中島セナ&奥平大兼W主演で「Disney+」日本初完全オリジナルファンタジー作品決定 共演に新田真剣佑<ワンダーハッチ ―空飛ぶ竜の島―>
2022.11.30 17:10
女優の中島セナと俳優の奥平大兼がW主演を務め、新田真剣佑が出演する2023年冬「Disney+(ディズニープラス)」にて独占配信予定の日本オリジナルシリーズ『ワンダーハッチ ―空飛ぶ竜の島―』の制作が決定したことが30日、シンガポール・マリーナベイサンズにて開催されたウォルト・ディズニー・カンパニーが今後予定されている劇場作品と動画配信作品を紹介する「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」にて発表。合わせて、本作の特別映像とコンセプトアートも解禁された。
中島セナ&奥平大兼W主演「ワンダーハッチ ―空飛ぶ竜の島―」
ディズニープラスの手掛ける日本初の完全オリジナルファンタジー作品となる本作では、実写映像で描かれる私たちの“現実世界”と、アニメで描かれるドラゴンが棲む“もうひとつの世界”2つの世界を舞台に物語が繰り広げられる。実写とアニメーションの融合という新しい映像表現を取り入れ、これまで誰も観たことのない全く新しい物語を日本から世界へ発信する。中島セナ・奥平大兼・新田真剣佑ら共演
実写で描かれる現実世界と、アニメで描かれるドラゴンライダーたちが住む異世界、2つの世界で描かれる本作の主人公は、現実世界で生きる女子高生ナギと、ドラゴンたちの“声”を聴き、心を通わせる“ドラゴンライダー”たちが活躍する異世界に暮らす少年・タイムの2人。ナギは空を飛ぶ白昼夢をよく見ており、どこか周囲に馴染めず生きづらさを感じている。そんなナギを演じるのは、女優の登竜門として、数々の人気女優が出演してきた飲料水のCMに抜擢され、その後映画やCMに出演して活躍している新進気鋭の女優・中島。そして、タイムはドラゴンライダーであるにも関わらず、ドラゴンの声を聴けない落ちこぼれの少年。そのタイムを演じるのは、演技未経験ながら映画『MOTHER マザー』(2020年)のメインキャストに抜擢され、第44回日本アカデミー賞新人俳優賞数々の賞を受賞するなど鮮烈なデビューを飾り、2022年公開された『マイスモールランド』では、第72回ベルリン国際映画祭に出品されるなど、国内外から注目を集める奥平。さらに、ナギの親友で学校の友達と馴染めないでいる彼女を気遣うソンを、10代でパリコレクションやルイヴィトンランウェイを歩くモデルとしても活躍し、今作が初演技となるエマニエル由人が演じる。
そして、タイムが憧れるドラゴンライダーのアクタを、2021年『るろうに剣心 最終章』で演じた雪代縁をはじめ、今後の待機作に『聖闘士星矢』のハリウッド実写化『ナイツ・オブ・ソディアック(原題)』で主人公・星矢を演じるなど、日本だけでなく世界で飛躍する新田が演じる。
出会うはずのなかったナギとタイムの出会いによって、どんな冒険が始まるのか?
「ワンダーハッチ ―空飛ぶ竜の島―」実写とアニメーションの融合で描く
そして本作の目玉の一つである実写とアニメーションの融合を国内外で高い評価をえる2人の監督が手掛ける。作品全体の監督を務めるのが、大手企業のCMを担当し、その後『東京喰種 トーキョーグール』などの映画でメガホンをとった萩原健太郎。萩原監督は今回のプロジェクトについて、「子供の頃から大好きなファンタジー作品を同じくらい大好きなディズニーで、しかもオリジナルで制作できるなんて僕自身まだ夢の中にいるようです」とコメント。そして、アニメーション監督を務めるのは『映画 プリキュアオール スターズDX1~3』、『スマイルプリキュア!』『劇場版ONE PIECE STAMPEDE』などの数々のアニメ映画を監督した大塚隆史。大塚監督は「日本の2Dアニメーションがこれまでに培ってきた技をふんだんに込めて、アニメーションらしい世界観を表現し、面白い形での実写との別世界観を演出し、それぞれの異なった世界で存在する者同士が交流する不思議さを楽しんでいただけたらと思います」と語った。
さらに、キャラクター原案・コンセプトアートを務めるのは世界累計発行部数が4100万部を超える『約束のネバーランド』(集英社 ジャンプコミックス刊)の作画を担当した出水ぽすか先生。出水先生は本作の制作について、「普段から好きなドラゴンたちのいる壮大なファンタジーの世界を土台に、これまであまり描いてこなかった東洋の民族テイストをかけ合わせたような不思議な組み合わせの世界観にワクワクしながら制作しています」と、実写とアニメの融合という世界観に自身も期待が高まっていることを明かしている。また、アニメの制作を担当するのは『攻殻機動隊』シリーズ、『PSYCHO-PASS サイコパス』を始め、2021年からディズニープラスで独占配信が開始された『スター・ウォーズ:ビジョンズ』の『九人目のジェダイ』を手掛けたProduction I.G。
