蓮佛美沙子、“吹き替えなし”でパティシエ役挑戦 1ヶ月半猛特訓「楽しくて大変でした」【バニラな毎日】
2025.01.16 16:49
女優の蓮佛美沙子が16日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた20日スタートの夜ドラ「バニラな毎日」(毎週月〜木曜よる10時45分〜)の会見に、共演の永作博美、木戸大聖、演出チーフの一木正恵氏とともに出席。パティシエ役を演じるにあたり、猛特訓したことを明かした。
蓮佛美沙子、1ヶ月半お菓子稽古「楽しくて大変でした」
パティシエの白井葵を演じる蓮佛は「この作品が好きすぎて、思いの丈をただしゃべりたいという気持ちで来てしまったので、それは追々しゃべるということで、まずは自分の気持ちを言いたいと思います」と前置きし、「こんなに胸がいっぱいになった作品は初めてでした。生きているといろんなことがあって、理不尽に思うことがあったり、自分を許せなくなることだったり、受け入れ難いことだったりがあると思うんですけど、この作品はそんな私たちの人生をまるっと肯定して、“1人じゃないんだよ”って抱きしめてくれるような人間讃歌のようなドラマになったと思っています」と挨拶。蓮佛自身も本作にすごく救われたそうで「頑張っている人とか、頑張れない人とか、頑張りたかがわからない人とか、1人でも多くの方にこの作品を届けて、ドラマを通して仲間になれたらいいなと思っています」と目を輝かせた。
また、お菓子を作るシーンは吹き替えなしで行ったそうで「プロのパティシエ役で、“うまい”と言われている設定だったので、本当に大変でした」と吐露し、監督からは「できなかったら最悪、吹き替えでも」と言われていたそうだが、「自分の中でどうしても“自分でやりたい”という思いがあったので、クランクインする1ヶ月半くらい前からお菓子稽古をしていただいて、道具もお借りしてお家に持って帰って、ほぼ毎日、1ヶ月半くらいは何かしらを触って練習するようにしていました」と猛特訓したことを告白。それでも、撮影本番は緊張したといい「(材料の)数にも限りがあって『あと1個です』とか言われたこともあったりしたんですけど、なんとかギリギリ、すべてのお菓子作りのシーンを自分でやることができたので安心しました。楽しくて大変でしたね」と胸をなでおろした。
そんな蓮佛は、料理の腕前を聞かれると「普段から自炊はするんですけど、お菓子作りに関してはすべてをぶち込んで混ぜて焼く系のお菓子しか作ったことがないです」と打ち明けて笑いを誘いつつ、本作に登場するタルトタタンの美味しさに衝撃を受けたそうで「先生にレシピをいただいたので、(お菓子作りも)これから目覚めようかなと思っています」と力強く語った。
さらに、「舞い上がれ!」に続き、本作でも関西弁を披露している永作は、記者から「流暢だった」「何か工夫した点は?」などと質問を受けると、「前はお母ちゃんと言う役目があったんですけど、今回は“大阪のおばちゃん”みたいに役の位置が広かったので、どの位置でやるべきなのかと思ったんですが、(関西の)ノリができないと関西弁ってできない印象があった」と語り、「2回やらせてもらって感じたのは、いろんな関西弁があるんだなということで、今回に関してはプロデューサーさんから『佐渡谷弁でいい』と言われたので、“なるほど、私の言葉であればいいんだ”、“それがちゃんと伝わればいいんだ”と思ったので、前よりは気持ちがラクで、きちんと届けようと思いました」とにっこり。「もちろん、お聞き苦しいところはあると思うんですけど、人と人が関わっていく過程と思って、優しく観ていただけたらいいなと思っております」と伝えた。
蓮佛美沙子&永作博美「バニラな毎日」
孤独な人たちの心の渇きをお菓子が癒す、じんわり心があたたかくなる小説「バニラな毎日」をドラマ化した本作。大阪の小さな洋菓子店の厨房で、五感を刺激するお菓子の魔法が、ささやかな幸せを生み出していくスイーツ・ヒューマンドラマとなっている。(modelpress編集部)
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