吉高由里子&柄本佑、2024年大河「光る君へ」クランクイン 「脚本を照れずに頑張って演じていきたい」
2023.05.28 20:00
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女優の吉高由里子が主演を務める2024年に放送予定のNHK大河ドラマ「光る君へ」が28日、クランクインを迎えた。
吉高由里子主演「光る君へ」
同作の物語は平安時代。壮大で精緻な恋愛長編「源氏物語」を書き上げた紫式部を吉高が演じ、「源氏物語」執筆に欠かせない1人の男性・藤原道長を柄本佑が演じる。ドラマでは紫式部が生涯心を寄せ、陰に陽に影響しあいながら人生をたどる生涯のソウルメイトに。脚本は大石静が担当する。吉高由里子&柄本佑「光る君へ」クランクイン
同日、吉高と柄本佑が、京都市・平安神宮でクランクイン。まひろ(吉高)ほか姫たちが内裏で舞う神事の直前のシーンや、道長が弓などを持ち大内裏を見回るシーン、藤原道隆(井浦新)が部下を従えて大内裏を歩くシーンを撮影した。吉高はクランクインを迎え「これからの1年半という長い期間の初日を、ドラマにゆかりのある京都で迎えられたこと、大変嬉しく思っています」とコメント。「この平安神宮での撮影は、令和から平安時代にタイムリープをしたような気持ちになりました」と心境を伝え、「大石さんの情熱的な脚本を照れずに頑張って演じていきたいと思います」と意気込んだ。
また、準備段階で京都に何度も赴いたという柄本は「いよいよ撮影開始となり、京都が舞台の物語をまずこの京都からはじめられること、しかも今日は道長にとってもちょうどドラマ初登場のシーンの撮影で、これから1年半撮影が続く初日に、その大元となるエネルギーを頂けた感じがしていて大変光栄です」と話し、「吉高さんとの2度目の共演、またはじめて共演する方も多く非常に楽しみにしています」と語った。(modelpress編集部)
吉高由里子コメント
これからの1年半という長い期間の初日を、ドラマにゆかりのある京都で迎えられたこと、大変嬉しく思っています。この平安神宮での撮影は、令和から平安時代にタイムリープをしたような気持ちになりました。いよいよ撮影が始まりますが、戦のない鮮やかな時代なので、ふだん見られない光景や衣装、四季を楽しめるのかなと思ってます。紫式部のキャラクターについて、それほど明るいキャラクターというイメージを持っていませんでしたが、今作は好奇心旺盛で多感な女の子になっています。まひろの成長とともに、源氏物語がどう描かれていくのか、紫式部の興味に気づいていけたらなと思っています。大石さんの情熱的な脚本を照れずに頑張って演じていきたいと思います。柄本佑コメント
準備段階で京都に何度も赴いて、紫式部のお墓や道長ゆかりの場所を巡ってきました。いよいよ撮影開始となり、京都が舞台の物語をまずこの京都からはじめられること、しかも今日は道長にとってもちょうどドラマ初登場のシーンの撮影で、これから1年半撮影が続く初日に、その大元となるエネルギーを頂けた感じがしていて大変光栄です。吉高さんとの2度目の共演、またはじめて共演する方も多く非常に楽しみにしています。いまのところ大石さんが書かれる脚本が、「まあ面白い」。今日は歩いているシーンの撮影でしたが、早く大石先生のセリフをしゃべってみて、自分の中にどんなことが起こるのかというのも楽しみです。「光る君へ」ストーリー
10世紀後半、京で生まれた1人の女の子。まひろと名付けられる。父・藤原為時は漢学や和歌に秀でた文人の家系だが、下級貴族である一家の暮らしぶりは豊かではなかった。まひろの文学の素質は幼い頃から際立ったものがあり、弟への講義を横で聞くだけで、漢学も和歌も覚えてしまうほどだった。学問はまひろにとって、心の中の豊かな世界観の礎となる。少女のまひろが出会った運命のひと。それがのちの最高権力者となる藤原道長である。まひろと道長はやがてお互いに惹かれていく。しかし両家の家格の違いと、まひろの母の死にまつわる秘密が、2人の関係に影を落とす。
その後、父の受領としての赴任先・越前に同行したまひろ。一方で、道長はライバルを蹴落とし、権力の階段を急速に上り始めていた。まひろは思いを断ち切って、京に戻り藤原宣孝との結婚を決める。宣孝とは父ほども年が離れており、娘を授かったものの、わずか一年で夫が急逝。まひろはシングルマザーとなる。
道長は、天皇に娘を入内させ、いずれは天皇の祖父=外戚となることをもくろんでいた。天皇、道長たち貴族、そして后や姫たちの複雑な人間関係を聞き知ったまひろ。子育てのかたわら、一編の物語を書きはじめる。
主人公は皇子でありながら、臣下となった光る君。その呼び名のとおり光り輝くように美しい男性だ。「源氏物語」の評判はまたたく間に広がり、まひろは、道長から、娘に后としての教養を授ける女房として宮中に上がるよう、強く誘われる。
一人娘の養育のために、宮中に上がることを決意するまひろ。宮仕えのかたわらで、道長のバックアップを得て、乞われるままに源氏物語を書き進む。書き上げる端から周囲が奪い合うほどの人気ぶりで、女性たちはもちろん、天皇までもが源氏物語に魅せられる。物語の登場人物「紫の上」にちなんで、まひろに「紫」の呼び名が冠されるほどだった。
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