控えますと伝えたはずのネイルサロンから、お誘いメッセージが届き続けた理由
断ったはずのお誘い
数カ月前に通い始めたそのサロンで、私は指先が整う楽しさを初めて知りました。ただ、担当が変わって取引先を回る機会が増え、華やかな爪は控えたほうがいい雰囲気になったのです。私は「取引先の都合上、あまりネイルはよくないので、しばらく控えます」とメッセージを送りました。それなのに、2週間おきに「また来ませんか」というお誘いが届き続けました。断ったはずなのに、と通知が増えるたび、開かないまま画面を伏せるようになっていました。
打っては消した返信
事情を伝えたのに届き続けるお誘いを、私はだんだん催促のように感じ始めていました。それでも、丁寧に施術してくれた人を責めるような文面にはしたくありません。長い言い訳を打っては消し、最後に残ったのは「行けないとお伝えしているのですが」という一言でした。送信してから、きつく響いていないだろうかと、画面を伏せたり戻したりを繰り返しました。
返ってきた言葉
しばらくして届いた返信は、想像していたどれとも違いました。「ネイルケアや1色だけなら気分が上がると思い、おすすめさせていただいていました」。責められた気配のない文面を読み返すうちに、こわばっていた気持ちがほどけていきました。同時に、自分の伝え方も曖昧だったと気づいたのです。よくない、とだけ書いて、どうよくないのか、いつまで控えたいのか、私は何も伝えていませんでした。今の案件が続くうちは、念のため指先ごと控えておきたい。私は「今回はやめておきますね。また必ず伺います」と返しました。すぐに「こちらこそ配慮が足りませんでした。お待ちしております」と届きました。
そして...
あの日を境に、お誘いのメッセージは届かなくなりました。通知のない画面を見るたび、あの返信をくれた人の顔を思い出します。私は手帳に、取引先との案件が終わる予定の日へ印をつけました。その日が来たら、真っ先にあの予約画面を開くと決めています。
(20代女性・営業事務)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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