中村アン・吉瀬美智子・北村有起哉、桐谷健太主演「ケイジとケンジ」参戦 “手強き新キャラ”に<ケイジとケンジ、時々ハンジ。>
2023.03.15 05:30
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俳優の中村アン・吉瀬美智子・北村有起哉が、桐谷健太が主演を務める4月期放送のテレビ朝日系木曜ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(毎週木曜よる9時~)に出演することが決定した。
桐谷健太主演「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」
縦横無尽に活躍し続ける桐谷とヒットドラマを多数生み出してきた脚本家・福田靖の強力タッグが、『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(2020年放送)以来3年ぶりに港町・ヨコハマを舞台に再び集結。本作は、走り出したら止まらない元体育教師の異色“情熱系”刑事・仲井戸豪太(桐谷)を中心に、刑事と検事、そして通常の刑事ドラマではほぼ登場することのない唯我独尊の判事(裁判官)も新たに参戦し、サスペンスとユーモアで大人のビターな群像劇を軽快に描く新ドラマだ。
先日、豪太の妹でもある立会事務官・仲井戸みなみ役の比嘉愛未、豪太とバディを組む刑事・目黒元気役の磯村勇斗が出演することが発表され話題に。今回は、豪太ら刑事チームの前に立ちはだかる検事たち、そして新勢力となる判事の正体として、中村、吉瀬、北村が手強き新キャラクターに扮して参戦することが決定した。
中村アン&北村有起哉、日本屈指のエリート検事に
豪太ら刑事にとって難関のひとつが、「人を裁くには法が全て。人生経験や人情など関係ない」と言い放ち、刑事は起訴に必要な証拠を集めるための駒と考えて見下す“日本屈指の頭脳”を持つ検事チーム。この刑事にとっては厄介なエリート検事たちを、中村と北村が演じる。中村が演じるのは、上昇志向の強い野心溢れた横浜地方検察庁みなと支部の検事・矢部律子。1日も早く東京地検特捜部に上がりたいと考える彼女は、“使えるものは何でも使う精神”で忖度上等。大きな事件を担当して功績を上げようと躍起になっている。
そんな律子を、これまで元検察事務次官の弁護士秘書をはじめ、弁護士、海上保安庁のダイバーなど、数々のエリート女性を演じてきた中村が「強いだけじゃない人間らしさを表現していきたい」と意気込み熱演。ただのエリートではない、35歳女性の等身大の感情も細やかに表現しながら、魅力的に演じていく。
一方、北村が演じるのは、横浜地方検察庁みなと支部に新たに着任した検事・二階堂俊介。実は彼、非常にエリート意識が強く、刑事を思いきり下に見る一方、判事に対してはコンプレックスの塊で人見知り。さらに、豪太からは捜査の時だけでなく、プライベートでも敵対視されることに?…というのも、二階堂に立会事務官として付いたのが、ほかでもない豪太の妹・みなみ。しかも二階堂、誰の目から見てもバレバレなくらい、みなみに惚れてしまう。
この多面性に満ちた男を、「分かりやすい人物設定に走って想定内の範ちゅうに収まらず、『すいません、こんなふうになっちゃいました…』というような人物になればいいなと思いながら(笑)、模索中です」という北村が、どう立体化するのか。
吉瀬美智子、自身初の判事役で新境地開拓
今回新たに加わるポジションで、豪太ら刑事にとっても、そして検事にとっても、まさに難攻不落の存在となるのが、独立性の原則から揺るぎない地位と権力を確立している唯我独尊の判事(裁判官)。刑事が捜査する上で必要な逮捕令状や家宅捜索令状の発行、検事が求める“被疑者の勾留請求”やその延長についても、決定権を握っており、絶対に避けては通れない存在だ。その中でも、群を抜いて高い壁と言っても過言ではない?『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』でラスボス的存在となるのが、「氷点下100度の女」の異名を持つ横浜地方裁判所みなと支部の判事・諸星美沙子。豪太や二階堂らも、ちょっとやそっとじゃ歯が立たない。どんな請求も、少しでも捜査内容に穴があれば「証拠が薄い」と一蹴し却下する鉄壁の判事を、数々の作品で圧倒的存在感を放ち続ける吉瀬が演じることに。
自身初となる判事役に「『え~っ、判事!?ムリ~』と不安になりました(笑)」という吉瀬が、「ドS的なお芝居もあっていいのかな、と楽しみにしています」と奮起し、開拓する新境地に注目だ。(modelpress編集部)
