「一緒に住まない?」を毎回はぐらかす彼→部屋には増えていく家具店の紙袋、私は見限りかけた
何度も流された同棲の話
二人で過ごす時間が増えるほど、自然とその先を考えるようになりました。思いきって切り出したのは、ありふれた休日のことです。「一緒に住まない?」彼はテレビに目を向けたまま、「んー、まだいいかな」。と答えました。ただの照れだと思いたくて、その場では深く聞きませんでした。
増えていく紙袋の中身
それからも、同じ話を切り出すたびに彼ははぐらかしました。その一方で、部屋の隅の紙袋は確実に数を増やしていきます。気になって一つだけのぞくと、入っていたのはカーテンの生地見本と、見慣れないランプでした。レシートの日付はどれも最近のもので、私との約束を避けながら買い物だけは熱心な彼が、急に遠い人に思えました。
すれ違いの果てに聞いた一言
部屋の隅に固まっていた紙袋は、ついに部屋の真ん中にある机の上にまで及ぶようになっていました。続々と増える紙袋について、彼に問いただしても「なんでもない」とはぐらかすだけ。
何度聞いてもその言葉を繰り返す彼に、我慢の限界がきて、私は正直な気持ちをぶつけました。「私と住む気、ないんでしょ」。彼は珍しく慌てた顔で、「もう少しだけ待ってほしい」と繰り返すばかりです。何を待てばいいのか、理由はひとことも言ってくれません。待ってと言われるほど、置いていかれている気がしました。もう同じ気持ちではないのかもしれないと、別れという選択さえ頭をよぎりました。
そして...
数週間後、彼は私を見慣れない部屋へ連れて行きました。窓には覚えのある生地のカーテンがかかり、棚の上ではあのランプが灯っています。間取りも、家具の高さも、私が使いやすいように選ばれていました。紙袋の中身は全部、二人で暮らすための準備だったのです。うれしさと、それならどうして先に言ってくれなかったのという思いが、同時に押し寄せました。言葉に詰まる私に、彼はまっすぐ向き合って言いました。「ごめん。一緒に住もう」。ずっと聞きたかった一言に、ためこんでいた不安ごと涙がこぼれて、私は何度もうなずくことしかできませんでした。
(30代女性・会社員)
本人記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
要望を少しだけ変えて仕上げるのは、前に言われた一言が忘れられないからハウコレ -
社会人1年目の娘が“上司”と結婚前提で交際!?挨拶に来るが「え…?」⇒地獄のような空気を味わった話愛カツ -
夫の無職をネタに…見下すママ友集団!?しかし直後⇒保育園の先生が間に入ると「え…」“妻が”青ざめたワケ愛カツ -
優しかった息子が「女は弱いから泣く」⇒数日後に息子が【過激な思考】になった要因を知り…母「は?」愛カツ -
友達のままで終わる女性と恋人になれる女性、触れ方にはっきりとした違いがあったハウコレ -
【誕生月別】7月、頑張った自分にご褒美をあげたい女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
【星座別】控えめだけど存在感抜群♡品のある男性ランキング<第1位〜第3位>ハウコレ -
【星座×血液型別】恋愛のテンポが心地よい♡焦らないカップルランキング<第1位〜第3位>ハウコレ -
頼んだデザインが毎回ちがう仕上がりになる担当ネイリスト。今日を最後に…ハウコレ