親友の彼氏が私に「相変わらずだらしないなあ。」と誤送信→「別れて」と返信した結果
届くはずのなかったメッセージ
親友と彼氏の関係は、まわりから見ても仲がよく、長く続いていました。その彼から私に直接メッセージが届くこと自体が珍しく、何の用だろうと画面を開いたのです。表示されていたのは、こんな言葉でした。
「相変わらずだらしないなあ。お前、俺がいないと本当に何もできないよな」。読んだ瞬間は、私への悪口かと身構えました。けれど、これが親友に向けて送るはずだったメッセージだと、すぐに気づいたのです。読み終えるかどうかのうちに、その文字はすっと画面から消えました。送信の取り消しです。けれど、一度見てしまったものを、なかったことにはできませんでした。
考えるより先に返していた
親友の彼氏は、人前ではいつも穏やかで、優しい彼氏として認識されていました。その人が、こんな見下したような言葉を平気で送ってる。強い怒りが湧いてきました。親友がこんなふうに扱われていたなんて。心の中で、これまで気づけなかった申し訳なさと、彼への怒りが混ざり合いました。気づけば、私は返信を打っていました。「それ彼女に送ってんの?別れて」。送ってから、ずいぶん踏み込んだ言葉になってしまったと思いました。
取り消された数秒の証拠
彼からの返信は、ありませんでした。既読だけがついて、それきり。あれだけの言葉を送っておきながら、こちらの一言には返事ひとつ寄こさないのかと、また腹が立ちました。手元には、消される前にとっさに撮っておいた画面の写真が残っていました。証拠と呼ぶには生々しすぎて、見返すたびに気が重くなります。これを親友に見せるべきなのか。見せれば、私が二人の関係に土足で踏み込む人間になるのかもしれない。電車を降りてからも、それだけが頭の中を回り続けていました。
そして...
迷った末に、私は親友にすべてを打ち明けました。スクショも見せました。けれど親友の反応は、思っていたものとは違いました。「あれはいつものいじり合いだから」と、少し困ったように笑ったのです。二人の間では、きつい言葉を投げ合うのがじゃれ合いの形なのだといいます。それでも親友は、「たまにチクっとくることはあるけどね」とも付け加えました。私の「別れて」は、二人にとって余計なお節介だったのかもしれません。それでも、親友が小さくこぼした本音を聞けたことだけは、無駄ではなかったと思いたいのです。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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