中村アン(矢部律子・役)コメント
前作を拝見して、テンポの良い台詞の掛け合いにすごく面白いイメージを持っていたので、その中に新しく入れていただけて、とてもうれしいです。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』は何と言っても、群像劇が魅力。福田靖さんの脚本は、各登場人物のキャラクターがすごく立っていて、それぞれ人間らしさが見えるところが素敵だなと思います。私が演じる律子は、仕事が大好きで、上昇志向がすごくある人。そこは私もすごく共感できますし、愛せるキャラクターだと感じています。その一方で、今回はユーモアのある作品。ユーモアって考えれば考えるほど、お芝居がちょっとウソっぽくなり難しくなってしまうので、いい意味で考えすぎることなく、ナチュラルに演じていきたいです。また、これまでもいろんな“仕事がデキる女”を演じさせていただいてきましたが、今回は役の年齢設定も自分と同じ35歳なので、実際に自分が思うことを等身大で表現できたらな、と。皆様の力を借りながら、強いだけじゃない人間らしさを表現していきたいです。
主演の桐谷健太さんは現場の雰囲気をすごく明るくしてくださって、みんなを「頑張れる!」という気持ちにさせてくださる方だと思います。過去に何度かご一緒させていただいたのですが、以前はまだ私の演技経験が浅かった頃にお会いしていたので、ぜひ成長を見せたいです。
吉瀬美智子(諸星美沙子・役)コメント
出演オファーをいただいた時は、「え~っ、判事!?ムリ~」と不安になりました(笑)。判事は演じたことがないし、セリフも専門用語が沢山出てくるんだろうな、と…。でも、脚本を担当するのが『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』(2021年)でご一緒した福田靖さんだと聞いて、やれるものならやりたいと思いました。ちょうど前作を見て面白いと思っていたこともあり、オファーを受けました。私は福田さんの笑いのツボがすごく好きなんです。純粋に面白いところと、人間の深いところを描くのがとても上手ですし、セリフも口語体で書かれるので違和感なく言えるんです。ただ、今回は専門的なセリフも多いので、まるでテストを受けるような気分(笑)。福田さんがまた以前とは違う課題を出してくださっているのかなと思い、「頑張るしかないな!」と奮起しています。
美沙子はとにかく頭が良くてキレキレで、バリバリ仕事ができる女性。ちょっと上から目線の言動も垣間見られるので、ドS的なお芝居もあっていいのかな、と楽しみにしています。前作のイメージを壊すことなく、かつスパイスになれるように、魅力ある判事を演じたいと思っています。
主演の桐谷健太さんとは今回が初共演ですが、イメージ通り情熱的な方だとお聞きしました。今回はその熱に私も乗っかっちゃおうかなと思います(笑)。
北村有起哉(二階堂俊介・役)コメント
今回の脚本は先がまるで予期できない本。シリアス、サスペンス、コメディー…とバラエティーに富んだシーンが盛り込まれているので、演じる側としてはそのバランスを心得て臨まなければ、と思っています。また、人物のキャラクター性が際立っているのもこの作品の魅力ですが、僕が演じる二階堂に関してはどこか捉えどころがないんです。真面目だったり、脇が甘かったり、少年性のような部分もあったり…。脚本の福田靖さんが敢えてそういう役を与えてくださったのだとすれば、僕も分かりやすい人物設定に走って想定内の範ちゅうに収まらず、何かチャレンジしなければいけない。「すいません、こんなふうになっちゃいました…」というような人物になればいいなと思いながら(笑)、模索中です。主演の桐谷健太くんはすごく元気で、すごく真面目な方。丁々発止になるシーンで僕がちょっと閃いた変化球を投げた時にどう返してくれるのか、とても楽しみにしています。ほかにも芸達者な方がたくさん揃っていますので、皆さんと一緒に作品を膨らませられれば、と思っております。
このドラマのタイトルを初めて読んだとき、天気予報みたいだなと思ったんです。ドラマ自体も天気がコロコロ変わって、視聴者の皆さんが動揺し、巻き込まれるようなものになっていけばいいなと思いますので、ぜひ皆さんも雨ガッパを用意してお楽しみください(笑)。
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