「最高の教師」読者が選ぶ名セリフ10選「ちゃんとハブってください」「ずっと友達だよね?」…【モデルプレス国民的推しランキング】
2023.09.23 20:00
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女優の松岡茉優が主演を務める日本テレビ系土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(毎週土曜よる10時~)が23日に最終回を迎える。モデルプレスでは、「モデルプレス国民的推しランキング」の一環で「あなたが思う名セリフは?」をテーマにウェブアンケートを実施。読者が選んだ“名セリフ”をピックアップして紹介する。
松岡茉優主演「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」
本作は、“完全オリジナル脚本”の作品となっており、2019年に同局系で放送されたドラマ『3年A組ー今から皆さんは、人質ですー』を手掛けたプロデューサーと監督が贈る、新たな時代の学園ドラマ。松岡が演じる物語の主人公は、3年D組の担任・九条里奈。卒業式の日に「担任生徒の誰か」に突き落とされ、そして時を遡る。教卓に立ち、目の前に見えるのは1年後、自分を殺害する「30人の容疑者」。“覚悟”を決め、教室、人生、その全てを覆し命がけで生徒に向き合っていく。毎話毎話、里奈だけでなく様々な背景を持った生徒から発せられる言葉の数々が視聴者の感動を呼ぶ同作。今回は多くの名言の中でも支持の高かった10個を選んで紹介する。
鵜久森叶「『やめてよ』と言いながら少しだけ笑っていました。だって、笑ってないと、心がおかしくなりそうだから」(第1話)
初回で芦田愛菜演じる鵜久森叶のいじめの真相に迫ったシーンで訪れたこのセリフ。涙ながらにこれまでの自身の経験を語る鵜久森の姿は視聴者の感動を呼んだが、セリフ1つひとつに重みがあり、いじめを受ける側の視点から語られたリアルな描写が反響を呼んだ。辛い出来事が続く中でも本心を隠して取り繕わないと、内面がどんどん“おかしく”なってしまう。被害を理解しながらもなんとか心を保とうとする複雑な思いを語ったセリフだった。
<読者コメント>
・「辛いし悲しいのに共感できてしまうセリフ」
・「今思えば鵜久森さんが笑顔の理由がこれだったのかと思える」
・「痛いほどわかる」
九条里奈「ここにいる皆さんはもはや人間ではないと思います」(第1話)
そんな鵜久森へのいじめへの鋭い指摘が初回から話題を呼んだ、里奈による1話終盤でのセリフ。鵜久森へのいじめについてクラス全員を追求していく中、里奈が「この中で本当に心の底からどうにかして彼女を苦しめてやりたい、強い気持ちで心から思ってこのような仕打ちに参加している人は手を上げて下さい」と問うも誰からも手が上がらず。そんなクラスの様子を受けて、「強い感情もなくその場の空気であったり誰かがやってるからという同調的感覚や自分に矛先が向かないためだけという逃避的思考でこんなにも彼女の心を砕き踏みにじり蔑むような出来事に参加できるのだとしたら人間ではないと思います」と強い言葉で言い放ったのだ。誰かがやっているから、と便乗することや、便乗すれば自分がターゲットになることを避けられるといった考えからいじめに加担していた生徒に向けたセリフだが、この厳しさをそのままぶつけた里奈の姿にスカっとしたという声が多かった。
<読者コメント>
・「このセリフの重さがないと生徒は聞かないと思った」
・「『まさに』過ぎてとても刺さったセリフだった」
・「これが全ての加害者に刺さってくれることを願います」
瓜生陽介「一生かけて覆してみろ、許させてみろ」(第2話)
2話で物語の中心となった山時聡真演じる瓜生陽介。親の借金に苦しまさられながら中学時代からアルバイトをし男遊びが酷い母、幼い兄弟のいる家庭を支えていたが、里奈からの言葉もあり、母親と向き合うことを決めた瓜生はついに怒りをあらわにする。それまで母親に思うことはあっても反発することはなかった瓜生の態度を受け、母親が「あんたのこと大事な息子だと思ってる」と声をかけるも、瓜生はそれを突き放すように「俺たちに本当にすまねえと思ってるなら、そんな言葉で終わらせようとしてんじゃねえよ」「一生かけて覆してみろ、許させてみろ」と思いをぶつけた。親子の和解を描かず、しっかりと“許さない”思いを伝えた瓜生に「名セリフ」の声が相次いだ。
<読者コメント>
・「その場だけの謝罪ならできる。そこで親だからといって許さずに思いを伝えた瓜生くんがすごい」
・「それでもいつか許したい瓜生の思いも見えて、親子という難しい関係性を描いた物語が見事だった」
