クリーニング前のスーツに残されていた、宛名違いの領収書一枚
内ポケットから出てきた紙
夫のスーツをまとめる前に、ポケットの中身を小皿へ移すのがいつもの流れです。入っているのは、小銭や折りたたまれたレシートばかりでした。
その中に、私の知らない名前で切られた領収書がありました。店は個室のある居酒屋で、金額は4万円台。仕事の会食なら説明できるはずなのに、宛名が夫ではないことが気になりました。
聞けば済む話だと分かっていました。けれど、答え次第で夫との暮らしまで変わる気がして、紙を引き出しの奥へ入れました。
聞けないまま過ぎた3日
その後、夫の帰宅が遅い日が続きました。メッセージで「今日も遅くなる」と届くたび、引き出しの紙を思い出しました。
夕食を一緒に取る回数も減り、会話は仕事や天気の話で終わります。夫は普段通りでした。だからこそ、疑っているのが私だけのように思えました。
私は夫の帰宅時間やスマホの置き方まで気にするようになりました。聞かないまま確かめようとしても、答えは増えません。それでも、領収書を出す決心がつきませんでした。
「これ、誰の領収書?」
4日目、私は引き出しから紙を出し、夫の前に置きました。「これ、誰の領収書?」
夫は宛名を確認し、「後輩の送別会で預かってた領収書だよ」と答えました。さらに、幹事のやり取りが残るチャット画面を見せてくれました。会場名も日付も領収書と一致していました。
説明を聞けば、疑う理由はなくなりました。私は「もっと早く言ってよ」と伝えました。夫は、忙しくて忘れていたと謝りました。誤解は解けました。でも、3日間の不安まで数分で消えるわけではありませんでした。
そして...
私は、領収書を見つけた日に聞けばよかったと思います。同時に、夫にも、私がスーツのポケットを確認すると分かっているなら、預かり物があると先に話してほしかったです。
あの紙はもう手元にありません。それでも、聞けなかった私と、気づかなかった夫の間にできた3日間は残っています。
次に似たことがあったときは、疑いを引き出しへしまわず、最初に話せる夫婦でいたいと思っています。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
【星座別】さりげない一言で心を掴む女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
【星座別】2026年7月後半、恋愛運が急上昇する女性ランキング<第1位〜第3位>ハウコレ -
【星座別】あなたが「もう離したくない」と感じる相手の特徴<おひつじ座〜おとめ座>ハウコレ -
妊婦妻を【4日間】ほったらかしにした夫。しかし帰宅後⇒「やばいやばい…」目の前の光景に青ざめた話愛カツ -
彼氏がいるのに他の人にドキッとした。それは浮気じゃなく"心のSOS"かもしれないハウコレ -
【38.8度】高熱の娘を連れて病院へ。しかし“私の顔”を見るなり⇒医師「…お母さん、もしかして?」愛カツ -
娘に家庭教師を雇った家庭。だが娘「パパあの人怖い」⇒家庭教師の【卑劣な行為】に震えた話愛カツ -
俺は二ヶ月前から予約していた。前日に三度届いたメッセージに返事を返せなかった理由ハウコレ -
「また同じパターンで終わった…」その恋、自分の恋愛タイプを知るだけで変わりますハウコレ