彼から届いた旅行の予算表。私の分にだけ「相談」とあって、理由を聞けないまま数日が過ぎた話
添付されていた、よくできた予算表
彼とは付き合って二年になります。二人で泊まりの旅行に行くのは初めてで、行き先が決まってからは、お互いに心待ちにしていました。その彼から、メッセージにファイルが添付されて届いたのです。
「旅行の予算、ざっくり組んでみた。見てみて」
開いてみると、交通費や宿泊費、食事代まできれいに項目分けされた表でした。几帳面な彼らしい、よくできた予算表です。
私は感心しながら、「ありがとう、見てみるね」と返しました。
私の行にだけ書かれていた一言
ところが、項目を一つずつ確かめていくうちに、ある違和感に気づきました。彼の費目には金額がきちんと入っているのに、私の名前が並ぶ行にだけ、金額の代わりに「相談」と書かれていたのです。
真っ先に頭に浮かんだのは、お金のことでした。私の分は自分で出してね、という意味だろうか。それとも、私にかける費用は決めかねている、ということだろうか。考えるほど、彼にとって私は一緒に楽しむ相手ではなく、どこか割り切って計算する対象なのかもしれない、という気がしてきました。
聞きたいのに、聞けないまま
本当はすぐに聞けばよかったのだと思います。けれど、お金のことを問いただすようで、どうしても切り出せませんでした。がめついと思われたくない。その一心で、私はいつも通りのやりとりを続けました。
彼からのメッセージは、相変わらず普通でした。旅行先で食べたいものの話や、持ち物の話。その何気なさが、かえって私の中の不安を大きくしていきます。私だけが一人で勝手に悩んでいるのではないか。そう思うと、楽しみだったはずの旅行が、少しずつ重たく感じられていきました。
そして...
数日が過ぎ、二人で会ったとき、私は思いきって切り出しました。
「予算表の私の分だけ『相談』ってあったでしょ。あれ、ずっと気になってて」
彼は少し驚いた顔をして、それから言いました。
「ああ、あれか。君の分だけは、勝手に決めたくなかったんだ」
「僕の分はどこでもいい。けど君がやりたいことは、ちゃんと話してから決めたかった」
私は、自分がずっと別の意味に受け取っていたことに気づきました。「削るための『相談』だと思ってた」と打ち明けると、彼は「逆だよ。君の分は、少しいいところにしたかった」と笑いました。
一人で重ねていた不安が、ほどけていくようでした。気になったことは溜め込まずに聞こう。そう思えたことが、この旅行で一番の収穫だったのかもしれません。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
彼女のバッグを預かり札に託したあの瞬間、俺は大事なことに気づいていなかったハウコレ -
離婚を告げた途端…妻の父が夫に【800万円】要求!?直後⇒電話で“真相”を確認すると…夫「あぁ、違いますよ」愛カツ -
浮気夫に【離婚届】を突きつけると猛抗議!?しかし⇒妻の“予想外の一言”に青ざめ…夫「そんな…」愛カツ -
【40℃】の息子に…「熱くらいで騒ぎすぎ」嘲笑った夫。しかし後日⇒高熱を出した夫への【報復】に…「待てよ!?」愛カツ -
本命の女性にしか触れない場所がある。男性の“特別なボディタッチ”の見分け方ハウコレ -
【星座別】「ねえ、笑って?」彼を笑顔にするのが得意な女性ランキング<第1位〜第3位>ハウコレ -
【星座別】今週の恋愛運(6/22-6/28)<てんびん座〜うお座>ハウコレ -
【誕生月別】一途すぎて友達に心配される女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
ずっと欲しかったバッグを、彼は「荷物」のひとことで店に預けた話ハウコレ