同僚と食事した精算を、間違えて彼女に送ってしまった。本当の理由を言えなかった僕の話
断れなかった食事
その日、僕は残業のために彼女とのデートを断っていました。仕事が長引いたのは本当です。けれど会社を出たあと、落ち込んでいる同僚を放っておけず、軽く食事をしていくことにしました。会計をまとめて払い、後で割り勘にしようと、半額を請求したのです。じつはこの同僚のことを、彼女はあまりよく思っていませんでした。だから僕は、食事のことを言い出せずにいたのです。
送り先を間違えていた
家に帰ってしばらくして、自分の間違いに気づきました。同僚に送るはずだった請求を、似た名前の彼女に送ってしまっていたのです。すぐに取り消そうとしましたが、彼女はもう確認したあとでした。説明しようと文面を打ちかけては、消しました。あの同僚と食事したと知れば、彼女がどんな顔をするか、簡単に想像できたからです。
返してしまった言い訳
しばらくして、彼女から短いメッセージが届きました。「ねえ、この精算に入ってるお店、行った覚えがないんだけど」。本当のことを話すなら、ここだったはずです。それなのに僕は、「ああ、それ送り先間違えた。気にしないで」と打ち返してしまいました。嘘ではない。でも、本当でもない。送信したあとで、自分のごまかしが彼女をいっそう不安にさせるとわかり、後悔が押し寄せました。
そして...
浮気をしたわけではありません。それでも僕は、彼女に嘘をつきました。会えない理由をすべて話さなかったことも、ごまかしてしまったことも、全部、彼女を不安にさせたくないという言い訳の裏に隠れていただけでした。守ったつもりで、いちばん大事なことを傷つけていたのだと思います。今度会ったら、ちゃんと話そうと決めました。送り先を間違えた、その先にあった本当のことを。彼女が怒っても、それを受け止めるところから始めようと思います。
(20代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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