林遣都「VIVANT」第9話より(C)TBS

「VIVANT」林遣都、若き日のベキ役に強い覚悟「とても苦しい立場」<インタビュー>

2023.09.10 09:00

TBS系日曜劇場「VIVANT」(読み:ヴィヴァン/毎週日曜よる9時~)に出演する俳優の林遣都にインタビュー。自身の役柄やモンゴルでの撮影について語った。

  

堺雅人主演「VIVANT」

林遣都、高梨臨「VIVANT」第9話より(C)TBS
本作は、「半沢直樹」をはじめ数々のヒットドラマを手がけてきた福澤克雄の原作・演出最新作。主演の堺雅人をはじめ、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、二宮和也という全員主役級、日曜劇場史上最も豪華な主要キャストが集結した。

林は、別班(国内外で民間人に紛れて諜報活動を行う特殊部隊)の乃木憂助(堺)の父親・乃木卓を演じている。


林遣都、役作りで意識したこと

林遣都「VIVANT」第9話より(C)TBS
― 役作りで意識されていたことを教えてください。

林:役所さんの若い頃を演じるという責任感がありますし、役所さん演じるノゴーン・ベキが過去にどんな体験をしたのか、その時にどんな感情を抱いたのか、とにかくそこにフォーカスをあてました。よりその感情に説得力を持たせないといけないと、自分の中で常にハードルを上げた状態で演じていました。“テント”という組織を立ち上げた男の生き様を表現するために、1つ1つのシーンに覚悟を持って挑みました。

― 福澤(克雄)監督とはどんなお話をされましたか?

林:以前、「ドラゴン桜」に出演させていただいて以来、僕は監督に魅了されていました。でも今回、衣装合わせで監督とお会いした時は、「頼むよ」の一言だけで(笑)。お芝居をする上では、僕がやりたいことをすべてやらせてくれて、監督からは“とにかく役を生き抜いてくれ”というメッセージをいつも感じています。福澤組はスタッフの皆さんも、福澤イズムを受け継いでいる方たちばかりで、常にその雰囲気が現場に流れています。日本で俳優をやらせていただいていて、「VIVANT」のような作品に参加できたことを本当に嬉しく思っています。

林遣都、モンゴル撮影は「過酷」

高梨臨、林遣都「VIVANT」第9話より(C)TBS
― モンゴルロケで印象に残っているエピソードをお聞かせください。

林:1シーン1カットを時間をかけて丁寧に撮る現場で、滅多にできない経験をさせていただきました。撮影する環境が日本に比べて過酷な場所が多かったのですが、やればやるほど、生き生きしていくスタッフさんたちの表情を見て、やはり福澤監督のチームは飛び抜けているという印象を持ちました。そして、この人たちでないと撮れない映像、この人たちでないと作れない作品だと感じました。僕の役は心情として、とても苦しい立場なのですが、モンゴルという環境が自分の気持ちをよりこの作品の世界に入っていきやすくさせてくれたと感じています。体もいい具合に疲弊していって、普段では簡単には作れない表現をすることができました。役の感情をどういうふうに演じようかなどと、気持ちを作っていかなくても、撮影が始まると自然に心が追いついてくるという感覚。登場人物たちが経験していることに近いことを体験させてくれる現場でした。

林遣都「VIVANT」第9話より(C)TBS
― 視聴者の皆様にメッセージをお願いします。

林:僕の周りもみんなが「VIVANT」のストーリー展開に驚いています。家族や友達にいろいろと聞かれるのですが、内容は言えなくて(笑)。僕も実際に放送を観て、ワクワクして観ている立場。日本でこんなTVドラマが観られるのだという、高揚感を楽しんでいます。「VIVANT」は観ないともったいないですよ。そこにつきると思います。

「VIVANT」第9話あらすじ

テントは、テロや犯罪行為を他から請け負うことで収益を得て、その金でバルカ国内の孤児たちを救っていたことが判明。そんな中、ベキ(役所広司)はノコル(二宮和也)に、ノコルが運営する会社で乃木(堺雅人)を働かせるようにと指示を出す。果たしてベキの真意は?ベキのもと、協力体制を敷くことになった“宿命の兄弟”。そして乃木が知ることとなる、父・ベキの過去と、テント誕生の秘密とは?

(modelpress編集部)
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