自分から誘った彼女からの告白、「元カノのことが、まだ忘れられない」と返した俺
誘ったのは俺でした
元カノと別れて数か月、俺は早く次へ進みたいと思っていました。友人の食事会で出会った彼女は、自然に話せる人でした。仕事の話も、好きな映画の話も、もっと聞きたいと思うようになりました。彼女に好意を持ったことは嘘ではありません。ただ、この人と一緒にいれば、元カノのことを忘れられるかもしれないという気持ちもありました。
「前から気になってた。今度2人でごはん行かない?」
そう送ったのも、何度か食事へ誘ったのも俺です。彼女が話していた映画の前売り券を買い、「チケット2枚取ったよ」と写真も送りました。それでも、ふとしたときに元カノとのトーク履歴をさかのぼっていました。
告白に答えられなかった
彼女から届いたのは、俺が待っていたはずの言葉でした。
「私も、ちゃんと好きになってた」
喜ぶべきなのに、先に浮かんだのは後ろめたさでした。俺はまだ、元カノのことを忘れられていません。曖昧なまま彼女と付き合えば、いずれ傷つけてしまうと分かりました。何度も返信を書きましたが、どれも自分を守るための言い訳に見えました。
「少しだけ考える時間がほしい」
すぐに彼女から返信が届きました。
「考える時間って、どういう意味?」
当然の質問でした。好意を見せて誘い続けたのは俺なのに、彼女が気持ちを返した途端、返事を保留にしたのです。
長いメッセージに書いた理由
元カノを忘れられないと伝えれば、彼女に見放されると思いました。それでも、別の理由を作って答えることはできませんでした。
「ごめん。元カノのことが、まだ忘れられない」
彼女への好意に嘘はなかったこと。自分では前へ進んでいるつもりだったこと。それでも元カノへの気持ちを残したまま彼女を誘い、期待させたことを順番に書きました。
そして...
届いた返信は、短いものでした。
「正直に言ってくれて、ありがとう。でも待つのはやめておくね」
引き止めることはできませんでした。待ってほしいと言えるほど、いつ元カノを忘れられるのか、自分でも分かっていなかったからです。財布の内ポケットには、彼女と観るつもりだった前売り券が2枚残っています。彼女から届いた「待つのはやめておくね」という返信も、トーク画面に残っています。元カノを忘れるために彼女を誘った俺へ、初めて返ってきた明確な答えでした。
(20代男性・営業職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
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