オダギリジョー、山崎賢人主演「アトムの童」出演決定「香川照之さんへの恩返しのつもりで、お引き受けします」
2022.09.16 17:13
俳優のオダギリジョーが山崎賢人(※「崎」は正式には「たつさき」)が主演を務める10月期のTBS系日曜劇場「アトムの童」(毎週日曜よる9時~)に出演することが決定した。
山崎賢人主演「アトムの童」
本作は、『この恋あたためますか』、『相棒』(EX)、『相棒season18 元日スペシャル』(EX)を手がけた脚本家・神森万里江による完全オリジナルストーリー。ゲーム業界を舞台に、若き天才ゲーム開発者が大資本の企業に立ち向かう姿と、周囲の人たちとの関わりによって成長していく姿を描く。山崎演じる若き天才ゲーム開発者・安積那由他(あづみ・なゆた)と敵対する大手IT企業の社長役で、このたびオダギリの出演が決まった。ゲーム業界を舞台に繰り広げる2人のバトルに注目だ。
オダギリジョー、8年ぶり日曜劇場
オダギリが日曜劇場に出演するのは、2014年放送の『S-最後の警官-』以来、約8年ぶり。本作で演じるのは、インターネット検索サービス「SAGAS(サガス)」の社長・興津晃彦(おきつ・あきひこ)。大学時代に起業し、日本最大のIT企業へと成長させた剛腕実業家で、その彼が近年力を注いでいるのがオンラインゲーム事業。その先にいったい何を目論んでいるのか。既存のゲーム会社から「ゲーム業界の黒船」と恐れられている「SAGAS(サガス)」。一方の那由他は、かつて「ジョン・ドゥ」の名前で活動し、素性を明かさないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称されていた。那由他にとって興津は因縁の相手でもある。そんな両者の対決は本作の大きな見どころだ。
オダギリジョー「アトムの童」出演経緯
2006年に公開した西川美和監督の映画「ゆれる」で、香川照之と兄弟役を演じたオダギリが、TBSからのオファーに対し「香川さんへの恩返しのつもりで、お引き受けします」と役柄さながら“兄弟愛”とも言える心意気に、制作スタッフは大感謝しているという。オダギリはすでに決まっている他のスケジュールを縫って撮影に臨むことになった。オダギリは山崎のデビュー作である2010年テレビ朝日「熱海の捜査官」の主演であり、プライベートでのサッカー仲間だった。また、オダギリはこのドラマの演出とプロデューサーがアシスタント時代に一緒だったことを覚えており、本作ではチーフとして背負っていることにも嬉しさを感じたという。「山崎君をはじめキャストスタッフの皆さんの力になれるのであれば」と協力要請に快諾したという。
プロデュース・中井芳彦、オダギリジョーに感謝
プロデュースの中井芳彦氏は「オダギリジョーさんにオファーさせていただいた際、この番組の演出と私が13年前のアシスタント時代にドラマで一緒だったことを覚えていてくださいました。今作ではチーフとして背負っていることをうれしく思います、とお話しいただき感激しました。この役を受けていただき感謝しかありません」とお礼を述べ、「山崎賢人さんはじめキャストのみなさま、そしてスタッフと、新たにオダギリジョーさんとともに一生懸命、真摯に『アトムの童』を作りたいと思います」と意気込みをみせた。(modelpress編集部)
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