・「1番最初に号泣したのが2話で山時さんの演技もすごくて、『なんで母ちゃんが許す側なんだよ』からの流れが圧巻で、そこで『このすごい俳優誰だ』と調べまくりました。明らかに演技力がずば抜けていて、調べたらやはり実力がある役者さんでした。2話だけ10回くらい観たんですが、毎回泣いてしまいます。山時さんは必ず凄い役者になりますね!」
勝見夏穂「『俺なんか』っていう、自分を卑下した言い方で逃げ道残してるようなヤツに、何を相談できるんだ」(第3話)
少ない登場シーンでも暖かい名言の数々を残すラランドのサーヤ演じる勝見夏穂。3話では、夏穂から里奈の夫である蓮(松下洸平)に伝えられたメッセージとしてこの言葉が語られた。学校で起こる様々な問題に悩む里奈の姿に「俺なんかで良かったら…」と話を聞こうとした蓮だったが、それを夏穂に伝えたところ「自分を卑下した言い方で逃げ道残してるようなヤツに、何を相談できるんだ」と返したのだ。その後蓮は「てか、言え」と頼れる言葉で里奈を支えており、夫婦の関係性をより深いものにした夏穂の言葉に支持が集まっていた。
<読者コメント>
・「納得した。卑下されたら何も言えなくなると思うので」
・「夏穂が男前過ぎてこんな友達がほしい」
・「変わった夫のセリフもかっこよかった」
眉村紘一・日暮有河「僕たちのことをちゃんとハブってください」(第3話)
福崎那由他演じる眉村紘一と萩原護演じる日暮有河による強烈なセリフも注目を集めた。3話時点でクラスを牛耳っていた相楽琉偉(加藤清史郎)の命令のもと、里奈がしかけたカメラを切り殺害予告を黒板に記した工学研究会に所属する2人。自分たちが標的にならないように相楽に従った結果だったが、物語終盤では相楽に面と向かって土下座しながら「僕たちのことをちゃんとハブって下さい」と決別を望む強気かつ低姿勢な“お願い”をした。「ちゃんと」「ハブって」と相反する言葉が組み合わさった見事なセリフは視聴者をスカッとさせる、心に響く言葉だった。
<読者コメント>
・「めちゃくちゃスッキリしたのでお気に入りのシーンです」
・「いじめっ子との関係なんて願い下げ」
・「立場の弱い側が強い側に立つ人間から身を守る方法としてそういうかわし方があったのかとあまりにも斬新過ぎてハッとさせられた」
九条蓮「『そんなわけない』より、『そうかもしれない』の方が大事なことが多いじゃん?」(第4話)
里奈との関係が良好となった4話での蓮のセリフにもコメントが続々。「実は2度目の人生を生きている」という、通常であれば信じ難い事実をスッと受け入れた蓮。里奈がその様子に驚くと「『そんなわけない』より、『そうかもしれない』の方が大事なことが多いじゃん?」と軽やかに告げた。すぐに断定してしまうよりも「そうかもしれない」という可能性を信じることの方が重要という、蓮の柔らかな性格が伝わる良いメッセージが響いたという読者が多数だった。
<読者コメント>
・「自分もそんなわけないって簡単に考えてしまうことがある、だからそうかもしれないって気持ちで動こうと思った」
・「私も後悔しないようにこの言葉を大事にして生きようと思った」
・「めちゃくちゃ刺さったセリフだった」
瑞奈ニカ「今日、ここから私を排除しようとした人へ。あなたの排除しようとしたこの非常識が、あなたに拍手をさせてやります」(第5話)
水曜日のカンパネラの詩羽がメインとなった5話終盤でのセリフも読者の心を震わせた。個性的な外見と、高校に通いながらも既に人気アーティストという肩書を持つことでクラスから浮きがちだった瑞奈だが、里奈から文化祭の責任者に任命されたことで生徒と協力して見事成功させる。そのラストシーンにて、瑞奈に反発していた生田やよい(莉子)からマイクを渡されステージで歌唱することに。“普通”であることの疑問を涙ながらに投げかけ「今日、ここから私を排除しようとした人へ。あなたの排除しようとしたこの非常識が、あなたに拍手をさせてやります」という言葉とともに椎名林檎の「17」をカバーしたのだった。詩羽の歌唱力も相まって同シーンは放送後大きく話題に。涙で訴えたセリフも感動を誘った。
<読者コメント>
・「カッコ良すぎるセリフでした。思わず拍手しました」
・「心が震えるようなシーンだった」
・「瑞奈さんから発せられるセリフだからこそ説得力があった」
鵜久森叶「この言葉を東風谷さんに言う為に戻ってきたんだ、『ありがとう』って」(第6話)
