シール交換で娘がいつも損をしていると思い込んでいた私。本人の答えは想像と違っていました
手放すのは、いつもいい方のシール
娘は仲のよい男の子と、よくシールを交換しています。困ったことに、娘が手放すのは決まってキラキラ光る恐竜のシール。見るからにレアで、誰もがほしがりそうな一枚です。それと引き換えに持ち帰るのは、淡い色をした地味な動物のシールばかりでした。せっかくのいいシールを、どうしてあげてしまうのだろう。お人好しすぎる娘が、相手にいいように交換させられているのではないかと、私はやきもきしていました。
行き違っていた、お互いの心配
近所のスーパーで、その男の子のお母さんと偶然会ったときのことです。向こうから、思いつめた様子で切り出してきました。「うちの子、お宅の娘さんに損な交換ばかりさせられてる気がして、心配だったんです。」私は驚いて、つい本音をこぼしました。「うちも同じです。娘がそちらのお子さんにあげてばかりだと思っていました。」同じ交換を、まるで反対の方向から心配していたのだとわかり、二人で笑ってしまいました。
娘に理由を聞いてみると
家に帰って、娘にそっと聞いてみました。本当はキラキラのシールが惜しいんじゃないの、と。すると娘は、当たり前のような顔でこう言いました。「あのうさぎのシール、ずっとほしかったんだもん。キラキラのは何枚もあるし。」娘にとっては、淡い色のうさぎこそが宝物で、キラキラの恐竜は持て余すほど持っていたのです。私が惜しいと感じていたものと、娘が大切にしたいものは、まるで違っていました。
そして...
私はいつのまにか、見た目の派手さやレアさで、シールの「価値」を勝手に決めつけていました。けれど娘には娘のお気に入りがあって、ほしいものをちゃんと選び取っていたのです。損をしていたどころか、誰よりも満足のいく交換をしていたのは娘のほうでした。よかれと思って口を出していたら、その小さな満足を曇らせていたかもしれません。これからは私の物差しを押しつけず、娘が何を大事にしているのか、まずは聞いてみようと思います。
(40代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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