妻の親子丼に「これだけ?」と言った私が、総菜の食卓で聞いた本音
話し合わず妻へ任せていた
結婚して2年、夕食は妻が作っていました。担当を決める話し合いをしたわけではなく、妻のほうが早く帰る日が多かったため、任せてよいと考えるようになっていたのです。
その日、残業から帰った妻が親子丼と味噌汁を出しました。私は食卓を見て言いました。
「ごはんこれだけ?」
量が足りるか確認しただけのつもりでした。妻は何も言わずに席へ座り、私はそのまま食べました。余計な言葉だったと感じても、謝りませんでした。
増えた料理の理由を考えなかった
それから、食卓には小鉢が増えました。私は「うまい」と言って食べ、品数が増えた理由を聞いたことはありません。出勤前や昼休みに献立の準備をしていたことも知りませんでした。私が見ていたのは食卓に並んだ料理だけで、そこへ届くまでに妻が考え続ける負担は見ていませんでした。
総菜を見て言われた言葉
数日後、食卓には総菜のパックが並んでいました。私が何か言おうとしたとき、妻が先に話しました。
「毎日作るのがどれだけ大変か、知ってる?作るだけじゃないの。献立も買い物も、冷蔵庫の中身も、ずっと私だけが考えてる」
親子丼の日から、妻は私の言葉を気にして副菜を増やしていたと知りました。その場で謝れず、洗い物を引き受けました。しかし、皿を洗うだけでは、献立も買い物も妻へ任せたままだと思いました。
そして...
次の休日、妻より先に起き、肉じゃがを作ることにしました。冷蔵庫のじゃがいもが足りず、買い物へ行ってから材料を切り、1品作るだけで1時間以上かかりました。
食卓で妻に言いました。
「ごめん。作る時間だけじゃなかったんだね」
今は冷蔵庫のホワイトボードに、夕食を作る人と買い物をする人を書いています。先週、私の担当日に残業が入り、欄に書いたのは料理名ではなく「総菜」でした。その日の帰りは、妻ではなく私がスーパーへ寄りました。
(30代男性・営業職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
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