向井理、ライブシーンでMCを務めた宮野真守に感嘆「終わったときに3歳ぐらい老けてた」＜パリピ孔明 THE MOVIE＞

2025.04.25 20:30

俳優の向井理が、4月25日に都内で開催された映画「パリピ孔明 THE MOVIE」初日舞台あいさつに登場。上白石萌歌、神尾楓珠、詩羽(水曜日のカンパネラ)、ディーン・フジオカ、森山未來、HARUA(＆TEAM)と共に撮影時のエピソードを披露した。

キャスト陣が“孔明カラー”の衣装で登場

同作は、四葉夕卜・小川亮による同名漫画を向井主演で実写化した連続ドラマの劇場版。中国三国時代の天才軍師・諸葛孔明(向井)が、なぜか現代の東京・渋谷に転生してしまい、偶然出会ったアマチュアシンガー・月見英子(上白石)の歌声に心奪われる。孔明は英子の歌声を世に広めるべく軍師となり、音楽の力で天下泰平を目指す、という“音楽青春コメディー”だ。

劇場版では、日本を代表する3大音楽レーベルが頂点を競う史上最大の音楽バトルフェス「MUSIC BATTLE AWARDS 2025」に孔明と英子が参戦。そんな2人の前に三国時代の孔明の最大のライバル・司馬懿の末裔だという司馬潤(神尾)とshin(詩羽)のきょうだいが立ちはだかる――。

初日舞台あいさつは、同作にMC・マモとして出演している宮野真守がMCを担当。キャスト陣は孔明カラーである緑が入った衣装で登壇し、宮野が特製の“パリピBOX”から引いたカードに書かれたキャストが質問に答えていく形で行われた。

6000人が集った圧巻のライブシーン撮影

今作は総勢50人以上のミュージシャン・ダンサーが集結し、実際に6000人の観客を動員して撮影された「MUSIC BATTLE AWARDS 2025」のシーンも話題になっているが、ライブシーンの見どころを聞かれた向井は「6000人の方にお集りいただいて、カメラも12～3台もWOWOWのプロのチームが来てくれて。パフォーマンスも生で撮っていたんです。もちろんそれはすごいんですけど」と前置きし、「MCマモ(宮野)は、映ってないところがすごいんです。映っているところは全体の10分の1くらいで、お客さんへの説明とか撮影が止まったときのつなぎとか。あのライブシーンは1日で撮ってるんですけど、全部MCをしてくれて」と1日がかりで撮影したシーンであることを説明しながら、宮野を称賛。

続けて「朝『よろしくお願いいたします』って会って、(撮影が)終わったときに『お疲れさま』って言ったら、3歳ぐらい老けてたんですよ。ちょっとしぼんでたから、いかに大変だったかが分かりました」と宮野をねぎらうと、宮野は笑いながら「嫌だなあ、3歳くらい老けるの…いい年なのに」とこぼしつつ、「本当にあんな経験はなかったので、すごく楽しかったですし、(観客の)皆さんに演技指導もしたんですけど、皆さんのお芝居も映画の大切なピースになっていますので、ありがとうございました」と、観客にも感謝を伝えた。

また、今作の舞台あいさつ初登場の神尾は、同じ質問に「1日ライブを見た感覚になりました。僕は舞台に立つ側じゃないので、観客席からお芝居をしたり、皆さんの演奏、パフォーマンスを見ていたんですけど、僕が衝撃を受けたのは、一発目のアバンギャルディ feat. RYO from JET JACKETのパフォーマンス。一気に世界観に引き込まれたというか、印象的でした。アバンギャルディのダンスもすごかったですし、生で見られたのは良い時間だったなと思いました」と、出演しながらライブ自体を楽しめたことを明かしていた。

◆取材・文=月島勝利(STABLENT)