鵜久森への密かな思いを伝えた東風谷葵(當真あみ)への返事を語る場面で登場したセリフに感動の声が続々。鵜久森の1周目の人生では、東風谷が思いを伝えた後にいじめを苦に自殺してしまっていたが、鵜久森は“2周目の人生”を与えられた理由として「この言葉を東風谷さんに言う為に戻ってきたんだ、『ありがとう』って」と暖かい表情で語ったのだ。涙ながらに語られたこのセリフだが、2人の美しい関係性が表れたシーンに感動する読者が相次いでいた。
<読者コメント>
・「なんて素敵な言葉なんだろうと思いました」
・「これを話しているときの鵜久森さんの表情まで泣けた」
・「号泣してしまいました。涙が止まらなかった」
九条里奈「どんなときもすべての出来事の“本当”を知っているのは本人だけです」(第7話)
鵜久森が2度目の死を迎え、D組生徒があらゆる憶測で語る中で里奈が告げたセリフに唸らされた読者も多いようだった。事実を断定できないにも関わらず、それをあたかも真実かのように話す姿を受けて「人の意見は得てして『そう考える方が自然だ』という方に流れていく。そこに想像や憶測があることは忘れて、大多数の意見を作り矛先を向ける。しかし、どんなときもすべての出来事の“本当”を知っているのは本人だけです」と告げたのだ。これは学校での出来事のみならず、現代社会にも通じること。本来のことはわからなくてもその意見が多ければ何となく真実味を帯びていってしまう。メッセージ性の深いこのセリフにハッとさせられたという声も多かった。
<読者コメント>
・「世の中はこんなことで溢れているな…と痛感してしまった言葉です」
・「SNSが普及している今だからこそ、このメッセージを忘れずに生きていきたい」
・「すごく響いた」
江波美里「私たち何があってもずっと友達、だよね?」(第9話)
AKB48の本田仁美演じる江波美里が9話の最後で涙ながらに告げた“伏線回収”とも取れるセリフに多くの声が集まった。江波は4話にて美月らに「ズッ友だよね」と告げるも、「確認しようとした時点で既に破綻してんじゃない?」と冷たく笑われてしまう。しかし、9話で美月らから鵜久森への残忍な行為が暴かれた際、涙ながらにもう一度「私たち何があってもずっと友達、だよね?」と告げたのだ。涙ながらに告げていることから、美月らと離れても“友達”であることを改めて伝えているのか、それとも4話での美月のセリフの通り“ずっと友達”であることを確認することで「破綻」を切り出しているということなのか、どちらとも取れるこのセリフの伏線回収に「見事」の声も上がっていた。
<読者コメント>
・「ズっ友なのか破綻なのかどっちとも取れる伏線回収に一視聴者として考えさせられるものがありました。目に見えるだけでなくこのドラマが伝えようとしていることをそれぞれが考えて読み取ることが大事だと気付かされました」
・「確かに友達かどうかを聞くのは友人関係に自信がなくなってしまったからだと思う。そんな弱った気持ちのとき、しっかり『友達だよ』と伝えてあげることがどれだけその弱った心を救うのか、美里のセリフから気づくことができました。美里は一度突き放されながらも、その時の寂しい気持ちを知っているから、美月たちの心細さに寄り添わずにはいられなかったのだと思う」
・「4話で同じセリフを言って、その時は嘲笑されたのに、3人が警察に行く時に同じことを聞くのは、3人の帰る場所になるつもりなのかな、良い子だな、と思って号泣した」
「最高の教師」最終回あらすじ
1年前、突如与えられた2周目の人生。生徒に突き落とされた自らの死の未来を変えるため、“何でもする”覚悟を決めた九条(松岡茉優)は、ただひたすらに駆け抜けた。この世界を「変えよう」と。その思いに、これまで無自覚に人を傷つけ、無自覚に我慢をし、無自覚に見過ごしてきた3年D組の生徒たちも1人、また1人とその「本気」を解放してきた。そして再び迎える、“あの卒業式の日”。九条は1年前と同じ場所で“あの人物”と対峙する。果たして九条の前に現れるのは誰なのか?その「運命」の結末とは。「変わらない」と諦める貴方へ、九条が贈る最後の授業。言葉の1つひとつを懸命に送り出す、魂込めた最終回となる。
モデルプレス国民的推しランキング
SNSの総フォロワー数340万人超えの「モデルプレス」が、WEBアンケートで読者から寄せられた説得力ある声を参考に、モデルプレス編集部の審査、「モデルプレス」内での記事露出回数などを加味し、各種エンタメにまつわるランキングやアンケート結果を発表するオリジナル企画。これまで発表したランキングには「2023年上半期最も活躍した芸能人10組」や毎クール恒例「今期最もハマっているドラマTOP10」、「筋肉イケメンランキングTOP20」などがある。(modelpress編集部)
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