山下美月が試写会での貴重な体験を回顧「激ヤバな席で手汗が止まらなくて…」

2025.04.19 20:50

山下美月が4月19日、都内で開催された劇場版「名探偵コナン隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)」公開記念舞台あいさつに、高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、高田裕司、小清水亜美、山田孝之と共に登壇した。

週5でコナンとプロモーション活動に勤しむ

登壇した山下は「今日までこの映画をたくさんの方に見ていただくために、コナンくんと二人でたくさんテレビ番組に出たり、今日の朝も一緒に生放送に出演したりと、週5くらいでコナンくんと会っていたのですが、毎回毎回、何か事件が起こるんじゃないかとひやひやしていて…」とジョークを交えながら、「ここまで頑張ってきたので、こんなにたくさんの方に見ていただけて本当にうれしく思います」とあいさつ。

また、公開2日目にして既に8回以上鑑賞したという来場者がいるほどの大きな反響について、「SNSでもそうですし、自分の周りでも初日に見に行ったという方が本当に多くて！　今作は1回見た後に『原作とかアニメのこの部分をもう1回見直して、また見たい』と思う作品だと個人的に思うので、それを含めて何回も見に行きたくなる作品だと思いますね」と明かした。

初めての声優業での苦労を告白

そんな中、同作が声優初挑戦となった山下は「最初の登場シーンが、マグカップで飲み物を飲んでいるというカットから始まるシーンで、実際に紙コップに水を入れて、それで音を出すっていうアフレコをやったんですけど、そんなのってなかなかない撮影だったので、何回やってもそばをすするような音になっちゃって、すごく難しかったですね」と振り返った。

さらに、「初号試写が関係者の中だけであって、普通の映画って(初号試写の段階では)そこまで席が埋まらないんですが、この映画は全席関係者の方で埋まっていたんです。その光景に『こんなにスタッフさんがいらっしゃるんだ』とすごく緊張しちゃって。その上、案内された席が山田(孝之)さんと青山(剛昌)先生の間っていう激ヤバな席で、映画は楽しく拝見したんですけど、それ以上に手汗が止まらなくて…。すごい体験をさせていただきました」と裏話を披露して会場を盛り上げた。

ほか、登壇者が「今年、登り詰めたいこと」を発表する一幕も。山下は「『旅行を登り詰めたい』です。友達とも行くんですけれど、結構一人でいろいろな所に行くことも多くて、今月だけでも3回くらい一人旅に行っていますし、来週もヨーロッパに一人で行ったり、来月もヨーロッパに行ったりとか、めちゃくちゃ旅行に行っているんです。とにかくいろんな海外に行きたいな、と」と打ち明けて、一同を驚かせた。

◆取材・文＝原田健

毛利小五郎が20年ぶりに大活躍

同作は、青山剛昌原作の人気アニメ「名探偵コナン」(毎週土曜夜6:00、日本テレビ系)の劇場版第28作。長野の氷雪吹き荒れる山岳で白き闇の因縁の幕が上がる。

長野県警の大和敢助(声・高田)が雪山である男性を追っていた時、不意に何者かの影が敢助の視界に入る。気を取られた瞬間、ある男性が放ったライフル弾が敢助の左目をかすめ、大きな地響きと共に雪崩が発生。そのまま敢助を飲み込んでしまう。

10カ月後、国立天文台野辺山の施設研究員が何者かに襲われたという通報を受け、雪崩から奇跡的に生還した敢助と、上原由衣(声・小清水)が現場に駆け付ける。その夜、小五郎(声・小山)の元に元同僚の刑事から「雪崩事故を調査しており、事件ファイルに小五郎の名前があった」という連絡が入る。コナン(声・高山)は、元同僚と後日会う約束を交わした小五郎について行くことに。