オダギリジョー「オリバーな犬」は構想10年 “犬”役の理由は?「もうそろそろ犬くらいしかないなと」<東京ドラマアウォード2022>
2022.10.25 19:06
俳優のオダギリジョーが25日、都内にて行われた「国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2022」のメインイベントである「東京ドラマアウォード2022」授賞式に出席。『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』(NHK)が作品賞<単発ドラマ部門>でグランプリに輝き、脚本・演出・編集を担当した同作について語った。
オダギリジョー「オリバーな犬」は「色んなところと戦うことになったと思う」
『カムカムエヴリバディ』(同局)で助演男優賞を受賞し、同日再びの登壇となったオダギリは「いいんですかね、こんないただいちゃって」と茶目っ気たっぷりにコメント。『オリバーな犬』については「好き勝手書かせてもらって、プロデューサーチームも色んなところと戦うことになったと思う」とし、「現実にしてくれたのは本当にこのお三方のおかげですね」と一緒に登壇した制作統括3人に感謝した。
また裏方としての役割も担ったことについては「好きなんですよね。脚本とか編集とか1人でやる作業が結構好きで」と明かし、今作はいつ頃から温めていた企画なのか聞かれると「10年くらいですかね」と答えて会場を驚かせた。
同作ではオダギリが着ぐるみを着た“犬”姿であるのが何よりも特徴的だが、オダギリは「色んな役を演じてもうそろそろ犬くらいしかないなと。着ぐるみ着るくらいしかないなと」とユーモアを交えて話し、「犬を利用して人間を描けるのかなと思って、そこに興味や面白さを見ました」と語っていた。
「東京ドラマアウォード2022」発表
今年で15回目となる「東京ドラマアウォード」は、作品の質の高さだけではなく、“市場性”、“商業性”にスポットをあて、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰している。今年の作品賞<連続ドラマ部門>グランプリは『最愛』(TBS)。主演男優賞は『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ)の菅田将暉、主演女優賞は『最愛』の吉高由里子、助演男優賞は『カムカムエヴリバディ』のオダギリ、助演女優賞は『やんごとなき一族』(フジテレビ)の松本若菜が受賞した。
連続ドラマ部門では『カムカムエヴリバディ』『ミステリと言う勿れ』のほか、『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ)『緊急取調室 第4シーズン』(テレビ朝日)『シェフは名探偵』(テレビ東京)『おいハンサム!!』(東海テレビ)が作品賞優秀賞に。『最愛』が作品賞グランプリ・主演女優賞・演出賞を獲得し、3冠となった。(modelpress編集部)
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