趣里、2023年度後期朝ドラ「ブギウギ」ヒロインに決定
2022.10.17 15:13
女優の趣里が2023年度後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』のヒロインに決定した。
趣里、2023年度後期朝ドラ「ブギウギ」ヒロインに決定
第109作・連続テレビ小説『ブギウギ』のモデルは、戦後の大スター・笠置シヅ子。歌って、踊って、“心ズキズキわくわく”明るい笑顔とまっすぐな心でヒロイン・鈴子が、歌手の道を駆け抜け日本中に元気を届ける。ヒロイン・鈴子に抜擢された趣里は、2471人の応募があったオーディションから選ばれた。
趣里ヒロイン「ブギウギ」物語
大正の終わりごろ、大阪の下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫な女の子。小学校を卒業した鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と思うようになり、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。必死に稽古にはげんだ鈴子は、メキメキと成長、抜群の歌唱力で頭角を現していく。昭和13年、鈴子は上京。そこで、人気作曲家と出会い、大きく運命が変わる。鈴子は、作曲家の指導を受け、“スウィングの女王”と呼ばれ人気歌手になっていく。しかし、戦争が始まると、鈴子が置かれた状況は一変。鈴子の歌っていた歌は「敵性音楽」となり、鈴子の舞台での歌や踊りが厳しく制限されてしまう。さらに、鈴子の弟は出征。また、ちょうどその頃、鈴子の母も病気で亡くなってしまう。
不幸が重なり悩んでいた鈴子の前に、ある青年が現れる。ふたりは恋に落ち、やがて結婚を誓いあうまでに。しかし、青年の家族は大反対、結婚はなかなか実現しない。やがて戦争が終わり、鈴子は青年の子を身ごもる。ところが、青年は病にかかってしまう。会えない日々が続き、そして、臨月の鈴子のもとに届いたのは青年の訃報だった。死に目に会えず、結婚もできないままの別れ。数日後、鈴子はひとりで娘を出産した。
鈴子は、ひとりで娘を育てながら舞台で歌う。そんな中、生まれたのが「東京ブギウギ」。明るく、飾らず、全身で歌う、鈴子の真骨頂。戦後の傷ついた日本に、その歌声が響き渡る。鈴子の歌声に合わせて、笑顔で歌い踊る人たちが日本中にあふれていった。鈴子は“ブギの女王”と呼ばれるようになり、大スター歌手への階段を駆け上がっていく。
趣里、ヒロイン抜擢で「喜びと驚きで身が引き締まる思い」
趣里は「まさか自分に、このような日が来るとは思っていなかったので、喜びと驚きで身が引き締まる思いです。私はこれまで、エンターテインメントがもつ力に救われてきた経験がありまして、多くの方々を笑顔にし、前向きな気持ちにしてくれて、生活に彩りを添えてくれる朝ドラに強い憧れがありました。今回、『自分にはこれが最後のチャンスだ』と思い、挑戦しましたが、オーディションを通して本当に素敵なスタッフの皆さんと出会うことができました。スタッフの皆さんと一緒に、いい作品を作り、届けたいと強く思いました」とオーディションを振り返り、「今回は歌と踊り、芝居と大変になるかと思いますが、みなさんにお見せできるように、稽古を重ねて、これまでの自分のすべてを懸けて、全力で向き合います。そして、これまで支えてくれた方々への感謝の気持ちを忘れずに、恩返しができるように、見てくださる皆様の心がブギウギ、ズキズキ、ワクワクしていただけるような作品が届けられるように頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。趣里は「とてもステキでした」制作統括がオーディションを振り返る
脚本家・足立紳氏は「趣里さんの、猫の目のようにクルクルと変わる豊かな表情と、ちょっとハスキーな声は、我々スタッフたちが考えているヒロインのイメージにぴったりです。スタッフたちはみんな今、『趣里さんにあんなこと言わせてみたい!』『こんな動きをしてもらったら……!』と想像してはニタニタと笑顔を浮かべワクワクズキズキしています。そしてきっと、その想像の上をいくヒロイン像を視聴者の方には見て頂けると思います。どうぞお楽しみに!」とコメント。ヒロイン発表にあたって制作統括・福岡利武氏は「オーディションでの趣里さんのお芝居と歌、そして佇まいがとてもステキでした。にじみ出るなんとも言葉ではうまく表現できない個性と魅力、芯の強さ、そして愛嬌たっぷりの笑顔が印象的でした。趣里さんがすっと心に入ってきました」と明かし、「すばらしいヒロインを迎えて、みなさまにおもしろいドラマをお届けできるように、スタッフ一同、まい進してまいります!」と意気込みを語った。(modelpress編集部)
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