同棲3年目、「家事は女がやるもの」と言った彼。私が1週間家を出た結果
同じ時間に帰ってくるのに
先に帰った日は、彼の分の食事にラップをかけてから、自分の分を食べるのが習慣でした。その日は片付けの途中で、「ゴミ出しだけでも、お願いできないかな」と頼みました。ソファから顔も上げないまま、彼は「家事は女がやるもの」と言いました。テレビの笑い声だけが、変わらず流れ続ける居間でした。私は蛇口を締めて、泡の残る手をタオルで拭きました。本気で言っているのだと、手を動かしながら理解していきました。
彼の実家の食卓で
数日後に呼ばれたのは、彼の実家での食事です。手料理の並ぶ食卓で、彼は「こいつ、料理まだまだなんだよね」と笑いました。私は箸を置いて、口を開きました。「私も彼と同じだけ働いています。二人の生活なのに、家事だけは私の仕事になっているのが、ずっと苦しかったです」。言い終えるまで、誰も口を挟みませんでした。彼の母は取り皿を置いて、息子の顔を見ました。「あんた、それでいいと思ってるの」。彼はお茶を一口飲んだきり、下を向いていました。食卓の空気が、それまでと違うものに変わっていくのがわかりました。
スーツケースに詰めた1週間分
帰りの車内で交わしたのは、道順の確認だけでした。翌日、私はスーツケースに着替えを詰めて、「1週間、姉のところにいます。その間の家のことは、お願いします」とメッセージを送り、姉の家へ向かいました。返ってきたのは「わかった」のひとことです。姉の家では、二人で台所に立ち、片付けはじゃんけんで分けました。誰かと分け合う家事はこんなに軽いのかと、乾いた布巾を畳みながら思いました。彼からのメッセージへの返信は、必要なことだけの短いものでした。
そして...
1週間後に玄関を開けると、廊下には掃除機のかけられた跡が残り、取り込まれた洗濯物がソファの上で畳まれていました。彼は「ごめん。今まで全部任せてた」と言って、洗面所の壁を指さしました。そこには彼の字で書いた分担表が貼ってあります。あれから、洗濯かごの横にシャツが積み上がったことは一度もありません。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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