安藤サクラ主演「ブラッシュアップライフ」

主演・安藤、脚本・バカリズムが初タッグを組んだ今作は、地元の市役所で働く実家住まいの平凡な独身女性の近藤麻美（安藤）が、人生をゼロからもう一度やり直す地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー。

麻美の“人生やり直し”は地獄行き？

安定した仕事に就き、ごくごく平凡な人生を送ってきた麻美が、同級生の友人とのカラオケ帰りに車にはねられてあっけなく亡くなってしまう…といった衝撃的な展開から始まった同作。死後の世界の案内人（バカリズム）から、次の生まれ変わりは「アリクイ（オオアリクイ）」だと告げられるも、人生をやり直して徳を積めば人間に生まれ変われる確率が上がると説明されたことをきっかけに、もう一度麻美としての人生を送ることに。

その後も亡くなっては生まれ変わりに納得が行かず、タイムリープを繰り返した麻美。しかし、どんなに徳を積んでも人間になれる様子は一向にない。また、“生まれ変わり”を系統樹（生物の進化の道筋を描いた図）から見ると、1周目の「オオアリクイ」は哺乳類、2周目で告げられた「サバ」は魚類、そして3周目の「ウニ」は棘皮動物というように、徳を積めば積むほどどんどん人間から遠ざかっていることがわかる。

さらに、これまでの放送で、周ごとによって麻美の服の色が変化していたことから、服の色が人生何周目かを表しているという考察がSNS上で上がっていた。2周目で麻美の服が茶色から白色に変化したこと、そして第1話で登場した職場の後輩・美奈子（三浦透子）の白いパーカーには「I'm coming back to life many many times（何度も何度も生き返る）」というロゴが施されていたことから、「白服は人生やり直した人を表すのではないか」といった声が寄せられたことがきっかけだ。

しかし、放送を重ねるごとに改めてこのパーカーに着目すると、大きく書かれた「Go to hell（地獄に堕ちる）」という言葉とともに「To tell the truth, I'm coming back to life many many times.（実を言うと、 私は何度も何度も生き返っています）」といったメッセージが込められていることがわかる。

こうした視聴者の考察からSNS上では「麻美さん徳を積みすぎなのかも」「後輩ちゃんの白パーカーのロゴが気になる」「そもそもバカリズムさんが演じてる案内人って『人間になれる』とは言ってないよね？」「やり直しは地獄の始まりだったのか？」などさらなる推測が飛び交っている。（modelpress編集部）

情報：日本テレビ