彼女の結婚の相談に、俺が「少し考えさせて」としか返せなかった理由
その一言しか送れなかった
彼女と付き合って3年、俺だって将来のことは考えていました。それでも、彼女からメッセージが届きました。「そろそろ、結婚のこと真剣に考えたいなって思ってて」。俺はうまく言葉を選べず、「少し考えさせて」とだけ送ってしまいました。
送った直後に、その一言がどれだけそっけなく見えるか気づいて、けれど取り消す勇気もありません。彼女と将来を歩みたい気持ちは、ずっとありました。ただ、結婚という言葉を前にすると、まだ何も用意できていない自分ばかりが浮かんで、胸を張って頷けなかったのです。
返したい言葉が見つからなかった
それから俺は、何度も長い返信を書いては消しました。気持ちを説明しようとするほど、言い訳がましく見えて、送る前にすべて消してしまう。ちゃんと向き合えばいいだけなのに、俺はそれを先延ばしにし続けました。
彼女が不安がっているのは、短い返信の端々から伝わっていました。それでも、自分が楽になる沈黙を選んでしまったのです。「最近、返信素っ気ないけど、私何かした?」というメッセージには、「ごめん、ちょっとバタバタしてて」と当たり障りのない返事で濁してしまいました。責められている気がして、けれど当然の報いだとも思いました。
会って打ち明けたこと
彼女が会って話したいと言ってきて、俺はようやく逃げ場がなくなりました。向かい合って、絞り出すように伝えました。
「冷めたわけじゃないよ。ただ、まだ胸を張れる自分じゃなくて、何て返せばいいのか分からなかったんだ」
彼女はまっすぐ俺を見て、「そんなの、一緒に考えればよかったのに」と言いました。その一言で、俺が守っていたのは自分のプライドだけだったと分かりました。
そして...
あの沈黙で守ろうとしたのは、彼女との未来ではなく、傷つきたくない自分のプライドでした。これからは、答えが出せないときこそ、そのまま彼女に打ち明けようと思います。1人で抱えて黙り込む時間は、もう2人の間に要らないから。
(20代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
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