「一緒にお風呂入った仲だからね笑」と送った私→幼馴染の彼女から届いた意外な誘い
歓迎の挨拶に足した言葉
幼馴染に彼女ができたと知ったのは、少し前のことです。
地元の友人たちが使っているグループチャットに、その彼女さんが加わりました。
「彼女です、よろしくお願いします」
そのメッセージに、みんながスタンプや歓迎の言葉を返していました。
私も、
「彼女さん、初めまして」
と書きました。
そこで終わればよかったのだと思います。
でも私は、その下にもう1つ足しました。
「私たち、一緒にお風呂入った仲だからね笑」
保育園のころ、プールのあとにみんなでお風呂へ入ったことがあります。
本当に、それだけの話です。
それなのに私は、初対面の彼女さんへわざわざ書きました。
彼とはこれだけ昔から知っている。
そんなことを知らせておきたかったのだと思います。
彼女さんは、私の書き込みには返事をしませんでした。
ほかの人には返信しています。
その画面を見て、自分が何をしたのかは分かりました。
それでも、自分から謝ることはできませんでした。
2人でお茶しませんか
数日後、彼女さんから個別のメッセージが届きました。
通知に表示されたのは、
「よかったら今度、2人でお茶しませんか」
という言葉でした。
怒っているとも、責めたいとも書かれていません。
だから余計に開けませんでした。
もし、
「どういうつもりですか」
と送られてきたなら、言い訳を返せたかもしれません。
冗談だった。
昔からみんなで話していることだった。
そんなふうに逃げられたと思います。
でも、お茶に誘われたら、本人の前で自分が何を考えていたのか話すことになります。
私は、それができませんでした。
あの書き込みは、ただの冗談ではありません。
幼馴染に彼女ができたことで、今まで当たり前だった距離が変わるような気がしました。
今までのようには話せなくなるかもしれない。
2人で会うことも減るかもしれない。
そう考えたとき、昔から知っている自分のほうが特別だと示したくなったのです。
その気持ちを自分で認めるまでに、数日かかりました。
長いメッセージで認めたこと
やっとトークを開きました。
そこから何度も書き直しました。
最初に送ったのは、
「張り合うみたいな言い方をしてごめんなさい」
という言葉です。
お風呂の話は、保育園のプールのあとにみんなで入っただけだったこと。
彼女さんが心配するような話ではないこと。
そして、幼馴染に彼女ができて、今までの距離が変わってしまう気がして怖かったことも書きました。
恋人になりたいわけではありません。
でも、昔から近くにいた自分の立場が変わることに、思っていた以上に戸惑っていました。
それを彼女さんへぶつける理由にはならないことも、自分では分かっていました。
長く書いたあと、お茶の誘いへの返事だけは最後まで迷いました。
結局、
「落ち着いたらぜひ」
と書きました。
文字で認めることはできても、まだ顔を見て同じことを話せる自信はありませんでした。
そして...
グループチャットでは、今も彼女さんと同じ場所にいます。
以前のように、自分と幼馴染だけが分かる昔話をわざわざ持ち出すことはなくなりました。
彼女さんのお茶の誘いも、私の画面には残っています。
「落ち着いたらぜひ」
と返した以上、次に動くのは私のほうです。
すぐに会えるほど割り切れたわけではありません。
でも、あのとき彼女さんは、彼を通して私に何かを言わせるのではなく、私自身に向かって連絡してきました。
次に話すなら、私も幼馴染を間に置かずに話さなければいけないと思っています。
(20代女性・事務職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
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