ディズニー実写版「美女と野獣」“一夜限り”豪華ステージに観客涙
2017.04.13 10:53
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12日、都内にて映画「美女と野獣」(4月21日 日本公開)のプレミアム吹替版上映会が開催。主人公ベルの吹替を担当する昆夏美、野獣役を担当する山崎育三郎をはじめ、岩崎宏美(ポット夫人役)、村井國夫(モーリス役)、吉原光夫(ガストン役)、藤井隆(ル・フウ役)、小倉久寛(コグスワース役)、島田歌穂(プリュメット役)の豪華8名のキャストが登場した。
目次
500人の観客を魅了
会場には500名の観客が集結。本編のエンドロールが終了すると、真っ赤なカーテンが開き、劇中に登場するお城のボールルームをイメージした煌びやかなステージが姿を見せた。そして、光輝くシャンデリアの下、美しい歌声と共に登場したのは、ベル風の黄色いドレスに身を包んだベル役の昆。それに応えるように野獣役の山崎も現れ、「美女と野獣」日本版デュエットソングを観客の前で歌唱。途中、2人が手を取り合い、ベルと野獣が心を通わせるボールルームのシーンを再現すると、その美しさに会場中からため息がこぼれた。
豪華出演者が続々披露
続いて登場したのは、ベルに恋する力自慢のうぬぼれやで、同作の悪役(ヴィラン)であるガストンの吹替を担当する吉原と、ガストンを崇拝するお調子者ル・フウを担当する藤井。昆と山崎によるステージとはうってかわって、コーラスと共に劇中歌「強いぞ、ガストン」を力強く、そして高らかに熱唱した。その後、昆・村井が「時は永遠に」を、山崎が「ひそかな夢」を、岩崎・小倉・島田が「ひとりぼっちの晩餐会」をそれぞれ歌い上げ、観客を魅了。最後は岩崎が歌うアカデミー賞受賞の名曲「美女と野獣」に合わせキャスト全員がダンスと歌を披露。映画の世界をそのまま抜き出したようなステージに涙する観客の姿も見られる中、幻想的で美しい感動のフィナーレを迎えた。
以下、登壇者コメント。
昆夏美(ベル役)コメント
私自身も小さいころから『美女と野獣』の大ファンで、今日ご覧いただいた皆様もアニメーションでは描かれていなかったところに新しい発見があったと思いますし、この実写版で初めて『美女と野獣』をご覧になった方は、その心温まるストーリーに感動されてこの実写版『美女と野獣』が大好きな作品になったかなと思います。ロンドンで初めて本編を鑑賞したときに、村井さん演じる父モーリスとベルの、「2人で生きてきたからこそお互いのことを理解している関係」に第1回目の涙を流しましたし、私が1番大好きなボールルームのシーンも、実写版では特に細かく描かれていて、今日の会場のようにお城全体がベルと野獣の愛を祝福している美しいシーンに仕上がっています。今日プレミアム吹替え版キャストの皆さんとそれぞれのシーンを舞台で再現して、改めて『美女と野獣』は色々なジャンルの音楽が集まったエンターテインメント作品だと感じました。是非、10回、20回見ていただきたいです!
山崎育三郎(野獣役)コメント
今回が日本で初めてプレミアム吹替版をご覧いただける機会でしたが、いかがでしたでしょうか?初めてロンドンで鑑賞した時に、劇場内はミュージカルの舞台を見ているような雰囲気で、曲が終わる度に拍手が起こっていました。今日はどうでしたか(笑)?僕が演じた野獣は魔女の呪いで醜い姿に変えられてから、クライマックスにかけてだんだん声質が王子に変わっていったのですが気づきましたでしょうか?また、今日歌わせていただいた劇中歌「ひそかな夢」はアラン・メンケンさんが本作のために書きおろした新曲で、初めて聴いた時はこんな美しいメロディーがあるのかと感動しましたし、今日も心を込めて歌いました。ボールルームでダンスを終えたベルと野獣は、誰が見ても心が通じ合っていて、これまで自分勝手に生きてきた野獣が初めて他人を気遣い、ベルの思いを受け入れる彼の心の変化を表現しています。アニメーション版も大好きですが、野獣を愛おしく思ったのは初めてで、公開を待つ皆さんにも野獣のキャラクターに注目して頂きたいです。
岩崎宏美(ポット夫人役)コメント
舞台は慣れているはずなのにとても緊張してしまいました。映画の本編は拝見していますが、プレミアム吹替版が絶対おすすめです!字幕版も勿論素晴らしいのですが、字幕の文字数制限に関係なく色々な声を出して抑揚をつけながら表現しましたので、きっと新しい発見もあるのではと思います。ストーリーも、ベルと野獣の関係を見て、「本当に愛し合っているんだな…」「二人は本当の愛を見つけたんだな」と涙してしまいました。本当に素晴らしい作品ですので私も沢山の方に宣伝します。口コミが大事です!
