山田裕貴、月9初レギュラー決定 北川景子と“混ぜるな危険”の天才教員役<女神の教室~リーガル青春白書~>
2022.11.07 05:00
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俳優の山田裕貴が、2023年1月スタートの女優の北川景子が主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』(毎週月曜よる9時~)に出演することが決定。山田は今作が月9初レギュラーとなる。
北川景子主演「女神の教室~リーガル青春白書~」
今作は裁判官で実務家担当教員の主人公・柊木雫(ひいらぎ・しずく/北川)と彼女を取り巻く人々が自身の価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問うリーガルエンターテインメント作品。柊木が「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーに、ロースクールで「法」だけでなく「人」を学ぶ授業を展開。“司法試験合格”という目先のゴールばかりにとらわれるロースクールの現実に、新風を巻き起こしていく。裁判官という法曹界のエリートながら、人間味溢れるキャラを演じる北川。月9作品初主演というメモリアル作で、経験したことのない役柄に挑戦する。
北川景子&山田裕貴、ロースクールの教員に
裁判官や検察官、弁護士などの“法曹界”を目指す学生たちが通う法科大学院、通称・ロースクールが舞台となる今作。青南大学法科大学院に派遣教員としてやってきた柊木は、教員の藍井仁(あおい・じん/山田)と5人のロースクール生たちに出会う。しかしそこで、目先の“司法試験合格”のみを目指すロースクール生の姿を目の当たりすることに。研究家教員・藍井をはじめ教師側は学生に司法試験のノウハウを教えることにしか興味が無く、学生側も単位が取りやすい授業を履修しながら試験の対策になることしか求めていなかった…。特に柊木を教員としてサポートするはずの藍井は、成績上位の優秀な学生しか相手にせず、下位の学生は置いてけぼり。そんな現場の実態に、裁判官時代は一つ一つの事案に時間をかけ、「人を知らなければいい法律家にはなれない」を信念に職務を全うしていた柊木は納得がいかない。そんな彼女が学生たちを立派な人材に育て上げるために授業で重視したのは、“人々の行動に隠れたなぜ?”を見つめること。学生が法曹界へ進み、実際の事件を扱うとき向き合うのは、法とさまざまな事情を抱えた“人間”。だからこそ柊木は、まずは人を知ること、知ろうとすることが大切だという信念を教え込むために、毎回ある判例を取り上げそこに登場する人物の行動に着目。真逆の価値観を持つ藍井や学生たちと切磋琢磨しながらも法の教科書には載っていない“気づき”を与えていく。ひょんなことから教鞭を振るうことになった柊木による、「人」を知るための授業が始まる――。
さらに、単なるリーガル青春群像劇にとどまらないのが今作の見どころの一つ。柊木たちが法と人を見つめる傍らでは、手に汗握るサスペンス的な展開も。しかしそれは法では罰せられない程度の嫌がらせばかりで…。なぜ柊木とその周辺を狙った嫌がらせが起こるのか、そしてその犯人とは…?
山田裕貴は変わり者の“判例オタク”役
藍井は、青南大学法科大学院・研究家教員。超が付くほどの合理主義者で変わり者。判例オタクで、知識では誰にも負けない自信がある。司法試験に必要なノウハウを教えること以外に興味はなく、そもそも他人に対しては無関心。授業では成績上位の学生にしか指導する気はなく、下位は眼中にもない。しかし、東大法学部在学中に司法試験に合格した天才であること、的確かつ合理的な授業で司法試験合格を目的とした自主ゼミ“藍井塾”では毎年圧倒的な試験合格率を誇るため、ロースクール生からは“メシア”、“ゴッド”と崇拝され、教員からも“エース”と認められている。その一方で、指導方法や性格の不一致から柊木とは絶え間ない言い争いをしており、「ローは仲良しごっこをする学校ではない!」と一喝。藍井の言動にいら立つ柊木からは「サタンだ」とつぶやかれるのだった。しかし柊木と共に授業を行う中で、さまざまな影響を受けていく藍井。合理的で、どこか人間味のなかった彼に、徐々に人らしい感情が芽生えていって…。
山田裕貴、月9初レギュラー決定
