友人の顔をスタンプで隠し、自分が一番盛れた写真を載せた私、次に会った日に言われたこと
自分の写りばかり見ていた理由
学生の頃、集合写真に写った自分を笑われたことがあります。それ以来、写真を撮ると、まず自分がどう写っているかを確認するようになりました。
友人とのカフェ巡りでも、納得がいくまで何度も撮り直します。
あの日も何十枚か撮ったあと、ようやく自分が気に入る写真を見つけました。
「この写真にしよ。私がいちばん盛れてるから。」
隣に写った友人が目をつぶっていることには、気づいていました。
それでも別の写真を選ばなかったのは、せっかく気に入った自分の写りを変えたくなかったからです。
スタンプで隠せばいいと思った
「私、目つぶってるんだけど」
友人にそう言われ、私は画面を見ながら答えました。
「スタンプで隠しとくね」
顔が見えなければ問題ない。本気でそう考えていました。
投稿するとすぐに反応がつき、コメント欄には私の写りをほめる言葉が並びました。私はそれを何度も読み返していました。
そのとき考えていたのは、友人がどう感じるかではなく、自分がどう見られているかだけでした。
アルバムには、友人が目をつぶっていない写真もありました。それでも、自分が一番よく写った写真を選んだことを、そのときはおかしいと思っていませんでした。
次に会った日に聞いた言葉
数日後、また同じカフェで会いました。
注文を終えると、友人が言いました。
「写真って、写ってる全員のものだと思うよ」
強い言い方ではありませんでした。
だからこそ、自分がしていたことを考えました。
私は写真で笑われることを気にするあまり、友人の写りはスタンプで隠せばいいと扱っていました。自分がされたくないことを避けるために、相手の気持ちを後回しにしていたのです。
「ごめん。載せる前に、ちゃんと聞くべきだった」
そう伝えました。
私は最初の投稿を削除し、アルバムを友人に見せました。「どれなら大丈夫?」と聞き、2人で選んだ写真を投稿し直しました。
そして...
今は写真を載せる前に、写っている相手へ画面を見せるようにしています。
先日のカフェでも、何枚か並べて友人に聞きました。
「どれがいい?」
友人が選んだ写真は、私なら以前は選ばなかった1枚でした。それでも、そのまま投稿しました。
自分の顔を拡大して確認したくなることは今もあります。ただ、自分だけが納得する写真ではなく、一緒に写った人も残したいと思える写真を選ぶようになりました。
(20代女性・販売職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
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