脚本は、萩原監督とともに『Spectacled Tiger』で共同脚本を務めNHKBSプレミアムドラマ『嘘なんてひとつもないの』はATP奨励賞を受賞した藤本匡太、『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞(R)国際長編映画賞を受賞した大江崇允、『キャラクター』の脚本を務めた川原杏奈が担当。また、プロデューサーは、『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー(R)賞国際長編映画賞を受賞した山本晃久、『未来のミライ』でアカデミー賞(R)長編アニメ部門ノミネートを果たした伊藤整、ディズニープラス「スター」の『すべて忘れてしまうから』の涌田秀幸が務める。
「ワンダーハッチ ―空飛ぶ竜の島―」新映像公開
今回発表の場となった「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」のプレゼンテーションには、本作を代表して、アクタ役の新田と山本プロデューサーが登壇。イベント内では、2人から一足早く本作の物語を垣間見ることができる特別映像を世界に向けて解禁された。
映像では、ナギや、タイム、アクタなどの姿が収められており、キャストたちの撮影の様子に加え、アニメーションの絵コンテを書く様子や、都会のビル群や鬱蒼と木々が生い茂る島や壮大な屋外セットなど、誰も見たことのない世界を作り上げる様子がうかがえる。床に描かれた大きな絵、木で作られたドラゴンの像、ドラゴンと思しき青い謎のキャラクター、なども映し出されており、いったいこれらはどのように物語に関わるのか、より期待が高まる映像となっている。
この映像に登場しているコンセプトアートは、出水先生が担当。大空を少年がドラゴンに乗って優雅に飛んでいる姿やドラゴンに乗ったまま弓矢を掲げるドラゴンライダー、空に浮かぶ幻想的な島々が描かれているものなど、躍動感を感じさせるキャラクター、緻密な描写によって創られる独創的な世界観が伝わってくるビジュアルとなっている。映像のラストには、タイムがナギに対して、どの国の言語とも異なる言語で話しかける言葉の意味とは?(modelpress編集部)
萩原健太郎/監督コメント
構想から約5年、ようやく『ワンダーハッチ ―空飛ぶ竜の島―』を発表出来ることに大変興奮しています。子供の頃から大好きなファンタジー作品を同じくらい大好きなディズニーで、しかもオリジナルで制作できるなんて僕自身まだ夢の中にいるようです。西洋の文化をベースにせず、少数民族を含めた様々な東洋の文化とモチーフを取り入れたアジア発の新しいファンタジーを目指しました。さらにそこに日本が誇るアニメを融合させるという前代未聞の作品となっております。スタッフ、俳優たちと想像力をフル回転しながら絶賛撮影中です。配信開始を楽しみにお待ちください。大塚隆史/アニメーション監督コメント
アニメーションと実写の世界観が融合・交錯する世界観とドラマに、とてもわくわくしながら企画書や脚本を読みました。その壮大な世界観をどうやってアニメーションに落とし込むかを、集まってくれたアニメーションスタッフみんなで楽しく考え、アイデアを出し合っています。日本の2Dアニメーションがこれまでに培ってきた技をふんだんに込めて、アニメーションらしい世界観を表現し、面白い形での実写との別世界観を演出し、それぞれの異なった世界で存在する者同士が交流する不思議さを楽しんでいただけたらと思います。出水ぽすか/キャラクター原案・コンセプトアートコメント
ワンダーハッチ情報解禁!発表を待ってました!キャラクター原案・コンセプトアートで参加させて頂きました。普段から好きなドラゴンたちのいる壮大なファンタジーの世界を土台に、これまであまり描いてこなかった東洋の民族テイストをかけ合わせたような不思議な組み合わせの世界観にワクワクしながら制作しています。さらに実写との融合です!実物大の武器の仮制作写真が送られてきたときには、本当に実写とアニメを同時に作っているんだと心踊りました。なによりワンダーハッチのタイトルが好きなのでワンダー叫んでいきます。お楽しみにー!
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