職場では「バリキャリ」と呼ばれる私、休日のコインランドリーで後輩と鉢合わせした日
会社では強く見られてた
営業課の課長になって2年になります。同期や後輩からは、「バリキャリ」と言われることがありました。
資料の甘いところはその場で指摘しますし、後輩の企画書に「結論だけでいい。あとは削って」と返したこともあります。言い方がきついのは、自分でも分かっていました。それでも、任された数字を追う立場になってからは、曖昧な言い方をしないようにしていました。
家に帰ると、玄関でジャケットを脱ぎ、ヒールを揃え、化粧を落とします。首元の伸びたスウェットに着替えて、ようやく仕事から離れた気分になれました。
休日に会った後輩
休みの日、家の洗濯機が動かなくなり、近所のコインランドリーへ行きました。すっぴんに眼鏡、いつものスウェット姿で乾燥機に洗濯物を移していると、入口の戸が開きました。入ってきたのは、同じ課の後輩でした。
「課長ですよね」
彼女の視線が私の服に向いたのが分かり、私は思わず言いました。
「見なかったことにしてくれる?」
続けて、「家の洗濯機が壊れただけだから」と、聞かれてもいない説明までしていました。会社では気にしたこともないのに、その日は普段と違う自分を見られたことが妙に気になりました。
乾燥が終わるまでの話
後輩は帰らず、少し離れた椅子に座りました。私は自分でも可笑しくなって、「家でも課長やってるわけじゃないよ」と言いました。すると彼女は少し迷ってから、口にしました。
「私、辞めようと思っていました」
企画書を大きく削るよう言われてから、自分はこの仕事に向いていないと思うようになったこと。誰にも相談せず、退職届まで書いたことを話してくれました。
私は、その企画書のことを思い出しました。内容が悪いと思って削らせたわけではありません。伝えたいことが多すぎて、結論が埋もれていると思ったからでした。でも、そこまで説明した覚えはありません。
「その話、乾燥が終わるまでなら聞く」
そう言って、私は隣の椅子に座りました。
そして...
週明け、彼女はやり直した企画書を持ってきました。
「結論から言います」
そう切り出して見せてくれた資料は、前よりずっと整理されていました。私は直したほうがいいところを2つだけ伝えました。退職届については、こちらから聞きませんでした。
今も私は、帰宅するとジャケットを脱いでスウェットへ着替えます。会社で厳しく見られていることは、たぶんこれからも変わりません。ただ、相手に直してほしいことがあるなら、理由まで伝えるようになりました。
(30代女性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
【子宮口10センチ】いよいよ出産の瞬間、夫「俺コーヒー飲んでくるわ!」しかし⇒助産師の一言を聞き…夫「へ?そんな…」Grapps -
「女って大人になってもオムツかよ」生理を馬鹿にする夫!直後「その通りです」背後から現れた店員に…夫「えっ」愛カツ -
嫁を排除しようとする義母!夫も「母さんはそういう人」⇒「もう頑張らないね!」限界な嫁がつき合いをやめた【結果】Grapps -
嫁の頭からゴミをかけ…義妹「ほら!掃除しなさい(笑)」直後⇒夫が明かした【重大な事実】に「え…?」凍りついたワケGrapps -
夫の浮気を問い詰めると…夫「お前も自由にすれば?」浮気の許可が!?だが⇒好き勝手してみた結果…夫「お前、本当に…?」Grapps -
【星座×血液型別】怒るより先に心配する♡器の大きさを感じる男性ランキング<第1位〜第3位>ハウコレ -
【星座別】伝票を先に取ろうとする♡ごちそうしたがりな女性ランキング<第1位〜第3位>ハウコレ -
【星座別】「何があっても味方」包容力がすごい男性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
「娘さんが救急搬送されました」小学校から連絡が!?病院に向かうと⇒医師「娘さんは…」母「え…?」頭が真っ白になったワケGrapps