「明日面接なんだ」と送ったら彼から長文が届いた→いつも素っ気ない彼の応援メッセージに泣いた
寡黙な彼への、小さな不満
転職活動を始めて半年、最終面接を翌日に控えた木曜の夜のことです。私はソファに座り込んだまま、何度もスマホの画面を開いては閉じていました。
誰かに緊張を聞いてもらいたい。でも彼はいつも返信が短い人で、いま頼っても何も返ってこない気がしていました。それでも他に思いつく相手がなく、画面に「明日面接なんだ」とだけ打ち込みました。
たった一行を送るのに、送信ボタンを押すまで何度も入力欄を見直しました。きっと「頑張れ」のひとことが返ってくるんだろうな。半年前のスランプの夜もそうだったから。
思いがけない長文
シャワーを浴びて部屋に戻ると、通知が4件並んでいました。全部彼からのメッセージでした。最初の一通を開いて、私は思わず画面に顔を近づけました。
「明日の面接、緊張するよね。でも俺は君が半年かけて準備してきた姿、ずっと見てきたから知ってる」
普段の彼からは想像もできない文章でした。続けて届いていたのは「前に俺、頑張れしか言えなかったときがあったよね。あのときちゃんと言えなかった分、今日は伝えさせて」というメッセージ。
半年前のあの夜のことを、彼はずっと覚えていてくれたのです。
2年見てきた俺が一番よく分かってる
さらに「君は話すと一気に空気を変えられる人だよ。それは2年見てきた俺が一番よく分かってる」と続いていました。
私のどこを見てくれていたのか、初めて言葉にしてもらった気がしました。最後の一通には「うまくいかなくても俺は何も変わらない。だから明日は思い切って自分の言葉で話してきて」と書かれていました。
画面の文字がにじんで見えなくなり、私はしばらく顔を上げられませんでした。素っ気ないと思っていた人が、こんなに自分を見てくれていたのだと、いまさら気がついたのです。
そして...
返信に何分かかったか覚えていません。「ありがとう。明日、いってきます」とだけ打ち込んで送りました。少しして「大丈夫。明日の君なら絶対大丈夫だから」と最後の一通が届きました。
翌朝の面接で何を話したかは、正直あまり覚えていません。ただ、扉の前で深呼吸をしたとき、頭の中に流れていたのは昨夜のあの長いメッセージでした。素っ気ない彼の言葉の少なさが、実は彼の精いっぱいだったこと。これからは彼の言葉の少なさを、もう少し信じてあげられる気がしています。
(20代女性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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