紅葉の計画を立てるのは好きなのに、出かける日になると体調不良を理由にしていた俺
計画を立てている間が一番楽しかった
営業職の俺は、休みの前に出かける計画を立てるのが好きです。駐車場や途中のパン屋まで調べて、彼女に次々と送っていました。送っている間は、本気で行くつもりでした。
ところが当日アラームを止めると、山道を2時間運転することも、渋滞を避けるための早起きも、急に重く感じてしまう。あれだけ楽しみにしている彼女に、だるいから行きたくないとは送れませんでした。
同じ文面を3回送った
1回目に送ったのが「ごめん、今日ちょっと体調悪くて」。返ってきた「お大事に」を見て、布団の中でスマホを伏せました。その日のうちに「次こそ絶対行こ」と送ったのは、気まずさを消したかったからです。
それなのに2回目も、同じ文面を送りました。3回目は、打つのに迷いもしませんでした。
いつもなら「お大事に」が返ってくるはずの画面に、届いたのは「ほんとに体調悪いの?」。
言い慣れた理由が使えなかった
「まだちょっとしんどい」と打って、消しました。「寝てれば治るから」と打って、また消す。どれを送っても、4回目の同じ言い訳になる気がしました。
送ったのは「ごめん。ほんとは、起きたら行くのがだるくなってた」。続けて「3回とも」。
返ってきたのは「じゃあ最初からそう言ってよ」でした。布団から起き上がって、その言葉を何度か読み返しました。最初から言えば、彼女をがっかりさせる。それが嫌で、体調のせいにして逃げていたのは俺のほうです。
しばらくして、もう1通届きました。「山はもういい。駅の裏の公園なら来れるでしょ」
「行く。30分で着く」と返して、上着をつかみました。
そして...
公園の入口に、彼女が立っていました。前まで行って「ごめん」と頭を下げると、彼女は「寒いから早く歩こ」とだけ言って、先に歩き出しました。
自販機で温かいお茶を2本買い、池のまわりを歩きながら、彼女のリュックから出てきたおにぎりを2人で分けました。もみじにスマホを向ける彼女の後ろを、少し離れてついていく時間。
今は、出かける前の日に、起きられそうかどうかを自分から送るようにしています。山の紅葉は、まだ来年の約束にできていません。
(20代男性・営業職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
「会話して傷つきたくない」出産直前に夫から「仕事が忙しくなる」と言われ一人で出産した妻が会話をやめた理由【漫画】エキサイトニュース -
【漫画】毎日「子ども産め」ばかり! 義家族にやめてと言うも…【夫と義家族に無視される私 Vol.29】エキサイトニュース -
「お父さんも同じことを言ってたわよ」と実家の母に笑われた俺が、彼女の弁当にスマホを向けるまでの事情ハウコレ -
【星座別】この冬、出会いが続いてモテ期に入る女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
【誕生月別】2026年11月下旬、「手、冷たいね」から両思いが始まる女性ランキング<第4位~第6位>ハウコレ -
【星座別】この冬、出会いが続いてモテ期に入る女性ランキング<第4位~第6位>ハウコレ -
「用事なくなったから来た!」彼のサプライズ♡だが彼女は喜ばず…おうちデート後⇒「…っ」彼女が大号泣したワケ愛カツ -
高熱の幼い子の【夜間救急代】を「無駄遣い!頭使え!」と怒鳴る夫!?しかし⇒妻の静かな一言に、夫「あ、いや…」愛カツ -
【漫画】アイツと同じ血が流れている私…助けてもらう資格はない【夫の死体が消えている Vol.29】エキサイトニュース