山下智久、日本人初の快挙に喜び「感謝の気持ちでいっぱい」<神の雫/Drops of God>
2023.10.04 20:13
俳優の山下智久が4日、都内で開催されたHulu オリジナル「神の雫/Drops of God」配信記念記者発表会に出席。日本人初の快挙に喜びを語った。
山下智久、日本人初“名誉マスターソムリエ”に
本作は、世界的ワインブームを巻き起こした人気漫画を大胆にアレンジ。世界的ワインの権威アレクサンドル・レジェに師事していた遠峰一青(山下)が、莫大な遺産をめぐってレジェの娘とワインに関する3つのテストで対決する姿を描く。この日は、スーツ姿で登壇した山下がフランスソムリエ協会から名誉マスターソムリエの認定証とバッジを授与される一幕があった。同認定は、協会に加盟するプロフェッショナルで経験豊かなソムリエに与えられるもの。山下は本作を世界的成功に導き、ワインのテイスティング文化を一般に広めた功績を評価されて、特別に認定されたとのこと。日本人として初、フランス国外での授与も初となった。
山下は「なかなか言葉で気持ちを表現するのが難しいんですが、もちろんとても光栄なことですし、自分もこういう賞に恥じることなく、さらにワインへの知識・探求心を大きく持って、日本とフランスの良い懸け橋になれるような、そういう存在になれるよう、引き続き勉強をしっかりしていきたいなという気持ちです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます」と喜びを語った。
山下智久、フランス撮影で1番印象に残っていることは?
また、山下は「僕自身もこうしてフランス大使館で、実際にフランスで撮影してきた『神の雫』という作品、こちらを皆さんに改めて紹介させていただけることを、とても光栄に思っております」と喜びのコメント。フランスでの撮影について、山下は「現場に入る前は、言葉も違うしカルチャーも違う中に飛び込んでいくのは不安はあったんですけど、いったん入ったら本当に温かく迎えてくださって。現地のスタッフさんも含めて、朝はハグとキスから始まるっていう。1人で僕はフランスに滞在していたんですけど、本当にスタッフの皆さんに励まされながら、背中を押してもらいながら撮影できたことはとても印象に残っています」と回想した。「週末は、必ずみんなで撮影が終わった後に一緒にご飯を食べに行って。ワインを飲んだり、本当に家族のようないい関係を築くことができたっていうのが、1番印象に残っています」と笑顔を見せた。
山下智久「ワインで糖分を摂っていた」ストイックな役作り明かす
ワインの魅力に取りつかれた一青を演じるにあたって、どんな役作りをしたのか問われると「僕自身、実際にワインの授業を、フランスに行く前に日本で受けて。何十時間か受けて、少し知識を付けながら挑ませていただいたんですけど。あと実際にフランスで、いろんなレストランに行ったり。監修のソムリエの方がいて、彼におすすめのワインだったり、レストランだったりっていうのを教えてもらいながら。人生で1番ワインを飲んだ撮影期間(笑)。僕自身も本当にワインに恋をしてしまい、日本に帰ってすぐセラーを購入して、集めています」と影響を受けたことを口に。さらに「監督と話して。今回、遺産をかけて戦うっていうことだったので、カミーユの方はちょっと特殊能力があったりするので、それに負けないように何をするかということで、僕はカロリー制限をして飢餓状態に自分を追い込んで。そうすると味覚だったり嗅覚だったりがすごく敏感になるので。撮影期間中はダイエットをやりながら役に向き合って、本当にワインで糖分を摂っていました(笑)」とストイックなアプローチを紹介した。
山下智久、脚本翻訳にも積極的に介入
他にこだわった点を問われると「フランス語で脚本が書かれて、英語に直されて、そこから日本語っていう流れだったので。日本語が少しリアルじゃないところが出てきたときは、他の日本のキャストと監督とプロデューサーと集まって。自分たちで日本語を少しずつ修正して、そういう作業を必ずやるようにしていました」と返答。ワインのテイスティングなど、所作については「セバスチャンっていうソムリエの方が教えてくれたんですけど」としつつ「彼は本当に自由にやってほしいということで。あまりそういう作法とか、そういうところにとらわれず、自分が感じるように香りを楽しんで、ワインを楽しんで、ワインを好きになってくれたらいいっていう。ある意味で、本当に自由にワインを楽しませてくれる先生でした」と話していた。発表会には、山下とフランス大使館のコラボメニューも登場し、ムール貝やポルチーニ茸などを使ったコラボメニューを目にした山下は「『秋っぽい、季節のものをお願いします』というオーダーしかしていないです。実は(笑)。なので今日、今、初めて見ました」と驚きつつも笑顔。命名を求められると、悩みながらも「海と山と花の雫」とタイトルにちなんで名づけ、会場からは絶賛の拍手が送られた。
なお、この日はフィリップ・セトン駐日フランス大使、亜樹直(原作者:樹林ゆう子・樹林伸)、クラウス・ジマーマン(製作総指揮)も出席した。(modelpress編集部)
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