奥平大兼「御上先生」(C)TBS

「御上先生」生徒キャスト29人「選考の決め手は?」にプロデューサー即答 神崎役・奥平大兼と相談したこと

2025.01.26 09:00

俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場「御上先生」(毎週日曜よる9時~)。第2話の放送を前に、本作を手掛ける飯田和孝プロデューサーがモデルプレスら報道陣の囲み取材に応じ、生徒役オーディションの選考の決め手や、物語の中心となる生徒・神崎拓斗役の奥平大兼の魅力を語った。

  

松坂桃李主演「御上先生」

松坂桃李「御上先生」(C)TBS
本作は子供が生きる「学校」、大人がもがく「省庁」という一見別次元にあるこの2つを中心に展開。未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実、そんな現実に一人の官僚教師・御上孝(松坂)と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリーだ。

御上が担任となる隣徳学院3年2組の生徒キャストは、2024年3月から始まったオーディションで選ばれ、同年8月初旬に全29人が決定。次世代を担う注目株からドラマ本格出演は初の新星まで期待の若手キャストが集結した。


生徒役キャストオーディション、選考の決め手は?

夏生大湖、松坂桃李、吉岡里帆「御上先生」(C)TBS
上坂樹里、蒔田彩珠「御上先生」(C)TBS
第1話放送前の取材では、生徒役キャストオーディションの選考の過程や方法など、オーディションの裏側を明かしてくれた飯田P。前回の話を踏まえ、改めてオーディションや生徒キャストに関する質問が多く上がった。

まず、オーディションからキャストを選ぶ上で軸にしていたこととして、飯田Pは「演技力」ときっぱり回答。「この3年2組が1つのクラスになるためには全体の調和が必要です。演技力って自分を出すだけではなく、自分を引くことが必要だと思っているので、演技力がある方を集めることで、クラスがどう調和していくのかが見えてくるのではないかと考えました」と説明した。また「『あれ、今主人公動いてないよね?』『主人公が何もしてないからセリフ足さなきゃ』と、どうしても主人公を中心に考えて台本を作っている時があるんです。でもこのドラマはそういう作り方をしてなくて、生徒で魅せるために、基本的には生徒同士が意見を言い合ったり動いたりしています。また、キャストの実年齢について『18歳以上の人が多い』という意見を見かけましたが、僕ら制作は若手を売るためのドラマを作っているのではなく、ドラマとしてシーンを見せるためのキャスティングをしています」と力強く伝えた。

さらに、キャスト本人の特性を役にもプラスしたという話では、記者から「影山優佳さんのクレバーなところが倉吉役にも出ている」といった声が上がると「影山さんはたしかにそうですね。あとは八村倫太郎くんの徳守は、本人がしっかりと自分で考えて演じてくれているところもあるのですが、真面目さや愛され要素などは足していきました。夏生大湖くんの和久井もそうですかね」と明かしていた。

奥平大兼の表現力&演技への姿勢 飯田和孝Pが称賛

そして、本作において物語の中心となる報道部の部長・神崎を演じる奥平については「本当に目が素敵ですよね。あと、微妙な表情筋の震え具合というか、そういった表情から人間の葛藤をすごく繊細に表現してくれる俳優さんだと思って見ています。でも彼自身は決して自信満々ではなく、今自分がどう見えているのかを確認したり、他者の意見を自分の中に取り入れる耳を持っていて、そういう姿勢も素敵だなと思っています」と称賛し、魅力を語った。

続けて「1話で御上が言った『大人の皮を被るのが得意』という神崎の表現は、まさに彼を言い当てている言葉です。彼がだんだん等身大になっていくストーリーなので、その都度見え方は意識しています。あとは、神崎のクラスとの距離感ですかね。彼はクラスでハブかれているわけでも、恐れられているわけでもなくて、あくまで一目置かれているキャラクター。それがクラスの中でどんな雰囲気でいるかという在り方は常に気にしていて、奧平くん自身もそこを特に気にして自分から確認してくれることが多かったです」と奧平とこまめに相談しながら神崎というキャラクターを作っていると振り返った。(modelpress編集部)

「御上先生」第2話あらすじ

迫田孝也、松坂桃李、吉岡里帆「御上先生」(C)TBS
試験会場で起きた殺人事件と自分がリークした不倫記事は関係がある。御上(松坂桃李)の言葉が気になった報道部の神崎(奥平大兼)は、隣徳学院を辞めた教師・冴島(常盤貴子)に会いに行く。

事実が明らかになる中で、神崎の記事について生徒たちに討論させる御上。同じ頃、文科省の塚田(及川光博)と槙野(岡田将生)が動き出す。

殺人事件、不倫記事、隣徳、文科省、これらには一体どんな関係があるのか、そして殺人犯の目的とは――。
【Not Sponsored 記事】

もっと詳しくみる

関連ドラマ

  1. 御上先生

    御上先生

    2025年01月19日(日)スタート

    毎週日曜21:00 / TBS系

    詳しく見る

あわせて読みたい

  1. 「御上先生」今後の展開紐解く3つのヒント「全話繋がっていくと…」プロデューサーが明かす

    モデルプレス

  2. 蒔田彩珠「御上先生」明るい役柄に葛藤「助けられた」「念願の共演」…キャスト陣との撮影裏側語る【インタビュー】

    モデルプレス

  3. 日曜劇場「御上先生」浪川大輔、国語教師役だった理由「イジられてる」「想像できない」

    モデルプレス

  4. 日曜劇場「御上先生」御上(松坂桃李)回想シーンが本人とリンク?小道具に注目集まる「細かい演出に脱帽」「遊び心満点」

    モデルプレス

  5. 日曜劇場「御上先生」生徒のエンディング撮影裏話「面白すぎる」「細かい」と話題 八村倫太郎が明かす

    モデルプレス

  6. 日曜劇場「御上先生」あんスタ・浪川大輔…生徒キャスト小道具の細かすぎるこだわりが話題「一気に親近感」「愛を感じる」

    モデルプレス

おすすめ特集

  1. K-1 GIRLS 2025×ミスモデルプレスオーディション!エントリー受付中

    特集

  2. 3月のカバーモデルは「女神降臨」Koki,

    特集

  3. グルメや歴史、豊かな自然に包まれる癒しの旅「鳥取女子旅」をご紹介!

    特集

  4. 「2025年ヒット予測」発表 エンタメ・ライフスタイルなどトレンド完全予測

    特集

  5. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  6. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  7. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

  8. インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

  9. "史上最大級のファッションフェスタ"TGC情報をたっぷり紹介

    特集

  10. バケーションパッケージを使ったパークでの2日間の様子をご紹介!

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    小芝風花「べらぼう」横浜流星との名シーン撮影秘話「カットがかかった瞬間」の会話

    モデルプレス

  2. 02

    「クジャクのダンス」強烈インパクトの新キャラ登場 2人追加の最新相関図公開

    モデルプレス

  3. 03

    井ノ原快彦主演「特捜9」通算20作目でファイナル Snow Man向井康二ら続投出演者も決定

    モデルプレス

  4. 04

    齋藤飛鳥、“1人13役”挑戦「幸せカナコの殺し屋生活」主人公の“心の声”伝えるキャラの正体解禁【コメント】

    モデルプレス

  5. 05

    川口春奈「silent」との繋がりに共演者驚き 2004年ドラマの影響で始めたこと

    モデルプレス