君のメッセージを読みながら寝てしまった僕が、うまく言えなかった本音
張りつめた一日の終わりに
僕の仕事は、一日中人と向き合って気を遣い続けるようなものです。その日も気の抜けない時間が続き、家に帰り着くころには、張りつめた気分が抜けないままでした。
倒れ込んだベッドの上で、僕は彼女からの長いメッセージを開きました。たわいない一日の出来事や、小さな弱音が並んだその文章を追ううちに、気を張っていた感覚が、少しずつ和らいでいくようでした。
読みながら、いつの間にか
彼女がこれだけの思いを書いてくれたのだから、きちんと返事をしたい。そう思っていたはずでした。けれど、彼女の言葉を読んでいるうちに、一日中ほどけなかった緊張がゆるんで、気づいたときには、メッセージを開いたまま眠ってしまっていたのです。
目を覚ますと、彼女から「読まずに寝落ちしたでしょ」と届いていました。無視したわけではないと伝えたくて、僕は急いで「寝落ちしてない。君のメッセージを読みながら寝ただけ」と返しました。
うまく伝わらない本音
彼女からは「私のメッセージ、そんなに退屈だった?」と返ってきました。そうじゃない、と僕はあわてて「君のメッセージ読んでると、ほっとして眠くなるんだ」と送りました。
けれど、打ったあとで気づきます。これではただの言い訳に聞こえてしまう、と。本当は逆なのです。気を張ってばかりの僕が、唯一なにも気負わずにいられるのが、彼女の言葉を読んでいる時間だったのです。
そして...
誰の前でも気を抜けず、家に帰っても考えごとが頭を回り続ける。そんな僕にとって、彼女のメッセージは、一日の中で唯一、心からくつろげる時間でした。
読みながら眠ってしまったのは、いいかげんだったからではありません。それだけ、彼女のそばが心地よかったということなのだと思います。
今度はちゃんと最後まで起きて、この気持ちを言葉にして伝えよう。そう決めて、僕は返信の続きを打ち始めました。
(20代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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