「文字にすると、軽くなる気がして」友人の相談を既読にしたまま翌日まで返せなかった理由
すぐに返せなかった相談
学生時代からの友人から、「仕事のことで迷ってて、今度、聞いてほしい話があるんだ」と届きました。移動中に通知に気づき、すぐにチャットを開きました。あの子がこういう言い方をするときは、本当に何かで迷っているときです。適当に「いいよ」と返すより、落ち着いて話を聞ける日を考えてから返そうと思いました。ただ、それなら「あとで返すね」と送ればよかったのです。私は何も返さないままチャットを閉じました。
別の投稿には反応できた
そのあとSNSを開くと、知人が新しい店の写真を載せていました。私は、「そのお店、私も行ってみたい」とコメントし、いいねも押しました。深く考えなくてもできる反応でした。友人への返事も書こうとしましたが、最初に何を言えばいいのか決まりません。「何があったの?」では軽い気がする。「いつでも聞くよ」では、本当に時間を取れるのか気になりました。白状すると、それだけではありません。重い相談を聞く覚悟が、その日の私にはまだできていませんでした。考えなくてもできることから先に済ませて、友人への返事を先延ばしにしていたのです。
届いた「忙しいなら大丈夫」
夜になって、友人から、「忙しいなら大丈夫だよ」と届きました。その言葉を見て、私は自分が何も伝えないまま待たせていたことに気づきました。すぐに返そうとして文章を打ちましたが、やはりうまくまとまりません。翌日になって、文字で整えようとするのをやめました。通話のボタンを押し、友人が出ると最初に言いました。「ごめん。文字にすると、軽くなる気がして」友人から返ってきたのは、「後回しにされたと思ってた」という言葉でした。そう思われても当然です。私は、「いいねは、考えなくても押せるから。あなたの話は、そうじゃなかった」と伝えました。本当の気持ちではありましたが、待たせたことへの言い訳にも聞こえるだろうと思いました。
そして...
そのまま友人の仕事の話を聞きました。途中で、「すぐ返せないなら、そう言ってくれたらよかったのに」と言われました。私は、「それは本当にそうだね」と答えました。丁寧に返したかったのは本当です。でも、何も言わず翌日まで待たせたことまで「大事に考えていたから」で済ませるつもりはありません。今はすぐに返せない相談が届いたら、「ちゃんと読んだよ。少し待ってて」と先に送るようにしています。考える時間が必要なことと、相手に何も伝えず待たせることは別だと、あの日に気づきました。
(20代女性・販売職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
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