値観が、物語を通して少しずつ色づいていくような感覚が描かれています。「その気持ち、分かるな」と共感してもらえる場面も多いはず。夏を彩る爽やかなドラマとして、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。

(modelpress編集部)
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