鈴木亮平＆有村架純、兄妹役で相性の良さを実感「すごくナチュラルに気を遣い合わない関係」＜映画「花まんま」＞

2025.04.17 20:09

俳優の鈴木亮平と女優の有村架純が4月17日、都内で行われた映画「花まんま」完成披露プレミア試写会に、共演の鈴鹿央士、ファーストサマーウイカ、オール阪神・巨人、前田哲監督、イメージソングを担当したAIと共に出席。お互いの相性の良さを明かした。

鈴木亮平、有村架純はデビューした時から「『かわいいねん』って話を聞いた」

朱川湊人の「第133回直木賞」受賞作を映画化した本作は、不思議な記憶を巡る兄と妹の感動物語。大阪の下町で、早くに両親を亡くした兄・俊樹(鈴木)と妹・フミ子(有村)は、2人きりのきょうだいとして生きてきた。俊樹が高校中退して男手一つで大切に育てたフミ子の結婚が間近に迫り、親代わりとしての役目を終えようする中、敏樹にはふと不安になることがあった。それは、フミ子にある秘密があったからだった――。

本格的な共演は今作が初となる鈴木と有村。お互いの印象を聞かれると、鈴木は「まずは、すごく地元が近くてですね。隣の市出身なので、もうデビューした時から『伊丹の子がデビューした！』と思ってましたし、地元の中学校の友達からも『伊丹出身の子が最近デビューしたんやけど、めちゃめちゃかわいいねん』っていう話を聞いたんですよ」と告白。「このお話をいただいた時に『関西のきょうだいだ』って聞いて。俊樹の役が自分だったらフミ子さんの役はどういうイメージですか？と聞かれた時に、『有村架純さんとはいつかご一緒したいなと思っています』と伝えさせていただいて」と明かし「こうして叶って、僕としてはものすごくうれしかったです」と共演が叶った喜びを口にした。

さらに鈴木は「実際に現場に入る前も入ってからも、すごくナチュラルに気を遣い合わない関係でいられました。実際のきょうだいってそんなにベタベタしないじゃないですか。その距離感みたいなものを何も言わなくても初日からきょうだいとして存在できました」と述懐。「相性がすごくよかったんじゃないかなと個人的には思っています」と語った。

有村架純、鈴木亮平は「地元に住んでるお兄ちゃんみたい」

有村は「現場に入ると、本当に地元にずっと住んでいるお兄ちゃんみたいな雰囲気が漂っていました」とニッコリ。続けて「関西弁で話しかけてくださったので、壁が一切ないというか」と口にし「自分一人でお芝居に向かうというよりも、みんなを巻き込んで現場を前に進めてくれる方なんだな、というのをすごく感じて。とてもやりやすかったです。私も相性がよかったのではないかなと思っています」と鈴木との相性の良さをかみしめていた。

◆取材・文＝山田果奈映