北野日奈子、松井玲奈の“乃木坂46兼任時代”回顧 共演は「運命」＜少年のアビス＞

荒木飛羽主演「少年のアビス」

「少年のアビス」は、閉塞感が漂う田舎町の小さな世界の中で、行き場がない少年と、その家族、幼馴染、教師…強烈な個性を放つ登場人物たちの、“心中”から始まるスーサイドラブストーリー。

2020年から「週刊ヤングジャンプ」で連載をスタートし累計発行部数100万部突破中の人気コミックが原作で、実写ドラマ化することが発表されるとTwitter上でトレンド入りするほどの反響が寄せられた。

北野日奈子、松井玲奈と再会で歓喜

同作でアイドル・青江ナギ役を演じる北野は4月に乃木坂46を卒業したばかりだが、高校教師の“柴ちゃん先生”こと柴沢由里役の松井も2014年～2015年の約1年間にわたりSKE48と乃木坂46を兼任していた時期があった。

本イベントで、同作の内容にちなみ“運命”だと思うことを聞かれた北野は「玲奈さんに8年ぶりくらいにお会いしまして」と切り出し、「元々乃木坂に所属して半年くらいの時に、玲奈さんが乃木坂46に兼任に来てくださって。一緒のグループで1年ぐらい活動していたんですけど」と当時を振り返った。

松井玲奈、北野日奈子に親心抱く

さらに「卒業後初めて映像作品に参加させていただいたんですけど、そこに玲奈さんがいたのはすごく運命というか驚いて、すごく嬉しかったんですよ」と共演が決定した際の心境を回顧。「色々なことをメンバーに教えてくださっていたので、“大先輩・憧れの先輩”っていう感情がすごくあったので、久しぶりにお会いできて、お話できたことがすごい嬉しかったです」と再会を喜んだ。

松井も「私の知ってる日奈子ちゃんは“少女”って感じの可愛らしい彼女だったので、今回ナギちゃんを演じている姿になった時に、親心ですよね。大人になって…みたいな（笑）。ナギの憂いのある表情を見せてくれた時にすごくドキッとする。『あ、こんな表情もするんだ』って思いながら撮影してました」と北野の変化に触れ、北野は「嬉しいですね」と先輩からの褒め言葉に満面の笑みを見せていた。（modelpress編集部）

「少年のアビス」ストーリー

高校2年生の黒瀬令児（荒木飛羽）は、町や家族に縛られながら“ただ”生きていた。

認知症の祖母と、その介護に追われる母親（片岡礼子）、引きこもりの兄との窮屈な4人暮らし。5年前に家を出て行ったという父親は、行方不明だ。そんな状況下で、将来の夢も特にない。町を出たいという気持ちはあるが、少しでも母親を楽にさせるため、大学には進学せず、就職を希望していた。

ただ、漠然と日々を過ごしていた時、運命の出会いを果たす―。憧れのアイドル・青江ナギ（北野日奈子）が、町にいた。そして、ナギに持ち掛けられたのは“心中”だった…。

生きることに希望はあるのか。この先に「光」はあるのか。そんな令児を取り巻くのは、町を出ると約束した幼馴染のチャコ（本田望結）、執拗につきまとう教師（松井玲奈）、息子を縛る母親、そして、かつての親友（堀夏喜）。絶望の淵に漂う少年のスーサイドラブストーリー、開幕―。