村井國夫(モーリス役)コメント
私は今舞台の最中でリハーサルに参加できなかったのですが、一緒にステージに立つ昆ちゃんと育三郎くんに教えてもらいながら今日とても楽しく歌わせていただきました。『美女と野獣』は愛というものを考えさせられる素晴らしい作品です。私の演じたモーリスは母を亡くしたベルに、母親の分の愛情も注ぎながら接しているのですが、その関係性はやはりアニメーションではなく人間のドラマとして表現されています。モーリスは、私がとても大好きな俳優さんが演じているので吹替えを担当させていただくことが決まり光栄でしたが、私の声があまりにも良すぎるので、モーリスの役柄に合うのか心配でした…今のはツッコむところだよ(笑)。普段は僕自身、字幕版の映画を見るのですが、是非プレミアム吹替版も見ていただきたいです!
吉原光夫(ガストン役)コメント
今日のイベントは、普段舞台に立っている僕でも緊張するぐらい盛りだくさんでしたが、うまくいったんじゃないでしょうか(会場から盛大な拍手)。僕は吹替え自体が初めてで、想像以上に難しくてこれは技術職だと感じましたね。また普段はあまり映画を吹替えで見ないのですが、情報が耳から入ってきて映像に集中しやすく、すごく見やすいなと思いました。公開されたら字幕、吹替え…とぜひ何度でも楽しんでください。映画では、(山崎)育三郎演じる野獣の歌声が王子らしく変わっていくのが印象的でした。本当に切なくて、野獣に感情移入して泣いたね!ガストンとしては、ベル役の昆夏美にフラれるのが、悔しくもあり嬉しくもありました。
藤井隆(ル・フウ役)コメント
今日はすごく緊張しましたが、ガストン役の吉原さんが踊るときに「顔」でひそかに助けてくださって、かっこよくて感動しました!すごく素敵なガストンだなと思いました。今日映画をご覧いただいたみなさんにも、これからもぜひ『美女と野獣』を応援してほしいと思います。映画ではやっぱり、「強いぞ、ガストン」を歌うシーンが印象的でした。ガストンが楽しそうにしているのをル・フウが見守りながら歌う姿が好きなんですが、要所要所でみんなに小銭を配っているル・フウもすごく好きです!
小倉久寛(コグスワース役)コメント
この役に決まったときはすごく嬉しかったのですが、収録を終え後は公開を待つばかり…と思ったら、こんなにたくさんのお客様の前でイベントがあるとは思わず、とても緊張しました。それでもなんとかやらせていただきました!楽しんでいただけましたら嬉しいです。映画で印象的なシーンは、やっぱりベルをみんなでもてなす「ひとりぼっちの晩餐会」の場面が豪華で最高でしたね。ベルが野獣を看病しながら二人で口喧嘩かするところも、胸がきゅーんとしますね。この映画のように「人は見かけではないんだ」と思うと僕も嬉しいですし、これからイケメンブームに変わって、野獣ブームが来ると良いなと思います!
島田歌穂(プリュメット役)コメント
今回、本当に大好きな『美女と野獣』の実写版で吹替をやらせていただきました。あまりに素晴らしい映像に、収録のときも瞬間瞬間で感動と発見がたくさんあって、幸せいっぱいでした。いよいよ公開か近づいたんだと思うとわくわくしますが、今日はまるで映画から飛び出して、もうひとつの新しい舞台版の『美女と野獣』のステージに立たせていただいたようで、本当にめくるめく幸せな時間でした。映画の中ですごく心に残っているのは、ケガをした野獣をベルが看病するシーンで、お城の住人たちが野獣をやさしく見守るところ。(今は呪いにかかっているが)昔は素敵な時代だったんだよ、いつか必ずみんなであの頃に戻れるよ、という思いが伝わってきて、歌いながらうるうるしてしまいました。ほかにもこの映画の繊細で美しい映像、そして楽曲の素晴らしさが、ひとりでも多くの人に届くようにと願っています。
実写版「美女と野獣」
今作は、不朽のディズニー・アニメーション「美女と野獣」をディズニー自身が実写映画化した、100年語り継がれるエンターテイメント。“人と違う”事を自分だけの輝きに変えるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分を受け入れられない野獣─―ベルはなぜ、そんな野獣を愛したのか?知られざる真実がいま明かされる。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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