ディズニー「ズートピア」予想を裏切るリアリティが「大人にこそ突き刺さる」 “進化系ヒロイン”に共感&刺激
2016.04.22 08:00
『アナと雪の女王』『ベイマックス』のディズニーが贈る、ユニークな動物たちの“楽園”を舞台にしたファンタジー・アドベンチャー『ズートピア』(4月23日公開)。モデルプレスは今回、都内の「ウォルト・ディズニー・スタジオ試写室」にて特別試写会を実施。鑑賞直後の反応を探ってきました。
ウサギの新米警官×キツネの詐欺師が事件に迫る
同作は、ハイテクな文明社会を築いた動物たちが住む楽園「ズートピア」を舞台に、夢を信じるウサギの新米警官ジュディ・ホップスと、夢を忘れてしまったキツネの詐欺師ニック・ワイルドが、ズートピアに隠された衝撃的な事件に迫る姿を描いた物語。今回特別に招待された来場者は、20代の女性が中心。上映直後にモデルの横田ひかるさん、外川礼子さんを直撃し、感想をたっぷりと語ってもらいました。
『アナと雪の女王』に続く新ヒロインに共感
もふもふボディにぱっちりお目目、パタパタと動く長い耳、くるくると変わる豊かな表情…と愛らしいビジュアルで早くも注目を集めるディズニー新ヒロインのジュディは、「人参をつくることがウサギの“人生”」とされる中、立派な警察官になることを夢見て田舎町を飛び出し、大都会「ズートピア」で奮闘する大の努力家。夢に向かって猪突猛進に進むジュディは、まさに近年、『アナと雪の女王』や実写版『シンデレラ』などでディズニーが描き出してきた優しさ、強さ、純粋さ、前向きさを持った“進化系ヒロイン”です。
ジュディに対しての感想を聞いてみると、「小さいながらに強くて可愛かった」(外川)とキュートなルックスから発する大きなパワーを実感。さらに「ウサギが警察官になること」がありえないとされている常識を覆し、夢に突き進むジュディの姿に「人間の世界でも同じなのかな。“努力したら夢は叶う”というメッセージを感じました」(横田)と現実に重ね合わせていました。
夢を掴み大都会にやってきたものの、そこで待ち受けていたのは、希望とは違う職場に配属されるという現実。ジュディは、大きい動物たちばかりが活躍する署内で、「小さいウサギ」だからとバカにされてしまう…。「私たちの世代こそ共感できる」と2人は口を揃え、「大きい動物たちの厳しい目とか、人間社会でもあることだと思う」(横田)「不利な状況でも常に前向きな姿勢が素敵」(外川)とリアルな世界観に胸を打たれた様子。警察官になるという夢を叶えたジュディが様々な壁にぶつかる姿は、きっと誰もが共感を覚えるはずです。
キツネなのにイケメン!?相棒・ニックに胸キュン
そんなジュディが出会うのが、決められた人生は変えられないと信じ、“キツネ”らしい人生を生きる詐欺師のニック。2人はひょんなことからバディを組み、事件に挑んでいきます。ストーリーで重要となるのが、ニックが背負っている過去のある辛い出来事。横田さんと外川さんもそれが明らかになるシーンが「泣ける」と印象に残ったよう。
皮肉屋でいじわるなのに、陽気な魅力があって憎めない。ひょうひょうとした態度の裏には優しさが隠れている…そんなギャップのあるニックの姿に胸キュンしてしまう女性も多いはず。横田さんと外川さんも、一番好きなキャラクターを「ニック!」と息ぴったりに明かし、「観終わった今は本当に愛おしい!」(外川)「根は絶対優しいから良い」(横田)とその魅力を絶賛していました。
最初はお互い反発していたジュディとニックですが、一緒に困難を乗り越えていくにつれて、その関係には徐々に変化が。「観終わった後に隣の女の子たちが『ツンデレカップルみたい!』って話していて、『確かに!』って思いました」(外川)とラストまで2人の掛け合いに注目です。
可愛いだけじゃない!「大人でも楽しめるアニメーション」
どうしても動物が主人公の映画というと子ども向けのストーリーを連想してしまいがちですが、ある意味刑事ものとも言える同作は、犯人探しも見どころの一つ。さらに草食動物対肉食動物の対立構造を通して、人間社会の差別問題にも問いかけるという、社会的な意味も隠されています。「もっとファンタジックなのかなって思ってました」という横田さんも、「『ラストも最高だから絶対に観た方が良い!』って友だちにオススメします」とすっかり作品の虜に。外川さんも「ファンタジーなんだけど現実味がある」と頷き、鑑賞前後のイメージは「絶対変わると思います!」と断言していました。
試写会の観客にとったアンケートでも「子どもだけでなく大人でも楽しめる」という評価が多数。魅力が尽きない同作に「何回も繰り返し観たい!」と、リピーターも続出しそうな予感です。
ディズニー・アニメーション史上1位のオープニング興行成績を樹立
製作総指揮はディズニー作品のヒットメーカーであるジョン・ラセター氏、監督は『塔の上のラプンツェル』を手掛けたバイロン・ハワード氏と『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーア氏と、ディズニー・アニメーション第3黄金期の勢いを加速させた実力派の製作陣が集結。3月4日、一足早く公開されたアメリカでは、『アナ雪』『ベイマックス』を超えるディズニー・アニメーション史上1位のオープニング興行成績を樹立(公開3日間の興収/MOJO調べ)しました。
日本語版ヒロイン・ジュディ役は上戸彩
また、日本語版の声優として、ヒロイン・ジュディを女優の上戸彩さん、ジュディの同僚クロウハウザー役をお笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄さんが担当。そして、主題歌「トライ・エヴリシング」を歌うのは、Dream Amiさん。日本で社会現象にまでなった『アナ雪』の「Let It Go」に続く楽曲として話題の主題歌を、豊かな表現力で魅力的に歌い上げます。
大人にこそ観て欲しい
夢を抱くことの酸いも甘いも知り尽くした大人だからこそ、胸により突き刺さる同作。“夢を信じている“人にも、“夢を諦めかけた”人にも温かいエールを投げかけ、前向きな気持ちになれること間違いなしです。(modelpress編集部)[PR]提供元:ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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