北村匠海、ろう者役で手話より難しいこと “下ネタ”手話披露で吉高由里子からツッコミも<星降る夜に>
2023.01.12 05:00
views
女優の吉高由里子が主演を務める1月17日スタートのテレビ朝日系新ドラマ「星降る夜に」(毎週火曜よる9時~)制作発表記者会見が6日に都内にて開催され、吉高と、共演する俳優の北村匠海、ディーン・フジオカが登壇。生まれつき聴覚を持たない役柄を演じる北村が役作りについて語った。
北村匠海、ろう者を演じる難しさとは「ものすごい芝居の領域までいっている」
本作は恋愛ドラマの名手・大石静が脚本を手掛ける、のどかな海街を舞台にした“10歳差”のオリジナル・ピュアラブストーリー。感情を忘れて孤独に生きる産婦人科医・雪宮鈴(35歳/吉高)と、音のない世界で自由に生きる10歳下の遺品整理士・柊一星(25歳/北村)、命のはじまりと終わりをつかさどる対照的な2人が、星降る夜の出会いを機に、世の中のさまざまな固定概念を鮮やかに飛び越えながら運命の恋を育んでいく。ディーンは鈴の同僚である、45歳の心優しき“ポンコツ天然”新人ドクター・佐々木深夜を演じる。北村が演じる一星は、生まれつき聴覚を持たず、手話や筆談、スマホ、ジェスチャーを用いて会話をするという役どころ。日々ろう者の指導の先生から教わり、手話を練習しているという北村は手話より難しいことに「意識の置き方」をあげ、「歩いていて『背中が“聞こえる人”に見えます』って言われて、そういうところが一星という役を演じていて難しいけど面白いところだなと思って。ものすごい芝居の領域までいっているなと日々考えながらやっています」と役作りの苦労を明かした。
北村匠海&ディーン・フジオカ、下ネタ話題の深掘りに吉高由里子からツッコミ
また、吉高も手話を練習しており、鈴と一星のシーンの撮影中は言葉を発しないでコミュニケーションを取っているそう。「手話が分からなくても伝えようという気持ちが強くてジェスチャーゲームになっちゃったりします」と吉高も話し、北村は「分からない手話があってもろうの先生方は受け取ってくれる力があるのでこっちも伝えようとなる。声に出せないからより違うところを敏感に反応してコミュニケーションを取っているからすごく楽しい」とコミュニケーションの楽しさを実感していた。序盤は下ネタの手話が多いそうで、「しょうもない下ネタから教わったので、ふらっと足を踏み入れやすかったのかなと思います」という北村が「セリフであるから良いか」と少しためらいつつ「AV」や「駅弁」という言葉を出すと、ディーンが「駅弁」を「駅伝」に聞き間違え、「今ちょっと…“駅伝”?手話でやるとどうやるんですか?」と深掘り。北村が笑いつつ手話を説明していると、吉高は「ここそんなに掘り返さなくても良いかも、おディーン。プリンスなんだから!」と制止して場が笑いに包まれ、思わず北村が「“駅伝”だったら良かったな…」とつぶやくと、吉高は呆れて「まだしゃべるか!」と北村にもツッコミを入れていた。
ディーンも手話について「1個1個なるほどって意味がちゃんとあったりするので面白いです」と言い、役名の「佐々木」の名字は「佐々木小次郎」に由来していることを明かした。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】