映画『か「」く「」し「」ご「」と「』公開前夜祭イベントに奥平大兼、出口夏希らが登壇した

奥平大兼＆佐野晶哉の仲良しっぷりに出口夏希からツッコミ「イチャイチャしてる～！」＜か「」く「」し「」ご「」と「＞

2025.05.30 13:09

奥平大兼、出口夏希W主演映画『か「」く「」し「」ご「」と「』が5月30日に全国公開。29日には都内で「公開前夜祭イベント」が行われ、奥平と出口に加えて、佐野晶哉(Aぇ! group)、菊池日菜子、早瀬憩、中川駿監督が登壇し、撮影の裏側や全国公開を目前に控えた胸の内などについてトークを展開。さらに、映画のキャッチコピーにちなんで、“純度100％の涙が溢れ出すこと”を発表した。

奥平大兼、出口夏希のW主演による青春ラブストーリー

本作は「君の膵臓をたべたい」でデビュー以来、数々の人気作を手掛けてきた住野よるの同名小説を奥平、出口のW主演で映画化した青春ラブストーリー。“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”男女5人による、純度100％の尊い日々を描き出す。

奥平は、引っ込み思案で自分に自信の持てない主人公・京、出口は底抜けに明るい性格でヒロインよりもヒーローになりたいと願う・三木直子(通称ミッキー)を演じる。

ほか、体育会系でいつも明るく笑顔な人気者・高崎博文(通称ヅカ)役を佐野、予測不能な言動でいつもマイペースな黒田文(通称パラ)役を菊池、内気で控えめな性格で、ある日突然学校に来なくなる宮里望愛(通称エル)役を早瀬が担当。

そして、「カランコエの花」(2018年)、「少女は卒業しない」(2023年)などを手掛けた新進気鋭の中川監督がメガホンを取っている。

“学生だけでなく大人にも響く作品”をアピール

満員御礼で迎えたこの日、奥平はステージ登壇早々、佐野に何やら耳打ち。奥平は佐野から「ただのプライベートトークをこのタイミングですなっ！」と注意され、出口からは「イチャイチャしてる～！」と言われるなど、仲の良さを見せる。

本作の主題歌「I hate this love song」は、ちゃんみなが書き下ろした楽曲。そのことについて、奥平は「ちゃんみなさんがどんな曲を当てはめて来るのかワクワクしたけど、映画の世界観にピッタリで豪華でありがたいと思いました」と大満足。

出口も「映画の世界にマッチしていてエンドロールになったときに、まだ物語の続きがあるような歌詞で、全部が大好きです」とお気に入りの様子で話す。

また、本作には学生だけでなく、大人にも響くメッセージが込められており、佐野は「全人類、ホモサピエンス全ての方々に、この作品が届けばいいなと思います。ただのラブストーリーではないので、いろいろな方に届いたらうれしいです」とユーモアを交えてヒットを祈願。

早瀬も「ホモサピエンスの中でも私と同世代の学生の方に見ていただきたいし、私が演じたエルのように内気な子にも見てほしい。ただのキラキラ恋愛映画ではないので、勇気を出して映画館に来てほしいです」と呼び掛ける。

一方、菊池は「クランクインするまではパラになれるのか不安でしたが、初めてカメラの前で声を発した瞬間にパラでいることが楽しいと思った」と初々しい思い出を語った。

“純度100％の涙が溢れ出す”ものをそれぞれ発表

本作の「もしも、君の気持ちが見えてしまったら─。純度100％の涙が溢れ出す」というコピーにちなんで、「〇〇すぎて、純度100％の涙が溢れ出してしまうもの」をそれぞれ発表することに。

中川監督は「出口さんに負けたときに、純度100％の涙があふれ出す」とそうで、2歳になる娘が自身よりも出口にゾッコンであることをジェラシー交じりに報告。これに出口は「カワイイ～！」と無邪気な2歳児にメロメロになりながら、中川監督に「すみません！」とうれしそうに謝る。

早瀬は「新潟でお世話になった高校の方々が優し過ぎて、純度100％の涙があふれ出す」と新潟ロケで世話になった学校関係者に感謝。乃木坂46の中西アルノを推しており、「推しがかわい過ぎて純度100％の涙があふれ出す」という菊池は、推しへの愛を熱弁。

佐野は「大空と大地の中で、で純度100％の涙があふれ出す」と発表。「松山千春さんのこの曲を、撮影休みの日に大兼と2人で新潟の海辺をドライブしながら聞いたら、マジで泣きそうになった。2、3時間のドライブの中でこの曲を5、6回は流した。染みて染みて、いまだに聞いている」と話し、奥平も「わかる～！　この曲はくらったね～！　ひまさえあれば流していたもんね」と振り返る。

出口は「夜食が好き過ぎて、純度100％の涙があふれ出す」そうで、「私はむくみやすい体質なので、撮影前日の夜に食べてしまうとむくみが目立ってパンパン。なので、オフの前日の過ごし方はジャンクフードや炭水化物とか好きなものを死ぬほど食べて、そのまま寝る。次の日、起きたときに幸せだ～！と純度100％の涙があふれ出します(笑)。ただ、二重がなくなるくらいパンパン…(笑)」と明かし、「夜食を食べることが唯一の幸せです！」と笑顔で語る。

本作の宣伝活動でネタを出し尽くしたという奥平は、「こういうときに何も思いつかない自分に純度100％の涙があふれ出す」と苦笑い。何を発表しようか楽屋で1時間ほど悩んだが、「長文で書いたインスタメッセージの下書きを間違って消してしまう」という小ネタしか思い浮かばなかったという。そんな奥平の正直な回答に、登壇者たとはここでも仲の良さを発揮し、フォローし合っていた。

W主演の奥平大兼、出口夏希らがメッセージを送る

最後に、中川監督は「全てのホモサピエンスに共通する感情や葛藤が描かれているので、たくさんの方々に見ていただきたい」と、笑わせながらアピール。出口は「撮影中に気持ちの部分で成長を感じることがありました。あらためて言葉って大事だなと思ったので、この映画を見て、思ったことを言葉にすることの大事さが伝わればうれしいです」と話す。

そして、奥平は「この映画には共感ポイントが多々あると思います。原作小説を読んで京君を演じたいと思ったくらい魅力があるので、原作小説も読んでもらいたいです。映画を見たら、本作の魅力を他のホモサピエンスの方々に届けていただけたらうれしいです。面白いので、何回も見てください」と呼び掛けた。