灰色は俺にとって特別な色だった。彼女に伝えなかったことを後悔した話
灰色は、俺にとっての固定席だった
色分けのルールを決めたのは、付き合い始めた頃のことです。仕事は青、友達はオレンジ、実家は黄色。そして、彼女との予定だけは灰色にしていました。理由は単純です。前職で「絶対に動かさない予定」を灰色にする習慣があり、その癖が抜けないまま続けていただけでした。
彼女との時間は、何があっても上書きしない。そう決めた自分なりの目印でした。けれど、その意味を彼女に話したことは、1度もありませんでした。
「何か意味があるの?」と聞かれて
彼女がメッセージで聞いてきました。「この色って、何か意味があるの?」俺は咄嗟に、本当の意味を送れませんでした。「絶対に動かさない予定の色」だなんて、説明したら重く思われるんじゃないか。そんな考えが先に立って、つい「ああ、それね。色はただの分け方だよ」と答えてしまいました。
気が抜ける時間、という言葉を選んだ理由
再び、彼女が聞いてきました。「灰色って、どういう意味なの?」今度はごまかしきれない気がして、それでも本音を言うのは怖くて、俺は中間の言葉を選びました。「気が抜ける時間。リラックスできる時間ってこと」
間違ってはいない、つもりでした。彼女と一緒にいる時間は、唯一気を張らずに過ごせる時間です。けれど、返ってきた返信が、いつもより短かったことに、答えた瞬間の俺は気づけませんでした。
そして...
「私との予定が、気が抜ける時間?」彼女の一言で、自分の説明が完全に裏目に出ていたことを悟り、「そんなつもりじゃなかった」と急いで返信しました。
順番が、逆だったのです。最初に「絶対に動かさない時間」だと伝えていれば、灰色も、気が抜けるという言葉も、彼女にとって違う響きで届いていたはずでした。
色を分けただけで満足して、その意味を1度も口にしなかった自分の怠慢を、今さらながら思い知らされました。次に説明する機会があるなら、もう順番を間違えたくはありません。
(30代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
部下の残業を把握していた俺、担当を外すまで何も伝えなかった理由ハウコレ -
嫁が入浴中に…心当たりのない侵入者!?次の瞬間⇒【カチャ…】開けられたドアの先で目にした光景に「…え?」愛カツ -
ずっと夢だったパン屋を開いた夫婦。数日後⇒「え、なんで…」店の前に並んだ大量の人を見て青ざめたワケ愛カツ -
妻が仕込んだ【ボイスレコーダー】を壊した浮気女!?しかし数日後⇒女「こんなの…どこで…」顔面蒼白になったワケ愛カツ -
【誕生月別】8月中旬、癒しの存在として愛される女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
【星座別】彼とのチャットで表れる「あなたらしさ」<てんびん座〜うお座>ハウコレ -
【星座別】2026年8月後半、色気が溢れている女性ランキング<第1位〜第3位>ハウコレ -
他の男と話してるだけで焦る。男性の独占欲をさりげなく刺激するボディタッチハウコレ -
残業していても「お疲れさま。先に出るよ」だけの上司、会議室で告げた「担当を2つ外す」ハウコレ