天才・他人にはまったく興味なし・憲法研究家・法律判例オタク・学生からは神扱いという、多彩な人物像で一筋縄ではいかない役どころを演じることになった山田。そんな山田は『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011年、テレビ朝日)で俳優デビュー。その後も映画、ドラマ、舞台と幅広く出演をしてきた。近年では映画『あゝ、荒野』(2017年)、映画『東京リベンジャーズ』(2021年)、『特捜9』シリーズ(2018年ほか、テレビ朝日)、『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』(2021年、カンテレ・フジテレビ)、『志村けんとドリフの大爆笑物語』(2021年、フジテレビ)、連続テレビ小説『ちむどんどん』(2022年、NHK)などの話題作に立て続けに出演し、2022年エランドール賞・新人賞を受賞した。なお2023年放送開始予定の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)でも北川と共演予定となっている。また、山田は今作で月9作品へのレギュラー出演とリーガル作品への出演が初となる(※月9初出演は2021年の『監察医 朝顔 第2シリーズ』)。
山田は出演決定時を「まさか、自分の人生が月9に出演できる道のりになるとは想像していなかったので、単純に“わぁ、すごい!”という思いが強かったです」と回顧。さらに「どんな枠だろうと、どの場所でも自分がやることは変わりません。自分が今までやって来たことを、今回もしっかりとできればいいなと思っています」と意気込みを語っている。
気さくな人物で“人”と向き合うことを大切にしている柊木と、そんな彼女とは真逆の性格と指導理念を持つ藍井。“混ぜるな危険”レベルの関係性となる2人が出会い、ときにぶつかり合いながらも切磋琢磨してロースクールの現実に向き合っていく同作。個性豊かなキャラクターと、リーガル群像劇×サスペンスが盛り込まれたオリジナルストーリーに注目だ。(modelpress編集部)
山田裕貴コメント
― 今作の出演が決まった際の心境をお聞かせください。素直に“すごい、月9だ!”という感想でした(笑)。まさか、自分の人生が月9に出演できる道のりになるとは想像していなかったので、単純に“わぁ、すごい!”という思いが強かったです。『プライド』、『HERO』などいろいろな作品を、子供のころからよく見ていました。最近の作品では、吉沢亮くんが出ているなぁとか、自分と同年代の人たちが主演として出始めているイメージ。ただ逆に、どんな枠だろうと、どの場所でも自分がやることは変わりません。自分が今までやって来たことを、今回もしっかりとできればいいなと思っています。
― オリジナルドラマとなりますが台本や自身の役に関する印象は?
ロースクールの学生たちがそれぞれ思いを抱えながら司法試験という難関に立ち向かっていく姿や、世の中のどれが真実で、どれが偽物なのか?と疑う目を持った方がいいというメッセージもドラマを通して考えていただけるのではないでしょうか。藍井という役については、衣装やメイクによって、どんな人物なのか徐々にわかってくるんじゃないかと思っていたんです。逆に言うと、台本だけだとどのようにもなれる。カッチリしたスーツを着た格好良いスタイリッシュなキャラクターでもいけるし、ラフなスタイルでもいける…(人物の細かい方向性を)メチャクチャ任されているなと(笑)。藍井はクセが強めには見えますが…とにかく学生たちは試験に合格しないと時間や費やしたお金がもったいないと考える男。法律を活かせない職業に就くなら今の時間は無駄、だから司法試験に合格しろ、勉強しろ…ただ、それだけなんです。でも僕は、できない学生への厳しさ、切り捨ててしまう藍井の姿も、逆に愛情に見えればいいなと思っています。
― 視聴者の皆さまへメッセージ
今作はただの教員、学生が登場する学園ドラマではありません。女神と書いて“テミス”と読むのも新しいですし、サブタイトルで“青春白書”と付いていますが、ただの青さや春っぽさではなく、厳しさや辛さ、人間が生きていくことの大変さを法律に絡めて見せていくドラマなので是非楽しんでいただきたいです。登場人物たちと同じような悩み、苦しみ、辛さを抱えた方たちには、みんな一緒だと感じていただけたらうれしいです。
野田悠介氏(フジテレビ編成制作局ドラマ・映画制作センター・ドラマ・映画制作部)コメント
藍井仁は司法試験の合格率を上げるため、柊木とは真逆の指導法で徹底的に学生に対して受験勉強ハウツーのような講義を展開していきます。その講義の緊張感は息苦しさも感じるほどだと思います。そんな厳しさを兼ね備え、自分のやるべきことを徹底的に貫く人物を山田裕貴さんにお願いさせていただきました。山田裕貴さんは役柄に完全に入り込みキャラクターを構築してくれる本当にすてきなお芝居をされると思っていて、今回ご一緒できて本当にうれしいです。学園ドラマをはじめ色々な教師・教員がドラマの中で登場したと思いますが、その中でもかつて見たことのないキャラクターを山田裕貴さんが構築して下さっているので、是非、楽しみにして下さい!
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