「いちばんすきな花」最終回、4つの伏線回収を振り返る「怒涛」「素晴らしい」と視聴者感動
2023.12.22 12:09
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俳優の多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が“クアトロ主演”を務めるフジテレビ系木曜劇場『いちばんすきな花』(毎週木曜よる10時~※この日は15分拡大)の最終話が、21日に放送された。怒涛の伏線回収が話題を呼んだ。<※ネタバレあり>
多部未華子・松下洸平・今田美桜・神尾楓珠主演「いちばんすきな花」
本作は、4人の俳優が主演を務める新しい形の“クアトロ主演”ドラマ。“男女の間に友情は成立するのか?”をテーマに違う人生を歩んできた4人の男女が紡ぎ出す“友情”と“恋愛”、そしてそこで生まれるそのどちらとも違う“感情”を丁寧に描いていく、くすっと笑って、ふわっと泣ける、新しいスタイルのドラマとなっている。「いちばんすきな花」1つ目の伏線回収は「相撲」
最終回では、これまでの発言を伏線回収する場面が多く見られた。1つ目は「相撲」。潮ゆくえ(多部)の妹・このみがテレビを見ていると「このお相撲さん新潟の人。かんちゃんと同じ大会に出てたんだって。お母さんこの前騒いでたよ。ビデオ撮ってあったらしくて、お宝映像だって」という。「朱鷺(とき)の里」と名が付いたその力士が「子供の頃から悔しい思い、恥ずかしい思いもたくさんしてきました。今日ようやく、今までの経験や感情にすべて意味があったと思えました」とコメントする様子に、ゆくえは「え?どっち?」「どっちでもいいね、どっちでも。よかった~おめでとう!」と釘付けになっていた。
母がビデオを撮り、ゆくえが幼い頃に見た「ちびっこ相撲大会」の話は第2話で登場していた。体格の小さい子が、周囲に「恵まれている」と言われていた体格の大きい男の子と試合になり「可哀想」だと声が上がっていたが、結果は小さい子が勝利。大人たちは感動的な試合だと喜んだが、幼きゆくえは負けてしまった体格の大きい男の子の気持ちを想像して泣いてしまったと話していたのだった。
「いちばんすきな花」2つ目の伏線回収は「むらさきちゃん」
2つ目は「むらさきちゃん」。第6話にて、ゆくえに「小学校の時むらさきちゃんっていう憧れの女の子がいて」と話した深雪夜々(今田)。「いつも1人でいて、かといって浮いてるとかいじめられているとかではなくて。だけど常にずっと1人ってわけでもなくて」と語り、そんな憧れの女の子は夜々の初恋の人と結婚し「好きだった人と好きだった人が好き同士なんて嫉妬でも負け惜しみでもなくて嬉しかったんです」と振り返っていた。そんな“むらさきちゃん”こと村山咲(高月彩良)は夜々が勤める美容院に「予約していないんですけど大丈夫ですか?」と訪れ、突然の再会を果たした。夜々が「結婚したんだもんね、もう村山じゃないからむらさきちゃんじゃないね」というと「良くないよ、そういう固定観念。旦那にこっちの名字になってもらったの。女が名字変えなきゃいけないとか納得行かなくて」と変わらず「村山咲」であることが明らかに。「やっぱむらさきちゃんだね」と憧れていた時のままだと分かった夜々は笑顔を浮かべていた。
「いちばんすきな花」伏線回収続々
3つ目は「ゴミ袋」。潮ゆくえ(多部)の友達・赤田鼓太郎は妻である峰子から「大きいゴミ袋どこ仕舞ったっけ?」と聞かれ、ゴミ箱の下にあると教える。「このゴミ袋の袋は…?」と赤田が聞くと「それ捨てないでね!洗面所の小さいゴミ箱に使うから」と言っていた。このシーンも第6話とリンク。ゆくえも峰子と同じようにゴミ袋が入っている袋を“ゴミ袋”として使っていたのだった。さらに、第10話にて佐藤紅葉(神尾)が「表紙のイラストがゴミすぎる」「マジで装丁ごみすぎて残念」とイラストで誹謗中傷を受けたことに対し「ゴミになるかどうかなんて人それぞれ」と椿や夜々が慰めていたエピソードも、同じ“屋根の下”で伏線回収。
志木美鳥(田中麗奈)が開いた学習塾では生徒に食事を振る舞っていた。その際出た人参のヘタと皮を「ご飯」と持っていこうとする生徒に「これゴミ。食べれないの」と返す美鳥。しかし生徒は「うさぎのご飯。持って帰っても良い?」と話し、その人参が“ゴミ”になるかは人それぞれなのだと知ったのだった。
「いちばんすきな花」の伏線回収に反響
様々なシーンが伏線回収された最終回。視聴者からは「怒涛すぎてびっくり!」「細かいエピソードまで全部回収していくの凄い」「素晴らしい最終回だった」と反響が寄せられている。(modelpress編集部)情報:フジテレビ
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